下半期 始まる

昨日は職場の懇親会でした。グループとなっている異校種の先生方との会でした。

 

若い先生方がパワフルな姿を見せ、それを笑顔で見つめながら、年を取ったんだなあと実感しました。

 

心は負けないぞ、と思いながらも、やっぱり叶わないかもなあ、と思わず自分で認めちゃいました(笑)。

 

プラスに考えると、落ち着いたんだなあと思えて、それも悪くないなあ、と感じています。

心が以前よりは安定して、怒りを感じたり、激しく動揺したり、は減ったかなあと思うと同時に、自分のことをメタ的に見ているなあ、とも思います。

 

まだまだかもなあ、と特に思うのは、人を認めることかもしれません。

これもずいぶんとよくなってきたと思いますが、羨ましく感じてしまったり、焼きもちを焼いたり、はまだあります。

 

また、悪気はないのですが、自己アピールを何かにつけしてしまっているように感じます。

拙ブログでも、そんなところは滲み出ちゃってるかもしれません。

不快な思いにさせていませんか?

 

 

懇親会を早々に切り上げて、後輩と久々に語り合いました。

お酒を飲まない彼なので、会うのは決まってファミレスです。

 

なかなか時間が合わなくて、久しぶりだったので嬉しかった!

国語科ですが、本当によく学んでいて、こちらがいろいろなことを教えてもらっています。

ありがたいことですよね。

 

違う学年ではありますが、お互いの存在を励みにしているんだなあと分かりました。

 

慕ってもらえているのかな。

また語ろうと言って別れました。

 

昨日は金曜日、基礎英語2の放送日です。

アプリで聞くよりも、電波に乗ってくる放送はノイズが入ることもあって、なんだかとてもいい感じです。

自分の声を聞くのはこそばゆいし、もっとどうにかならんもんかなあと改善したくなることもたくさんありますが、関わることができて、よかったなあと一人車で聴きながら感謝をしています。

 

 

あっという間に半年が終わりました。

日々、前を向きながら下半期を過ごします。

 

大宮を過ぎたグリーン車にて

 

 

梅雨のじめじめした中で・・・

梅雨の真っただ中,毎日じめじめとした湿気の中で,過ごしにくい日々が続いています。

 

授業でも,生徒がそんな重たい空気の中で,しんどそうな様子を見せることが多くなってきました。

 

もちろん,同じ人間である教師,自分も,同じように体が重たくて,しんどい中で授業をします。

 

このところ,帰宅してお風呂に入り,少し湯船に浸かっていると,くらくらしてすぐのぼせたようになってしまいます・・・

年かなあ・・・これまでそんなこと,あまりなかったのですが・・・

 

自分の心身のコンディションが悪いと,授業もなんだかうまくいきません。

自己分析をすると,自分が語る時間,自分が説明をしている時間が長~~~~くなっているような感じがします。

 

生徒たちをモニタリングするのも,なんだかいつものようにいかない感じがします。

 

ここ2,3日,そうかなあ・・・と感じています。

 

みなさんはどうですか?

 

 

15分に一度くらい,子どもたちの様子を見ながら,肩を回したり,首を動かしたり,窓を開けて換気をさせたりします。

 

また,いつもなら,ていねいなステップで時間をかけるところでも(例えば新出単語の導入など),そのテンポでやっていると墜ちてしまうので,テンポを速め,すぐに口を動かさせたり,大きな声を出させたりします。

 

また,ペアで話し合う時間をいつもよりも早いタイミングで入れるなど,彼らが一人にならない,とか,アクティヴになれたりするようにもしています。

 

 

授業は本当に生き物のようで,毎回臨機応変な対応が求められるものだなあと改めて思います。

 

いつもヒットを打てるわけもなく,どんよりした授業もしてしまい,日々反省ですが,次の授業で少しでも課題を改善できるように,焦らず,腐らず取り組んでいこうと思います。

 

 

梅雨に負けないぞ!!

 

TAZ - Teacher's Action Zone

Teacher's Action Zoneということばをきいたことがありますか?

