韓国で感じたこと
わ、わからない・・・
2泊3日の予定でソウルに来ています。
学年の解散前の旅行です。
今、ホテルのチェックアウトをし、空港までのシャトルバスを待っているところです。
ファミリーとして仲のよかった学年の最後の旅行、本当に充実して楽しい時間となりました。
学年は解散になっても、お互いまたがんばろう、というエネルギーが得られた時間でもありました。
さて、ご存知のとおり、韓国語はハングルで表記されます。
英語が併記されないことが多く、文字が全く認識できません。
それがこんなにストレスになるとは・・・
韓国語での会話もできないので、コミュニケーションが好きな自分はつらい、つらい。
(英語でしてはいたものの・・・)
最終日になってハングルがあふれている景色は見慣れてきたものの、わかるわけではない・・・
同時に思ったことは、アルファベットならわかるだろう!という「できること」前提でこれまで子どもたちに向き合い、教えてきてしまわなかったか、とハッとさせられました。
みなさんはどうでしょうか。
学ぶ側の子どもたちの視点で考えているでしょうか。
改めて、ていねいに、彼らの視点を大切に授業をしないと、と思いました。
それにしても、韓国の人たち、英語できますね。
話しかけるとしっかり返してくれます。
コミュニケーションの手段としての英語の力も、一緒に感じました。
学年旅行が、楽しみながら、改めて原点に返らせてくれた貴重な機会にもなりましたね。来てよかった!
明日はELECの研修会、気持ちを高めないと!
みなさんの春休み、いかがですか?
新年度の基礎英語2 出だし好調のようです!
嬉しい! 基礎2!
今日、用事で訪れた百貨店で、書店にも行ってみると、基礎英語が平積みになっていました。
毎年4月号を積むのが恒例になっていますね。
と、よく見てみると、基礎英語2が一番売れているではありませんか!
おお!
嬉しくなって、NHKエデュケーショナル、NHK出版の担当者、お二人に連絡すると、東京の大きな書店でも同じような状況だという返信が返ってきました。
おおお!
今日の朝刊には、全国各地の地方紙に新聞広告が出されたようです。
いよいよ始まるのですね!
キャラクターやストーリーだけでなく、放送そのものも聴き手の方にとって分かりやすく、学びがいのあるものになるよう、精一杯取り組んでいこう、改めてそう思いました。
頑張るぞー!!
年度末に思う ファミリーとしての学年づくり
1週間ぶりの更新です。
敢えてブログから距離を置いて、心身を休める時間を取っていました。
久しぶりに書いてみます!
*
17日の修了式の夜、学年のメンバーと、進路指導主事、合わせて8名で納め会をしました。
進路関係の会議の打ち上げや、卒業式後の会が、スタッフの家族のインフルエンザなどで延び延びになっていて、全てを合わせて一気に、ということで行ったわけですが、メンバーがみな一つになって、笑いの絶えない時間を過ごしました。
初めての学年主任でしたが、生徒や保護者の方も含めて、「ファミリー」になるぞ、と最初に宣言し、みんなで学年旅行に行くことも、その時に決めました。
生徒や保護者の悪口は言わないこと(愚痴とは違いますね。愚痴はOKでしょう)
逆サイドから物事を見ること
(生徒や保護者の思いを大切にする、彼らが何を、どう見ているか常に意識する)
メモではなく、お互いに声を掛け合って話をしながら仕事を進めること
生徒に言っている「二歩先を考えて行動」を、自分たちも実行すること
(カレンダーを共有し、そこに向かって進んで行く、共通の視点づくり)
こうしたことが一人一人の中で意識化され、お互いがお互いを支え合い、高め合った1年間だったな、と最後に再確認できました。
1つ下で右腕になってくれた生徒指導担当が、
「この学校に来て、一番働きやすかった、一番の学年主任でした」
と言ってくれたこと、感動でした・・・
これから新年度の学年所属や、担当する校務分掌などが発表されていくとともに、それぞれが所属する場所で新スタートを切ることになりますが、お互いにつくりあげたことをさらに発展させていけるよう、新鮮な気持ちでがんばっていきたいです。
また、今日は、担当する女子バスケットボール部の先輩方との交流会がありました。
4名の3年生のうち、1名は都合で参加できませんでしたが(県外の学校へ進学するため)、あたたかなムードの中で、交流試合をしました。
顧問も去年のこの時以来、1年ぶりにバスケットボールをしました。ハッスルしすぎて脚が大変なことになっています。
生徒のセンターの膝が右太ももに入って、腫れてます・・・!(ぎゃー!)
