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ディベート授業 視聴の感想届く①

茨城県の県央地区の自主研究会のメンバーで,私を先方の研修会に招いてくれている(何度も!)Mさん,これまでもメールなどを通して学びの交流をしています。

 

Mさんは本当に熱心な方で,自主研修を熱心にしたり,子どもたちの存在を大切にしながら授業改善をしている人です。

 

今回のディベート実践について,ぜひ視聴をしたい,というお願いがあり,DVDを送りましたが,忙しい合間を縫ってすぐに感想を送ってくれました。

(Mさんは,茨城大学のHさんともつながっていることが分かりました。学びの輪!ですね!)

 

感想の中身も本当に詳細で,Mさんの真摯な学びの姿勢がにじみ出ているようです。

頭が下がります。

 

ご本人の了解を得たので,感想パート1を紹介します。

 

一緒に学びましょう!

 

 

 

まず,率直な感想です。たくさんあります。

いい意味でホッとしました。
自分の授業でやってきたこともおかしくはないぞ,と。
普段の授業を見る機会はほとんどなく,研究授業や公開授業だと,何だか見せるために作られているものが多くて,普段は???と思うことが多くて。

 

先生自身が生徒の学びを楽しんでいますね。本当に楽しそう。
生徒たちが思い思いに考えを巡らしている時,発言を聞くとき,あらゆる場面での先生の表情や声かけがすごく温かいなぁ。
それは同時に生徒たちの姿も同じで,友達を受け入れる,受容する雰囲気が素敵でした。

伝える側も一方的に自分の考えを伝えるのではなく,相手を意識した話し方をしている。

もちろん,1回目を振り返って,という部分は大きいと思いますが,日頃の先生の関わりが,生徒にも自然と浸透しているのでしょうね。


積極的に意見を述べることが得意な子がいれば,なかなか外には出せなくてもしっかり考えをもっている子もいるし,書くことは苦手でも,言葉に表現させたら周りを惹きつけてしまうこともいるし,また,その逆もあるし,学びのあり方は人それぞれですよね。

 

最近,時折疑問に思うのは,活発に活動していたらOK,見た目のアクティブさにとらわれてしまっている先生がいることです。
見た目地味でも,頭と心がしっかりと動いている・・・まずはそっちが大事なんじゃないかな,と思います。
DVDを見て改めて感じました。
積極的に挙手する子も,そうでない子も,表情がいいですね。
ワークシート見て,さらに学びが分かりました。(全部コピーしてくれたんですね。ありがとうございます。)

もちろん,それらを他者に上手く主張したり,伝えることができれば最高ですが,一朝一夕に身に付くものではないし,友達の姿から,周りとの関わりの中から,自分自身を振り返って,少しずつできるようになっていくことなのだと思います。

先生のように,上手く英語で表現しきれなかった部分をリフレーズ,リキャストしてあげたり,発言できなかった生徒に機会を与えるけれど,無理をさせるわけではなく,でも,ちゃんと見てるよって伝えることで子ども達も安心して授業に臨めるんだよな,とも思いました。

たくさんいる生徒もきちんと支えてあげているなぁ。自分はどれだけできているかな・・・?

 

先生が今日のトピックを提示したとき,自分の考えを巡らし始めている表情がすぐ見え始めました。
だれも「えー(+_+)」って困った顔していない。
自分自身に背景知識がないと,当然意見なんてもてないし,そもそも何を言ったらよいか分からないし,トピックの選定は大切ですね。ディベートに限らず,これは私も日頃まず第一に考えることです。
だから,他教科では今何をやっているのか,教科横断的に情報収集することも多いです。


自分が活躍できる場って嬉しいですね。鉄道好きの男の子,普段はどんな子なのか分かりませんが,生き生きしていましたね。
(うちの息子も小さい時から鉄道好きで,私もそれに付き合わされてきたので親しみ感じてしまいました。)


彼だからもっている情報,だから周りも新たな視点が得られて,聞きたいことが出てきて,教師側も新たな発見や気付かされることもあったりして。

 

教師が英語を使う場面,日本語を使う場面,を改めて反省?考え直しました。事前に流れやポイントを共有することは大切ですね。

 

英語だよりなどを活用もやっぱり効果的だなぁ。
生徒の作品などを共有したり,単元の話題についての背景知識をもたせるために,
前任校では英語だよりを書いていました(現任校では自分が学年担当のメインでないので躊躇しています)。

でも,「見通しをもたせる」という目的では活用したことはありませんでした。

全員にきちんと捉えてほしいことは,日本語が必要ですね。

 

 

(つづく!)