 

結構前ですが、東京家政大学の太田洋先生から教えていただいたのですが、授業中に、教室の中で教師がどのように動いているか、その動線を表しているそうです。

 

机間指導をすることなく、教壇に留まって一方的に知識を伝達するようなことは、今やあまりないと思いますが(うーん・・・実のところはどうかなあ・・・)、子どもたちがどんなことをつぶやき、どのように学んでいるかは、近くに行って体感しないと分からないのではないでしょうか。

 

ビデオに撮って自分で見直すと、一目瞭然ですが、そこまでしなくとも、授業後、振り返ってみると自分の癖や特徴がよく分かります。

 

最近は、授業中に自分の動きを客観的に捉えるようにしていますが、自分では、右から反時計回りに机間指導に入る癖があるな、ということに気づきました。

 

左の廊下側の子どもたちのことを、右側の窓際の子どもたちと比較すると、モニターするのが少なくなっているのかもしれないぞ、と思って、左の子どもたちの様子をできる限り見つめたり、真ん中あたりの子どもたちの様子も見つめたり、そんなことをしています。

 

とはいえ、完全ライブの授業、誰がどんなつぶやきをするか、は計算できません。

 

どの子がどんな顔をしているかな、と遠くから近くまで、よくモニターしながら授業をしようと努めています。

 

 

みなさんも、自分のTAZ、気にしてみてください。

 

新たな気づきがあるかもしれません!

 

提出物の状況が変わる! 教師生活で初めて!

f:id:takaenglishteacher:20170627102041j:plain 一回でワーク提出完了

 

 

今年度は10年ぶりに1年生の担当となり,手探りの中での授業改善が続いています。

 

3年間を縦のラインで考え,3年生で自律的・自立的な学習者になっているように,と考え,辞書指導や宿題の扱いなどについてもこれまで以上に工夫をしています。

 

辞書指導も,辞書を机上に置いて使いたくなるような工夫を,と思い,例年通りではありますが,未習語を敢えて授業に登場させ(なんでもかんでも,ではなく,インタラクションの中に組み込んで,場面と新語をリンクさせる工夫をしています),英和で引いてみる,表現したいことが出てきたら和英で引いてみる,という工夫をしています。

 

でも・・・宿題の取組状況については,なかなか改善させられない自分がいました。

 

考えてみれば,辞書のように,宿題をしなきゃ,と思うような状況を作っておらず,まかせたまま,になっていたのです。

 

そこで,秋田のO先生の実践から学び,教科書の内容理解で1セクションが終わったら,それに対応するワークブックのページを宿題にし,次の時間の冒頭に,そのページを短時間でも必ず使うようにしたのです

 

1年生なので,音声指導と絡め,答えをよい発音,イントネーションで読んでいく,だけです。

 

それでも・・・

 

今回テストが終わって,範囲を指定した部分のチェックを,と回収してみて本当にびっくり! ほとんどの生徒が提出をすることができました。

 

おおおお!!!

 

こんなにワークが提出され,一気に集まるとは・・・・

(これまで自分は何をやってきたのだ・・・)

 

やはり,生徒サイドから見ると,授業が変わりますね。

 

本当に勉強になりました。

 

 

O先生,本当にありがとうございます。

 

 

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気が付くと・・・ アクセス数が190.000となりました。

 

ツイッターなどで拡散することなく,かつ,英語教育や学校生活に限った内容で,こうしてみなさんがアクセスをしてくれていることに驚きと感謝の気持ちでいっぱいです。

同時に,ブログという媒体の特性として,一方通行の流れになりながら,気持ちや心がつながっていることが感じられるのは,本当にありがたいです。

 

これからもどうぞよろしくお願いします!

 

メンテナンスが大切

車の車検をしました。

 

3年で1回目、そして2年が経って2回目の車検でした。

 

戻ってきた車は外も中も綺麗になっていて、運転をしても、ハンドルやアクセル、ブレーキのフィーリングがよくなっている感じがします。

 

やっぱり、メンテナンスって大事なんですね。

 

 

今日は末っ子の授業参観で半休を取ってダッシュで帰宅し、着替えてから小学校に行きました。

 

社会の授業を一生懸命受けている娘の姿を見ていて、よかった、と思いながら、気が遠くなりそうになる自分がいました。

 

行き帰りは、小学校に車を乗り入れてはいけないので、歩きでしたが、帰り着くと、こめかみのあたりがクラクラするような感じがして、気分が悪いのです。

 

横になったものの、なかなかよくならず・・・

 

 

うーん・・・

 

自分のメンテナンス、しなきゃなあ・・・

 

そんなに追い込んでいる感じではないと思っていたけれど、6月は週末も含めほぼ無給です。

 

教員の働き方改革について話題にはなっているものの、私たちがいるような末端まで行き届くようになるには、一体何年かかることやら・・・

 

 

夜になって少し落ち着いてきて、よかった・・・

 

 

明日もジメジメ、暑そうです。

 

ファイト、自分!