最後に3年生が手渡してくれた色紙には、一人一人からのコメントが書かれていました。
「先生は、私たちの声を聞いてくれた。わがままだったこともあったかもしれないけど、耳を傾けてくれた。だから、最後まで納得しながら取り組むことができた。」
と書かれていました。
昔の自分に読んでもらいたいような・・・そんなコメントです。
勝利至上主義で、勝つために必要なメンバーだけが試合に出るようであれば、こんなコメントは書かれなかったでしょう。
勝つことも重要ですが、それ以上に、一人一人、それぞれが成長できるように、耳を傾けつつ、思いを伝え、双方向のやりとりをしながら関わってきたことが、間違いではなかったのだ・・・と感じられた瞬間でした。
ファミリーとしての学年づくり、第1章が終わりました。
4月からの第2章、どんな1年になるでしょう・・・
その前に、もう少しだけ心身を休めてみます。
最高のファミリーだったなあ!
ありがとう!
大修館書店「英語教育」新連載を担当します
編集部から届きました!
新年度の新しい動き、その②は、英語教育の新コーナーの担当です。
Small Tips for Beginners
というタイトルで、若手教師を応援していく内容です。
英語教育雑誌の中で、こうした教師としてのあり方、身の振り方、子どもたちや同僚たちとの関係づくりの連載を担当するのはどうか・・・
ということもあるかもしれません。
若い頃、自分がたくさんの軋轢を生んでいたこともあります。
でも、編集のKさんが自分を選んでくれたことの根っこに、今、自分が同僚や子どもたちと温かな関係を築いているから、という理由があるのかもしれない、と思うと、なんだか本当に嬉しくなります。
感謝です。
一方で、いつか英語教育そのものについても綴れるような自分にもいつかなってみたいと思いますが(苦笑)!
表紙にも、「注目の新連載」と書いていただいて、やる気が出ます。
これからも少しでも若い先生方の元気につながるようなことを書いていきたいと思います。
みなさま、どうぞよろしくお願いします!
3.11. に想う
6年前、修学旅行の事前学習をしていた午後の授業、全体での集まりを終えて、各係ごとの集合場所へ移動する際、あの地震が起こりました。
全体会場を最後に出る男子2名と共に、私と学年主任の4名が廊下を歩いていました。
ある教室の前に、新聞(NIE)が毎日置かれていた長机の下に生徒を潜り込ませ、その横に私たちも入って揺れが収まるのを待ちました。
相当長い時間だったことをよく覚えています。
その後、校庭へと生徒を避難させました。まだ春も浅く、風が冷たく吹いていたこと、安全確認をしながら生徒を順次教室へと入れ、上着などの防寒着のみを取らせて再度校庭へと移動させたこと。
連絡がなかなかつかない家庭もあったものの、粘り強く連絡を続け、生徒のお迎えを要請したこと。
最後の生徒を受け渡したのは、8時くらいになっていたような記憶があります。
その後も、計画停電や日用品の不足、ガソリンを入れるのも大変だったこと・・・
体育館が被災し、部活動のためにいくつもの体育館を流浪したこと・・・
大学院に行っていた時、時間を見つけて福島の沿岸を見に出かけたこと・・・
ぐにゃぐにゃの線路を見て衝撃を受けたこと・・・
そんなことを思いながら、今日の午後の部活動練習で、生徒とともに北に向かって黙祷を捧げました。
その時に歌った洋楽も追悼の気持ちを込めたものでした。
MR.BIG / THE WORLD IS ON THE WAY
MR.BIG -The World Is On The Way - 2014 盛岡
こうして今、安心して暮らせていることに感謝しつつ、これからも何かできることを探していきたいです。
