埼葛からのお便り 感動! ありがとうございます

お世話になった埼葛のMさんからメールが届きました。

 

事前に本当にお世話になったので、感謝していますが、メールを読んで、出かけて本当に良かったな・・・と思いました。

 

感動の誕生日プレゼント、ありがとうございます。

 

こうして学びの輪が広がっていくのは、嬉しいですよね!

 

また出かけていきますね!

 

 

 昨日は遠方から我らが埼葛地区までお越しくださり、大変ありがとうございました。

 

 「学力向上」という、少々漠然としたテーマで臨んだ今回の授業研究会でしたが、T先生のお話をいただいて、改めて「学力」について考えさせられました。私自身は今回のお話で、「学力向上のために、ドリルやトレーニングを徹底的に行う、量を増やす」というのはどうなのかな、としみじみ感じました。

子どものために、と思っていることが、返って興味関心を奪ったり、子ども同士の学び合いにつながっていなかったり、という方向に向かってしまうこともありそうだな、と思いました。

 

 長期研修の時、「学力は徐々に向上するのではなく、ある機会をきっかけに一気に向上する」という話を聞いたことがありましたが、昨日またそれを思い出しました。短期的な伸び率を見て一喜一憂するのではなく、長期的視点で=それも中学3年間を超えて、高校卒業時や成人を迎えた時、更に先を見て=彼らの学びの土台を作ってあげないと、と再び感じています。数値的目標を立ててその達成に躍起になる近頃ですが、先生のお言葉通り「立ち止まって」、学力とは何かを見つめ直さないと、良からぬ方向に教育全体が向かってしまうのかもしれません。

 

今後も宜しくお願いします。どこかでまたご縁がありましたら、お話を聞かせてください。ありがとうございました。

 

 

44歳,最後の日

明日は自分の45歳の誕生日です。

 

今日,ある生徒から,「先生,お誕生日おめでとうございます!」と声をかけてもらいました。

 

「え? なんで知っているの?」

 

「書店で基礎英語3を買うときに,基礎2の先生のQ&Aコーナーも読むようにしているんですよー。その中で,先生が節分の話をして,誕生日だって書いていたのでー!」

 

なんだか,照れくさいような,嬉しいような・・・

 

ありがとう!

 

35歳から,5年刻みで自分が何をしようか,イメージをもって仕事をするようになりました。そこから2回目の節目です。

 

バックワードのイメージを持つと行動が変わりますね。自分でも,それまでの30年余りよりも,叶うことが増えたような感じがします。

 

人生経験を積んで,効果的な生き方,過ごし方をすることができるようになったからかもしれません。

 

枝葉,ミクロなことではなく,少しは物事の本質を見るようになったかな・・・

 

いや,まだだなあ・・・ 不惑は過ぎても・・・

 

 

教員生活も中間点を過ぎて,後半は自分が貢献できそうなこと,自分が好きなこと,でがんばっていけたら,と思います。

 

おじさんはおじさんでも,夢のあるおじさんでいきたいです。

 

体は衰えても,Young at heartで!

 

 

久々のインプット 「わかりあえないことから」 今の実践にドンピシャ

 

 

幸手への移動の車中で、久々に読書ができました。

 

3分の2くらいのところで宇都宮に着いてしまい、最後までは読めていないのですが、本当にしみる本です。

 

今授業で実践しているスピーチやディベートのことについても、取り扱いに注意したいな、と思うことがドンピシャで書かれていました。

 

その2つをやらせれば良い、ということではないのですね。

 

表現したくなるとき、表現方法、それは子ども一人一人が主体的に決めることであって、教師が自分の見方・考え方で都合よくコントロールしてはいけない・・・

 

しみますね・・・

 

 

 

日本語の持つ特性、日本人の言語感覚がどのようなものなのか、そしてそれらの世界の中での位置付け

 

子どもたちの学校での学びをどのようにすべきか、示唆

 

 

本当に勉強になりました。

 

 

皆さん、ぜひぜひ是非是非読んでみてくださいね!