 

3年間 最後の洋楽

卒業前の授業が10時間を切り、ファイナルスピーチの発表練習をしているところです。

 

最後の洋楽を何にしようかな・・・と考えていましたが、生徒に聞いてみると、元気な歌がいい!という希望がほとんどでした。

 

そこで・・・最近の歌を探していると・・・

 

countdown.tfm.co.jp

 

中学生が好きそうな感じの曲がありません。

少し大人の・・・のような気がします。

 

そんな中、コマーシャルでも使われている・・・

 


What Do You Mean? - Lyric Video (Teaser)

 

を考えましたが、生徒たちが歌いたかった元気な感じではなく・・・

 

困っていたら・・・生徒からアイデアが!

 

 

www.youtube.com

 

少し前の曲ですが、最後にふさわしい、元気な曲です。

 

いいですねー!

 

 

2年間一緒に歌ってきた洋楽、最後まで一緒に歌っていこうと思います。

 

 

一緒にね!

ディベート授業参観の感想が届きました

 

takaenglishteacher.hatenablog.com

 

2月9日にディベート授業を参観してくれた茨城大学のHさんからの感想が届きました。

 

こちらで紹介させてもらいますね。

 

ディベートの本番だけを見ると、これまでどんなことをやってきたんだろう、どんな指導をしてきたんだろう・・・きっと、いろいろなことが知りたくなると思います。

 

今度は、途中のプロセスでどんなことをしているのか、ぜひ見に来てくださいね。

 

また熱く語りましょう。

 

21日に再び留学先のカナダに戻るとのこと、ますますの成長、そして活躍を祈っています。

 

 

T 先生

 

先日はお忙しい中大変お世話になりました。茨城大学のHです。
先日の感想をシェアさせてください。

 

T先生の授業を見て驚いたこと、感動したことは1日の中で幾つもありました。その中でも「どこまでも生徒主体の授業」であったことが一番印象に残っています。

 

私が教育実習に行った際、授業者側の生徒に身に付けて欲しい能力ばかりが先走り、結果として教師の都合の押し付けになってしまう授業が多かったことが反省点でした。(授業を進めること、単元を終わらせることに駆られ、生徒の発言を遮ってしまうこともありました。)

 

一方で、T先生は生徒主体で授業を構成し、手を挙げた人には授業の都合に関係なく必ず発言させていました。また、手が上がらないときにも強引に授業を進めるのではなく、立ち止まり、違う視点を持つ事を投げかけていました。

 

英語の授業のテクニック云々ではなく、生徒を理解してあげたい、一緒に考えていきたいという先生の姿勢が良い授業のベースにあることを再認識しました。

 

他にも英語教育に関する資料を沢山頂いたり、自分の持ってるものをオープンにしてくださることに本当に感謝しています。私もまだまだ教師の卵ですが、教師の視点も、生徒の視点も持ち合わせながら多くを吸収していきたいと思っています。今後とも色々学ばせてください。改めて先日は本当にありがとうございました。

 

ちょっとだけでも立ち止まって考えてみよう② 高校では何を学んでいるの?

 

www.textbook.or.jp

 

少し立ち止まって、の第二弾です。中3まで共に学んだ子どもたちは、高校に進んで(高校だけがキャリアプランの進路先ではないですが)何をどう学ぶのでしょう。

 

教科書を数冊手にとって中身を読んでみます。

 

コミュニケーション英語Ⅰでは、中学校の復習から入って、基本5文型を学びます。

 

英語表現Ⅰでは、聞いたり、読んだりしたことをもとに、言語材料に触れ、その言語材料について文法的に整理したり、演習をしたりしながら習熟し、最後にアウトプットをする、ような流れで学びます。

 

しかし、実際に授業を参観すると・・・

(これは高校だけに言えることではなく、小学校や私たち中学校の現場でもあることで、高校をカテゴリーとして一方的に批判してるのではありません)

 

英語を使って何かをしている・・・と言うアウトプット活動は弱い・・・と感じます。

 

即興で何かを・・・

 

スピーチのようなproductiveなものは・・・

 

英作文は結構やっているようですが・・・

 

 

教科書だけで大学入試は突破できる (英語教育21世紀叢書)