直接何かできるほど力はないけれど、忘れないこと、語り継ぐこと・・・
そんなことでも・・・
卒業前の心温まる話
私が常に心掛けていることは,自分が関わっているからこそできる「プラス1」を何事にも加える,ということです。
卒業生たちに喜んでもらえるような何かを・・・と考え,4月の時点から,サプライズをしようと思ってアイデアを温めてきました。
とはいえ,次年度以降のことを考えると,自分が何かやったことで,来年度以降もそうしなければいけないの?と,次の代に負担や迷惑をかけるようなことにならないようにしなければなりませんね。
そのため,根回しと,みなさんの了解も取り付けつつ・・・
その上で考えたのが,
この曲の勤務校バージョンの作成です。
卒業生に関わる全てのスタッフ(先生,職員・・・)に登場していただいて,ビデオを編集することにしたのです。
2月に入ってから録画と編集を続け,2月末の学年集会で放映しました。
チャイムの音から始まるこんな映像です。
それぞれの先生,職員のゆかりのある場所で,それぞれに考えた踊りや動きをしてもらうことができました。
ちなみにこれは恥ずかしげもなく踊る私です。
全員が登場する映像を真っ暗な体育館で視聴する生徒たち・・・
笑い声や歓声,驚きの声が次々と起こります。
創ってよかった・・・
生徒たちからも映像の後,大きな拍手が起こりました。
しばらく時間が過ぎて,謝恩の集いの準備のとき,彼らから提案がありました。
「私たちも例年に「プラス1」がしたい!」
そして,私たちが知らない間に,彼らも,映像を準備していたのです。
各クラスが30秒程度,それぞれに趣向を凝らした映像を準備し,それを編集したものでした。
生徒の様子は掲載できませんが,このクラスはマネキンチャレンジをし,何人かがメッセージ入りの紙をもっている映像を作成しました。
その最後に移ったのが,上の写真のようなシーンです。
うわあ・・・(涙)
こちらの思いに子どもたちが応え,時間を置いてのコラボ,になりました。
心温まる話ですよね・・・
あまりに嬉しくて,こちらでも紹介してみました。
一緒に感動をシェアできたらいいなあ・・・
それぞれの学校に,それぞれの温かなエピソードがあると思います。
こういうところって,学校の魅力ですよね。
ありがとう,みんな!!!
感動の卒業式
今日,勤務校の卒業式が行われました。
感動の卒業式でした・・・
一人一人の思いがこもった呼名への返事・・・
体育館中に響き渡る歌声・・・
涙腺の堤防が決壊し,号泣でした。
私も学年主任としてステージに立ち,一人一人の証書授与を間近で見られて,本当に幸せでした。
もろもろの対応が続き,昨夜も物思いにふけってあまりよく休めなかったのか,ステージ上で練習とは違う感覚に襲われ,幸せなのと同時に,どっと疲れが出て,長時間に耐えられるか心配になるような感じもありました。
初めての学年主任で,気持ちが張りつめていたのですね・・・きっと。
それでも,
学校は卒業式のためにある
毎日の生活は,すべて卒業式につながっている
ということを改めて実感した1日でした。
涙を流し,晴れ晴れと退場していく姿を見送りながら,そんな思いでいっぱいになりました。
卒業生のみなさん,改めて「おめでとう!」
最高の時間をともに過ごせたこと,ともに学んだこと,ともに成長したこと・・・
忘れません。
本当にありがとう!
基礎英語2 新年度 講師になります!
間も無く発売されるテキスト、予約が始まっていますね。
ラジオでは今年度の基礎英語の最後が迫り、まとめの段階に入っているところだと思いますが、今回お話をいただき、新年度の基礎英語2で講師を務めることになりました。
ええええええ!!!!