 

埼葛中学校英語授業研究会に出かけてきました

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今日は1時間目の授業を終えて、東武線に揺られて埼玉県の埼葛地区の研修会に参加をしてきました。

 

 

takaenglishteacher.hatenablog.com

 

 

昨年10月に出かけた大宮、研修会後のお話でオファーをいただき、地区の研修会の授業参観と講評を行う、という役割です。

 

訪問したことのない場所へ出かけて、一見さんのような状況です。

 

授業の良し悪しを批評するようなことはなかなかできません。

 

そうした時、いつも心がけているのは:

 

①自分も授業者や研究会に参加する先生方とともに学ぶこと

 

②授業者の現在地点を踏まえ、その先生が次のステップで改善すべきことに気付いて、前向きに頑張る元気につながるようにすること

 

③そこで出会った先生方とのつながりを今後に生かしていくこと

 

ということです。

 

 

そのために、先方の事務局さんに事前にお願いしているのが、

 

①授業者がどんな人なのかを教えてください

 教職経験、どんなことに悩み、どんなことに挑戦しているのか

 普段はどのような授業を志向し、実践しているのか

 今回の授業公開をどんな風にとらえているのか

 

②今回の授業がどのように出来上がったのか

 授業者や学校が中心なのか

 地区の研究部が関わっているのか

 

③学校はどんなところで、子どもたちの様子はどうか

 

などです。

 

 

埼葛地区には、これまで交流をしてきたOさんがいるので、そうした状況をつぶさに伝えてもらうことができました。

こちらが欲しい、ということをちゃんとわかってくれる人の存在があることは大きいですね。

Oさん、ありがとうございます。

また、事務局のMさんも同様に下準備のお手伝いをしてくれました。感謝です!

 

教えてもらったことをもとに、指導案を読み、自分なりにコメントできそうなところを予想しておきます。

 

そうしておくだけでも、授業を見るときの視点が生まれるので、とても役に立つのです。

 

 

授業を見て気付いたことのうち、全体で共有すべきこと、授業者に返すこと、を選別しながらメモを残します。

 

授業者は四年目の先生ですから、細かいことを探していくよりも、大きな、マクロな見方で、を意識します。

 

また、授業の中で、生徒の学びの様子を特によく観察します。

 

いつ生き生きしていたか、いつつぶやきが起こったか、逆にいつ学びが停滞してしまったのか、などです。

 

彼らの様子をよく見ていると、学習者の視点から授業を見つめることができるからです。

 

 

授業を終えて、時間を見つけて、授業者の先生とも直接お話をさせてもらいます。

 

今日は、グループ討議を参加者がしている間に、授業者本人とじっくり語り合うことができました。

 

ぶっちゃけながら話しつつ、良かったところを共有し、改善のための処方箋を提示しました。

 

何よりも、授業を提供してよかったな、気づきや学びがあったな、と授業者が感じられるように、を心がけました。

 

 

最後のお話、自分自身が感じていることを思い切り伝えました。

 

 

学力向上をさせたいのは、先生サイドの思惑かもしれない

 

子どもたちは学力向上のみを追い求めて学びたいと思っていないのではないか

 

できた、わかった、と、コミュニケーションの場面で実感できたとき、本当の充実感や達成感を感じられるのではないか

 

手取り足取りに整えることは、子どもたちの学びにプラスか

 

学びの意欲が高まるのは、生徒がそのことに必然性、必要感、自己関連性、適度な自由度、多様性が感じられるときではないか

 

 

参加された先生がどう感じたのか、気になります。

 

感想、届くといいなあ!

 

 

埼葛の皆さん、今日は大変お世話になりました!

 

Oさん、久々にじっくり話せて良かったです!

 

ありがとうございます。

 

 

昔の友人に言われること

先日、高校時代の友人に会ったとき、随分落ち着いたな、と言われました。

 

大学時代の友人にも以前そんなことを言われた覚えがあります。

 

当時は、ただただまっすぐで、ギラギラしていて、自信満々だったそうです。

 

今は、できないことがあまりにも多すぎたり、苦手なことがどうにもならないことに困ったりしているくらいで、年々そうしたことが増えているのに・・・

 

当時のエピソードを思い返しても、彼らが話すことは覚えていないことが多く、自分で覚えていることは、事実を自分よりに解釈して都合がよくなっていることにも改めて気づかされました。

 

記憶って、いかに曖昧なものか、恥ずかしい思いをしながら実感してしまいました。

 

人に対しても、あまり気遣いをすることはなかったのかな・・・

 

自分が思うままに歩んでいたのでしょう。

 

 

あれから25年以上が経ち、自分の中でも、大きな変化があったのですね。

 

 

今でも、まっすぐな性格はそのままだと思います。

 

ピュアなくらい真っ直ぐです(苦笑)。

 

納得がいかないことがあると、今でもぶつかります。

 

でも、人を大事にするようになったことは、大きく変わったな、と言えるかな・・・

 