教科書だけで大学入試は突破できる (英語教育21世紀叢書)

 

 

 

中学英文法で大学英語入試は8割解ける! (アルク選書)

中学英文法で大学英語入試は8割解ける! (アルク選書)

 

 

金谷先生もこうおっしゃっています。

 

また、少し先には4技能入試へと大学入試が大きく舵を切ります。

 

それに向かっていかないと・・・

 

 

 

まずは足元で、高校の教科書を見たり、授業を見たりすることで分かることがありますね。

 

実際に高校での勤務をしたことがないので、先生方の頑張りが分からないことや、印象だけで語ることもできません。

 

中学校で・・・何か生徒たちが準備できることは・・・

実態に合わせて対応をしてあげるとすれば・・・

 

文法用語を使わない、は、しない

 

辞書を使いこなせるようにする

 

ということはすぐに意識して実践できます。

 

 

学んだことを自分で整理整頓できる、辞書を使って自立的に学べる・・・

 

そんなふうにしてあげたい、と思います。

 

英語を学ぶことの楽しさ、英語を使ってできることの広がり、伝えてあげられているかなあ・・・

 

自分もまだまだまだまだまだまだまだ・・・です・・・

 

ちょっとだけでも立ち止まって考えてみよう①

昨年末の12月21日、中教審から答申が出されました。次の学習指導要領がもうすぐ出されることになりそうですが、その骨格をなすものになります。

 

私たち教師は日々息をつく暇もないほど忙しく、自分が日々行っている授業を通して、子どもたちに何を教えているのか、いや、何を教えていくべきか、いやいや、ここしばらくの間、私が思っているように、子どもたちとともに、何を学んでいくべきか、ということを考えることがあまりないかもしれません。

 

これは、教師批判をしている、ということではなく、どの先生もものすごく一生懸命だし、子ども一人一人がわかる、できる、と思えるような授業をしようと日々努力していることは間違いありません。

 

ただ、今回の答申で示されているようなことを考えることは普段ほとんどないかもしれません。

一生懸命授業をし、日々取り組んでいることが、果たして、子どもたちが今後直面していくことに対応していくために、必要なものなのかどうか・・・

 

また、適切なのかどうか・・・省察することも大切なのではないかと思います。

 

以前の投稿で:

 

 

takaenglishteacher.hatenablog.com

 

文科省や国が根拠としていることが、果たして全て○、かどうか、という問題はあります。

 

でも、不確定な未来、予測不可能な事象、周囲との協働、など、大事になる、ということは言えると思います。

 

英語の授業で言えば、どの子も、習ったことをちゃんと身に付ける、ということで一生懸命になると、先生も子どもも、ついつい近視眼的、つまり、目の前のことだけ、でいっぱいになってしまうような気がします。

 

知識を身に付ける、ということだけが求められる、素直にただ上の人の言うことを聞いている、と言うことではもう世の中渡っていけないのです。

 

 

 

 

takaenglishteacher.hatenablog.com

 

ここでも紹介したように、平田さんのような劇作家、教師以外の人が、海外に出てみて、私たちのコミュニケーションのスタイルが、世界に出てスタンダードではない、ことを実体験から述べています。

 

身に付けたことを使って、自分の考えや気持ちを相手に分かってもらえるように伝える、相手の意図を理解する、と言うことが求められるのです。

 

ひたすら説明、ひたすら練習・・・

 

それが何に向かっているのか、教師も生徒もよく分かっていない・・・

そんなところから脱却していかないと・・・

 

大げさかもしれませんが、「哲学」にも通じることかもしれません。

 

 

時間を生み出してほしい、楽にしてほしい、一息つく暇を与えてほしい・・・とお上に求めても、制度的な改革はいつになったら実現するかは分かりません。

 

自分たちがちょっとでも立ち止まり、考えてみること、criticalに考えていかないと・・・

偉そうですが、そんなふうに思っています。

 

一人では大変です。

一緒に語りませんか?

 

 

 

 

ディベート,飛躍!