自分でもびっくりの展開でしたが、せっかくいただいたお話です。前向きに捉え、挑戦させていただくことにしました。
月に1度のペースで収録が進んでいます。
これは、昨日スタジオで収録をした際、撮影した1枚です。
詳しくは4月号が発売されたら紹介させていただこうと思いますが、マイクの向こうに教え子たちや、全国で英語を学ぼうとしているリスナーさんたちのことを思いながら心を込めて話をしています。
(テキスト原稿や、放送原稿を書くときも、もちろん同じように思っています・・・)
とはいえ、どんなに忙しくなっても、目の前の教え子たちや、学校の仕事を第一に、おろそかにしないこと、足元をしっかりと見ながら日々の生活を送ることだけは大事にします。
また、現場にいる自分だからこそわかること、できることがあるのではないか、とも思っています。
たくさんのリスナーさんがいますが、特に中学生の学びの様子を思いながら、原稿作成や収録に臨みます。
みなさん、ぜひ新年度の基礎英語2、聞いてくださいね! そして、テキストでも学んでくださいね!
改めてよろしくお願いします!
持てる力を出し切ろう! 明日、入試!
明日は県立高校の一般選抜の入試日です。
今頃、教え子たちはどんなふうに過ごしているのだろう・・・
もう眠っている子もたくさんいるだろうなあ・・・
横になっているけれど、なかなか寝付かれない子もいるだろうなあ・・・
爆睡している子も(笑)・・・
ちょうど1年前、自分の長女がその日を目前にし、緊張している様子を見て、その大変さを改めて感じたこと、今でも新鮮に覚えています。
試験を終えて帰宅し、思うようにできなかったと涙を浮かべていたことも・・・
それが一転、合格がわかって信じられないような表情を浮かべていたことも・・・
これまで、ただ頑張っておいでね、って気楽に言っていたのかもしれないことを考え直さなきゃと思ったことも・・・
明日の入試を迎えるみんなへ
持てる力を出し切っておいで!
心から応援しています。
まずはコンディションを整えられるように、ここからぐっすりおやすみね!
明日はファイトだ!
ステージ上から見た素敵な景色 感動の瞬間×158
今日は卒業式の予行でした。
予行までに練習ができる時間は
50分×4回のみ・・・
果たして予行に臨めるのか・・・
初回の練習のスタート、学年主任の挨拶で伝えたことは:
「学年の立ち上げで一緒に確認したのは、学校は卒業式のためにある、ということだったね。日々の生活は、そこに向かうためにある・・・ だから、みんなとなら史上最高の卒業式ができると確信しているよ。それ以上は何もいうことはないよ。」
ということでした。
そこからは、進行を頼んだ1つ下の1組担任に任せて見守りました。
1度目の練習・・・担任の呼名に応じる一人一人の返事が小さい・・・
「果たして大丈夫なのか・・・」
そんな思いがよぎりました。
進行役の後輩とささやき合う・・・
「どう伝えようか」
練習の区切りがついたとき、彼が語り始めました。
「気持ちが人を動かす、心を動かす」
ということをいろいろなエピソードを交えて伝えます。
ピリピリさせず、ときに笑いを交えながら、生徒の心にしみていくような話ができる・・・それが彼のすごさです。
生徒の顔が上がり、背筋が伸びていくのが背中越しに分かりました。
その後、若い担任からのリクエストで、みんなで呼名をしよう!ということになりました。
一人一人がキャラクターを生かしながら声を出します。
誰か一人でも嫌がるのではないか・・・そんな不安をかき消すように、一人一人が進行役の先生の呼びかけに応え、大きな声で「はい!」を返してくれました。
子どもたちを信じなきゃ! 一抹の不安を抱いてしまった自分が恥ずかしくなりました。
その後迎えた予行、学年主任として校長の証書授与の介添えをしました。
ステージ上から見える彼らの表情・・・
ジーン・・・
証書を授与されて、顔を上げる一人一人の表情を見つめる一瞬一瞬・・・
いやあ・・・
担任ではないけれど、この瞬間×158回を味わえて、なんと幸せなことか・・・
その後の式歌も、見事なものでした・・・
来週の卒業式当日、ステージでしゃくり上げないように・・・
いい歳こいて・・・ ねえ・・・ 恥ずかしい・・・