 

落ち着いたな、言われることをポジティブに感じ、これからも心の中の熱さは無くさず、進んでいこうと思います。

 

 

それにしても、どんだけギラついてたんだか・・・

 

きっと周りに救われていたんですね・・・

思い出すのも恥ずかしい・・・

 

 

 

3年間の集大成 ファイナルスピーチへの道①

さあ,3年間の集大成,ファイナルスピーチへの道,生徒たちとともに歩み始めています。

 

昨年12月21日に出された中教審答申でも,これまでの4技能から,話すことを2つに分けて,話すこと(インタラクション・即興)と,話すこと(プロダクション・準備して)とし,5領域にしていく,という提案がなされました。

 

幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について(答申)(中教審第197号):文部科学省

 

そのうち,後者に焦点を当てた取り組みとなります。

 

 

ファイナルスピーチに関しては,4月に目標としてガイダンスとして提示し,いよいよ年明けになって,英語だよりでもアナウンスし,順次進めてきました。

 

自分のテーマを決定する!

(いくつかのサンプルを提示しつつ,自由にテーマを決めてもよい,という選択肢を残す=選ぶこと=こだわりを生み出すこと(中嶋洋一先生のお話))

 

イデアマップを作る!

(総合的な学習の時間などでも生徒は活用している,自分のアイデアブレーンストーミングをすることで広げることにつながる)

 

枝分かれ図で英作文の構造を見える化する!

(つなぎことばなどを事前に配置することも含め,英作文の設計図を作る(田尻悟郎先生のお話))

 

と進めてきました。

 

これまで,ここを目指して日々の授業を積み上げてきたこともあり,どれだけできるのか,楽しみにしています。

 

いよいよ下書きを始める前に,生徒に投げかけました。

 

「これまで英作文の取組をしてきて,どんなことを学んできたかな? 3つ挙げろって言われたら,どんなことになる?」

 

彼らが出してくれたことは・・・

 

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こんなことでした。

 

ぱっと見て項目だけをチェックすると,ざっくりしているように見えるかもしれませんが,2年間ともに学んできた彼らと共有してきたことが行間ににじんでいるように見えます。

 

いいですねー! よし! これで行けそう!

 

前回3年生を担当した2年前には,かなりの量を書いてくる生徒が出て,発表会だけで3時間かかりました。

うれしい反面,長すぎるがゆえに,自分のことばにして話すことが難しいという反省が出ました。

今回は最初から短めに,でも思いをしっかりこめつつ,質を高めよう,という提案をして,2分間,A4で1枚くらい,を目安に取り組ませることにしました。

これまでどんどん膨らませて,と言ってきたので,制限するベクトルでの声掛けは初めてで,どうなるか,化学反応が楽しみですが,まずは様子を見ようと思います。

 

どんなスピーチが出てくるか,期待!

 

 

「個」を大切にすること 理屈じゃないんだ!

授業の最初の帯活動,3学期に入ってから,浜島書店のメールマガジン,じゃれマガを使った読解を取り入れています。

 

やさしい英文メールマガジン - じゃれマガ

 

3分ほどで1回分を読み,私が設定した問いの答えを探す,というものです。

 

基礎英語の活用による多聴と同じように,教科書以外の英文に触れること,そして,入試で課される初見の英文を読み解くことにおびえないよう,慣れを作ること,につながれればいいなあと思っています。

 

昨日,ある男子生徒が廊下で話しかけてきました。

 

「先生,じゃれマガ,もっと時間が欲しいんです。」

 

どうしてそう思ったのかを聞くと,

 

「訳を取っていると間に合わないんです。」

 

と答えました。

 

そうかあ・・・彼は1文1文,細かく訳を取ろうとしているんだな,と日頃接していて感じている彼の性格を思いながら尋ねてみると,やはりそうだと答えました。

 

入試を意識して少し焦ったようです。

 

限られた時間に長文を読み解くことを考えると,問われていることを先におさえて,その答えを探しながら読む,ということを考えるように伝えると,

 

「あ,そうか。やってみます。」

 

と言ってくれました。

 

次の時間(彼のいるクラスではない別のクラスでしたが),3分が短いかな,と全体に投げかけてみると,不満そうな顔はほとんどありませんでした。

 

それでも,「個」を思うと,話しかけてきてくれた彼のように,個別のケースがたくさんあるんだろうな,と思いました。

 