各クラス3回目のディベートを行いました。

 

今日は,以前に訪問をしてくれた茨城大学の4年生たちの仲間が,その時に来校できなかった,どうしても授業が見たい!ということで,1名,遠路を駆けつけてくれました。(Hさんです)

 

小雪が舞う中をやってきてくれたので,4クラスのディベートの授業と,最終のジャッジの役割を担ってもらいました。

(うちの学校のよさ,英語科のよさはチームワーク! 他の2名の先生も快く授業を開いてくれました)

 

Hさんは現在,大学を休学して海外で学んでいます。語学を磨くとともに,多文化共生教育,人権教育などを学びたい,と意欲的に自分を磨き,高めようとしている人です。

 

今回も,本当に前向きに,熱心に参観をし,授業が終わると積極的に子どもたちに声をかけ,授業の感想などを聞き取っている姿が印象に残りました。

 

Hさんは4年生の年齢ですが,こんな人が教育実習に来てくれたら・・・と思えるような姿でした。

(自分たちもうかうかしていられないぞ! がんばろう!という刺激をもらえました!)

 

f:id:takaenglishteacher:20170209090430j:plain 作戦タイム,いい雰囲気で協同!

 

さてさて,肝心のディベートですが,今回は,午前中2時間を,

 

Which is better to live in, Hokkaido or Okinawa?

 

で行い,午後はアクセントをつけて,

 

Which is better, Japanese food or Western food?

(朝ごはんの話をsmall talkで展開しながら)

 

Which is better, SNS or face-to-face communication?

(携帯どのくらい持ってるの? 日ごろどんなふうに友人とつながっているの?の話をsmall talkで展開しながら)

 

3時間目のディベートになり,子どもたちが躍動しました。

発言数が多くなり,相手への意識もかなり高まってきたりしました。

発言が早い友人には,みんなで笑顔で Slowly please.の声をかけて,笑いが起こる場面もありました。

 

また,発言の後に,理解確認をすることもたくさんやっている姿がありました。

発言の内容を細かく見ていくと,さまざまな視点からの意見が出るようになりました。

 

健康面から・・・ 

 

セキュリティの面はどうか・・・(米軍基地やロシアの存在など)

 

はたまた,その場所出身の有名人を引き合いに出して笑いを誘ったり・・・

 

うーん・・・すごい!!

 

 

指導者,ファシリテータとしての自分の課題は,子どもたちの発言一つ一つを受け止め,それを理解しつつ,recastしてあげること,その精度をさらに高めたい,ということです。

 

今日は,あまりにも発言が多く,さばききれずに,彼らの意図を汲みとれず,意訳に失敗することもありました。反省です。

 

 

 

一方で,普段の子どもたちの関係性,classroom securityが,中間層の発言に結びついている,いうことを考えました。

言いたいことはあるけど・・・ちょっとした勇気がわくか,わかないか,は日ごろの教室のムードや,失敗しても許される温かさ,に支えられていることを感じたのです。

 

いやあ・・・子どもたちってすごいなあ・・・

 

感動です。

 

負けないようにこっちもファイトだ!

 

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見取りとコメント Writing指導を通して

ファイナルスピーチの下書き添削をしていると,それぞれの生徒のこだわりが見えてきます。

 

今日,添削をしていると,その子の伸びや課題が見えてきました。

 

みなさんなら,それぞれの子に,どんなフィードバックを返しますか?

160枚近い枚数を1枚1枚添削するわけですから,かなりの量になりますよね。

ついつい,課題になるところについて返したくなりますか?

彼らのこだわりに触れ,こちらが触発されることはありませんか?

 

生徒個々の新しい側面を発見して,こちらが嬉しくなったり,心が動いたりすることはありませんか?

 

兵庫の稲岡先生が言うところの,「愛」の大切さって,こうしたところに出るんだろうな,と思います。

 

文法チェックや語彙指導だけ,ではなく,内容面へのフィードバックをしているでしょうか。

 

そこに,私たちのコメント力が問われるようになると思うのです。

今日読んでいた下書きには・・・

 

I like cup noodles. A few years ago, I visited the cup noodle museum. I learned a lot about cup noodles. There are many kinds of flavors. For example, chili tomato, curry and so on. Do you know that the noodle is different depending on the flavor. The noodle in curry noodle is 5 mili meters wide and the noodle in chili tomato is 4 mili meters wide.

 

のようなことが書かれていました。

 

えー? そうだったの? 知らなかったー!