3分とはいいながら,毎回,取り組んでいる生徒の様子を見て,時間を延ばしたり,短くしたりしています。表向き上,3分,と毎回アナウンスしますが(笑)。

 

 

別の話もあります。

 

洋楽を歌うのも,あと何回あるだろう・・・

 

歌える歌もあと1,2曲・・・と,新しい歌を導入したときに,最後は元気に歌おうか!と呼びかけると,あるクラスでは「おー!」と声が出て,いいムードになりました。

 

別のクラスでは,

 

「先生,歌の味わい方は人それぞれだと思う!」

 

という発言がありました。

 

全くその通りだな・・・と思いました。

 

ここでもやっぱり,「個」によって考えていることが違う,ということに気づかされました。

 

40通りの個性を1人の教師がハンドリングすることの難しさを日々痛感しつつ,答えはない問い,

 

「では,どうすれば・・・」

 

の答えを探して,奮闘するだけです。

 

理屈じゃないんだよなあ・・・

 

「愛」かな?

 


Ed Sheeran - Castle On The Hill [Official Video]

 

最後から1つ前の曲になりそう・・・

Shotaへ 文教大学での授業がつないだ学びの輪

ここ数年,阿野先生にお呼びいただいて,文教大学湘南台キャンパスに1年に1度,教育実践演習の一コマを担当するために出かけています。1年前に担当した授業を一緒に創り上げた学生Shotaから,拙ブログにコメントが寄せられました。

 

嬉しいので,コメントを返すかわりに,記事で彼の質問に答えていきたいと思います。

 

Shota,よろしくね!

 

彼から寄せられたコメントです:

 

こんにちは。
去年文教大学を卒業し,英語教師としたShotaと申します。
一昨年12月に行われた英語教職の授業では貴重なご講話ありがとうございました。

教職に就いた今,定期的に先生のブログをチェックし,日々の授業改善に役立てています。
最近では,帯活動の一種として基礎英語も取り入れております。

この記事にある「書く」ことについて質問させていただきたいと思います。

 

 

takaenglishteacher.hatenablog.com

 


ここの記事にある,

「そこで,対話をさせた内容をレポートさせる形で,授業の最後に3分程度ライティングをさせ,先生に対話内容を報告するぞ,ということで取り組ませています。」

という点を,対話のやり方 から詳しく教えていただけないでしょうか。
今自分が担当している1年生で,自分の言葉で英語を書いたり読む活動が少ない状態です。少しでも先生の授業の技術を参考にし,生かしていければ,と思っております。
ご指導よろしくお願いいたします。

 

 

きっと,1年目で,授業をどうしようか,日々悩みながらがんばっているところなのでしょう。自分なりに一生懸命回答しますね!

 

 

 

Shota


コメントありがとう。ブログを読んでいてくれるのも,本当に嬉しいです。

今年も12月に文教に行って,後輩たちと一緒に授業をしてきましたよ。こうしてネットワークが広がり,つながりが生まれていることを嬉しく感じています。

 

さて,質問への答えです。

コミュニケーション活動は基本的に2人組,ペアで行っています。

授業の最初に,どんなトピックについてこれから扱っていくのか,子どもたちが自然に受け入れられるように,教師がsmall talkをします。

 

たとえば,比較級なら,自分の子どもを連れていきたい場所が2か所あって,迷っているんだ,どっちがいいかなー。と問いかけ,2か所の写真を見せながら話をしていきます。

その中に,比較級を忍ばせて,自然な流れの中で何度も使い,比較級の形式だけでなく,意味や働きが体感できるようにします。

 

「自己表現活動」を取り入れた英語授業

「自己表現活動」を取り入れた英語授業

 

この本,読んでみた? とてもいい本だよ。この中で,生徒とトピックを結ぶためには,「必然性・必要感・自己関連性・自由度」が挙げられています。自分と関係あることだ,と生徒に思ってもらうことが,本当に大事になりますよ!

 

さてさて,教師が自己開示をし,子どもを連れていく場所について話をしている中で,生徒を巻き込みながら自然とインタラクションを展開していきます。

 

インタラクションをある程度続け,生徒がトピックに馴染んだら,ポイントとなるセンテンスを板書し,どんな意味で使われていたかを推測させます。

キーセンテンスの意味が捉えられたらリピートさせて練習をし,馴染ませます。

その後,small talkから少し発展した次のトピックを提示します。

教師がモデルを示す形でインタラクションを行い,生徒と一緒に対話を展開してみせます。それが,その後のペアでの対話の伏線になっていて,こんなふうにやりとりを継続すればよいんだよ,という実演になっています。分かりますか?