 

と思ったので,文法チェックに加え,手渡しをしながら声をかけました。

 

「なんでこんなことまで知っているの? いやー,全然知らなかったなあ・・・。 なんで?」

「スープの絡みが違うみたいなんです。」

「えー? そうなんだー!」

 

こうしたことを,それぞれの生徒としています。内容が伝わった,自分のこだわりが共有してもらえた! など,彼ら一人一人にとって,つながりが感じられたときに,書いてよかった,という喜びが生まれる気がします。

 

見取りとコメント,大事にしたいですよね。

 

もし自分が苦心して書いた研修の課題,提出したときに黙って受け取られるのと,ちゃんと読んでくれたんだ,と思うようなコメントをもらったときで,どちらが嬉しいですか?

 

答えは自明ですよね!

 

ディベートを行って考えていること

各クラス2回目のマイクロディベートが終わりました。

 

ALTと相談して,いろいろなテーマを用意しました。

クラスごとにトピックを変えながら,子どもたちの反応を見ました。

 

School lunch should be introduced in our school.

 

We should wear school uniforms.

 

Everyone must join the club activity.

 

の3つです。

 

初回は教科書の学習内容にかぶせて,エネルギー問題について論じたので(ハードル高かったですかね・・・),今回は生徒の日常生活に関して,を考えて設定をしました。

 

どのクラスも,初回よりはメモの取り方,相手に対しての意見の伝え方は上手になっていましたが,やはり意見をまとめるのがなかなか手ごわいようでした。

 

授業の後で生徒たちに感想を聞いてみると,やはり最大の問題は言葉の壁,でした。

 

中3なら,多くを学び,知識を獲得して,自分ならどう思うか,という点で成長をしています。日本語で語るならば,かなり深いことも言えます。

一方,英語の知識や運用能力はそれに追いついていないので,難しいことを言おうと思っているわけではないものの,英語にするのが難しい,ということはよく分かります。

それでも意見を述べようとしているところが,すばらしい,と思いますが・・・

 

また,どのテーマを扱っても,相手の言っている意見に一理あり,と思ってしまうと,なかなか反論するまでには至らなかったり,がんばって発言してくれたものの,発言の中で最もシンプルなものに対して集中的に反論が集まってしまう,ということも起こりました。

 

なかなか難しいですね・・・

 

40人というクラスサイズも影響が大きいです。相談する時間の中では,自由に動いて相談をしてよい,と伝えたので,前回よりはムードは柔らかく,活気のある様子でしたが,それでも,1つの側の人数が20人ですから,一枚岩になるための話し合いが十分できるかと言われると,相当厳しいです。

 

人数を制限して,ジャッジをする生徒を付けて・・・ というのがよいのかな,と思います。が,今年度中にはそこまでは難しいかなあ・・・

 

テーマについては,2回分,さまざま試してみて,

 

Everyone should join the club activity.

 

のように,1つの考えについて述べるのは,難しいような気がします。

 

A is better than B. 

 

のように,二つのものを比較するような形の方が,やりやすいのかもしれません。

 

テーマが肝,になると思いますが,こちらも経験が必要なのだと思います。

 

まずはお互いに経験を重ねて,だんだんと成長していこうと思います。

 

 

難しいから,楽しいのだ!

 

 

 

ファイナルスピーチの原稿を添削していて

一人一人が思いを込めて作文をしている原稿が1枚1枚上がってきます。

 

添削をしていて感じることは,

 

・Global errorが減っていること

 

・少し前に学んで,受容的な知識でとどまっていた後置修飾が,writingを通してactiveな知識になって表れてきたこと

 

です。

 

このあたりも,スポットライトの当て方を考えると,論文などになるんじゃないかな,とも思いますが,日々の業務に携わっていると,それだけでも窒息しそうなほどで,科学的な光を当てることができない(ノウハウや余裕がないのが残念!)でいます。

 

ただ,20年以上子どもたちと英語を一緒に学んできて,体感的に伸びが感じられることは間違いありません。

 

力は,次第次第についていくんですね。

 

今回は,量をとにかく出させるのではなく,敢えて量を(ゆるく)制限して,A4で1枚,という限られた分量の中で思いを練り上げ,精選していく,質を求めるアプローチで初めて実践させています。

 

どんな発表が出てくるのか,楽しみです。

 

これから,清書,リハーサル,ipadを使ってのチェック,本番へと進んでいきます。

 

入試を間近に控えて,なかなか思いがまとまらなかったり,疲れて筆が進まないこともあります。

 

そんなときに,年度当初に分けた英語だよりをもう一度出させて,中身を読み直しました。

 

ゴールに向かっていくぞ!

 

1年後のファイナルスピーチは3年間の集大成!

 

叱るのではなく,自分で考え,判断し,行動できるように・・・

 

 

これからが楽しみです!

 

 

 

 

神戸大学附属中等教育学校へ行ってきました

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5年前に,それまであった附属学校を改編して新設された神戸大学附属中等教育学校の研究発表会に参加をしてきました。

 

公開されたのは,3年生(前期過程最終学年)と4年生(後期課程1年生)の授業です。

4年生は,高校1年生にあたります。

 

双方とも,授業者の力量がとても高く,生徒の学びの質も同じように高い,学びがいのある授業でした。すばらしかったです。

 

3年生の授業では,教科書のスティービー・ワンダーの生き方から学ぶ,ことを終えて,独自の教材を準備し,錦織圭の生き方から学ぶ,という発展的な取組を行っていました。多面的・多角的に,いろいろな人の生き方から学ぶ,というマクロな見方をしながらの単元構想です。

 

教師が用意した英文を4セクションに分け,文字を使わず,音声だけを使って学びます。

4人のグループで1人1セクション,どこを担当するかを決め,その後ジグソー学習の要領で,エキスパートグループへ集合し,4人で協力します。与えられたipadに入っている担当個所の音声を何度も聞きながら,ワークシートに準備されたブランクに,聞き取った情報を書き込んでいきます。

ここでいったんオリジナルグループに戻り,手に入れた情報をメンバーに伝え,ワークシートのブランクを全部埋める作業をしました。

 

情報が得られたら,今度はセクションごとに与えられた4つのキーフレーズをもとに,リテリングに挑戦します。再度エキスパートグループで集合をしました。

あらかじめ準備されたセクションごとのフリップ(写真が2枚ずつ貼られている)を聞き手に見せながら,4つのフレーズを使って,自分のことばでリテリングができるようにエキスパートグループの中で協力し合いながら準備を整えます。

どんな表現を使うか,リハーサルを見合って,などなど,協同学習が進みました。

 

最後に,自分のオリジナルグループに戻って,報告をする形でリテリングをし合います。

 

緻密に練られたプランが見事です。

 

 

4年生の授業では,能力別に分かれたアドバンス,スタンダードコース2クラス展開で,同じテーマについて扱う授業でした。

 

後期課程では教科書を使う学習をしていないそうです。毎回,教師が試行錯誤して準備した素材を使って,総合的な学びを展開しているようです。

(論理的に自分の考えを伝え合ったり,テキストを読み込んだり・・・)

 

今回は,テキストで読み,学んだgenderについて発展的に扱い,ディベート的な要素を取り入れながら授業が進みました。

(といっても,かちっとディベートをするのではなく,インタラクティヴに教師と生徒が語り合いながらgenderについての理解を深めていきつつ,合間にペアでの対話(pros - cons)を挟んで展開していきました。

 

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板書されているように,テーマは,

 

Is KUSS(自分たちの学校) a gender equal school?

 

です。

 

自己関連性,必要感のあるテーマだなあと思いませんか?

 

アドバンスのレベルはさすが,で,かなり早いテンポで投げかけられる教師の発問に,生徒たちは立派に反応していました。

 

板書に出ているようなことを自分の言葉で話していました。

 

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短時間で自分の意見をマッピングし,主張ができる準備を整えることができていました。

これも立派でした。すごいです。

そして,ワークシートにも工夫が凝らされ,意見を述べるにも,個人的な経験などをもとにした視点から,と,社会的な観点から,という両方を準備するようになっていました。

説得力がある意見を述べるために,後者の視点,大事ですよね。

 

よいところだけを見せる,のではなく,スタンダードコースの授業も公開しているところがまた立派です。

 

アドバンスほどではありませんが,生徒たちは粘り強く自分の考えを述べよう,としていました。

双方とも,先生が生徒の発話をしっかりと聞き,必要に応じてまとめ,言い直しをしており,生徒も,自分の発話が補われて,どのようにすれば適切に言えるのか,を掴むことができると思いました。

 

事後研究会も和やかで,英語科のスタッフの協力関係がすばらしい,あたたかい,ということが伝わりました。

 

やはり,教科の中で練り合い,学び合い,支え合うことが大事だ,ということも改めてわかりました。

 

たくさんの刺激をもらって戻ってきました。

 

明日の授業から,またがんばりたいなー,という気持ちです。

 

子どもたちとともに,がんばるぞー!