 

対話のフレームを印刷して配布,ということは敢えてしないようにしています。プリントが手元にあると,それを見てしまい,相手を見なくなってしまうからです。最初はできなくても,焦らず自分のことばで語らせるようにします。

 

最初のパートナーとの対話を終えたら,パートナーを替えてもう一度対話をします。最初は隣の人,次は前後で,という感じです。このことで,最初の失敗を改善させたり,相手の発話から学んだりすることができます。

 

ここまで終わったら,机間指導で見取って,みんなのモデルになりそうなペアにデモンストレーションをしてもらいます。それに対して,何がよかったのかを具体的にフィードバックし,それを全体にも聞かせて共有します。すると,どうがんばればよいか,みんなで確認ができることになりますね。

 

この部分を話題を少し替えて,もう一度繰り返します。さっきよりも少しだけ難易度が上がるような話題にするといいかもしれません。

 

そして,最後に,ペアでやりとりしたことを書き起こす時間を取る,ということなのです。

 

伝わったかな?

 

授業を考えだすと悩んでしまってきりがないなあと思うでしょう。45になる自分だっていまだにそうですよ。

 

でもね,答えは意外と単純だったりします。

 

がんばってね!

 

自主的な集まりを継続すること

今週木曜日は地元で続けている自主的な研究会の月例会です。

 

立ち上げから10年近く経ち,参加するメンバーの顔触れもだんだんと入れ替わってきました。また,ずっと関わり続けてくれているメンバーもいます。

 

数年前一番盛り上がっていたときには,平日夜の集まりにもかかわらず,コンスタントに20名を超える参加があったときもあります。

 

一方,最近では,5~7,8名くらいで推移をしています。

 

お世話になってきた地元のことは,自分にとって本当に大切にしたいことであり,自分たちが手弁当で自主的に集まり,学び続けていることは,本当にすばらしいことだと感じています。

 

一方で,自分が担うべきことがどんどんと増えてきて,以前のように前のめりになって関われる余裕がなくなりつつあります。

 

 

自主研に来ていないから,教材研究や授業改善をする気がない,というわけではなく,日々教えている生徒たちのために学び続けている先生もたくさんいると思います。

 

しかし,忙殺されている日々の生活の中で,部活中心になったり,校務分掌でいっぱいいっぱいになったりして,授業そのものを改善することから気持ちが離れている,ということも実際起こっているのではないか・・・と思います。

 

自主的な学びが,授業改善のメイン・・・ということは,私たちの過酷な勤務環境を表していることだな・・・と感じてしまいますが,それでも,励まし合い,高め合い,支え合う仲間たちとのつながりをこれからも大事にし,発展させていきたいと思います。

 

 

この指とーまれ!

 

マイクロディベートの振り返りから

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マイクロディベートの立案やメモをした用紙と,事後に記入をしたコメントです。

 

4クラス中,一番最初に実施をしたクラスだけは,こちらのタイムマネジメントがうまくいかず,ディベートの半分くらいで時間切れになってしまっていました。

 

今日は改めて後半を行ったのですが,再開前に英語便りを配布し,初回を終えてフィードバックすべきことを共有しました。

 

ポイントは:

 

①多面的・多角的に考え,意見を準備しておくこと

 1つだけの意見では,仲間が同じような発言をしてしまうと,発言のチャンスがなくなってしまいます。また,相手の発言を受けて,反論するためにも,多様な視点をもっていることが大きなプラスになります。

 

②相手の意見を聞いて,上手にメモを残すこと

 相手の発言が長くなると,英語を聞いたまま書き残すのはかなり難しくなります。5W1Hのようなポイントをコンパクトに書き残すようにしてはどうでしょうか。メモがスムーズにできると,相手の意見を受けての反論にもつながります。

 

③発言をするときに,聞き手の存在を意識すること

 1文ずつ発言をした後に顔を上げてみましょう。相手の理解度をリアクションから確認することで,自分の意見がより一層相手に伝わります。すらすらと言うよりも,しっかり間をとって相手のメモが進むようにしましょう。

 

という3点です。

 

その後行った後半戦は,昨日と比べると,3つのポイントについてかなり意識している様子が伝わり,全体としても発言が増え,活発になったと思います。

 

ディベート,教師としても参加をしていて,本当に楽しいな,と感じました。

 

 

プロセス,最近の記事から伝わるといいです!