ひと・もの・こと を授業に持ち込む!

今日の授業は、How many -s do you have?を導入し、複数形を活用して自分たちの持っているものについてやりとりをしました。

 

教師の自己開示をからめて、前日にイメージしたのは・・・

 

「よし、実物を持ち込もう。」

 

ということでした。

 

自分が気に入っている持ち物、

 

時計3つ,

 

肩掛けのショルダーバッグ3つ,

 

 

What's inside this plastic bag?

It's something special.

It's my favorite item.

What is it?

 

ということで、時計やバッグを実際に1つずつ見せました。

 

How many watches do I have?

Try to guess!

 

I have a watch.

I have two watches.

I have three watches.

 

のように導入していきました。

 

子どもたちを話題に引き込むために、

(数だけではインタラクションとしては広がらない)

 

 

「総選挙!」ということで、

 

どれが一番かっこいいか,

どれが一番高いか,

 

などとやりとりをしていきました。

 

Which is the coolest?

 

Which is the most expensive one?

 

もちろん、未習のことです。

お金のゼスチャーを手でしながら、

その手を天井に向かって持ち上げていきながら話しました。

 

また、coolは、ビンゴでも導入して、なんどもインプットしているので、

生徒たちは想像して理解しているようでした。

 

How much is this?

 

は、子どもたちが笑顔で反応していました。

夢中になって習ったばかりの数字を英語で言いながら、です(笑)。

 

小学校外国語活動を経ている子どもたちのすごさが、そうしたところだと思います。

 

こうして、コンテクスト重視で、自然に英語を使っていきます。

 

その後、

みんなはいくつ持ってるの?

持っていたら,

何色? どこの時計?

など,問いかけました。

 

How many bags do you have?

 

What color is it?

 

Is it a G-SHOCK?

 

 


その後,ペアで,ペットの数,ミュージックプレーヤーの数,
そしてそこに入っている曲の数,などを話し合わせました。

なかなか盛り上がりましたよ!


ひと・もの・こと、持ち込んでみませんか?

 

 

自己関連性・多様性・必要感・必然性・適度な自由度・・・

 

持たせることができると思います!

 

同僚から声がかかる嬉しさ

公開研究会の反省会で,他学年の男の先生方があいさつに来てくれました。

 

「いやー,なかなか話すチャンスがなくてー。話したかったんですよ!」

 

それまでにも,

 

「一緒に飯どうすか? 話がしたいなって思うんですよ。」

 

と,後輩から話をもらうなど,今の職場に来て,嬉しいことが出てくるようになりました。

 

若い頃,尖って,ピリピリして,孤立していた自分が,ここまで落ち着いて,仲間とつながれるようになったのか・・・と思うと,格別な思いです。

 

 

同時に,研修会で出会った方とのつながりが続いたり,まだ訪問していない地区の先生からお声をかけていただいたり・・・(涙)

 

嬉しいなあ・・・

 

まだまだ人として未熟な自分ですが,みなさんとかかわり,つながりながら,成長していきたいです。

 

 

ありがとう!!

公開研究発表会の授業を参観してくれた仲間から

みなさん、お疲れ様です。

 

いやあ・・・きつい・・・

厳しい・・・

しんどいですね・・・

 

体がポンコツになりそう・・・

 

そんな中、同じ市内で働いている仲間、Kちゃんから感想が届きました。

嬉しい・・・

 

こうしたことで元気をもらって、自分は頑張れているんだなあ・・・

と、改めて感じています。

Kちゃん、ありがとう!

 

Kちゃんの振り返りから、みんなで学びましょう!

 

 

T先生

 

いつも大変にお世話になっております。
先日は、公開研、ありがとうございました。おつかれさまでした。
振り返りを、と思い、連絡させていただきました。


いつも通り、T先生のあたたかさと、こどもたちへの思いが溢れている授業で、見ていてなんだか安心しました。
やりとりを重ねていきながら、こどもたちの表現が豊かになっていき、場面設定から、こどもたちが話したくなっていく様子が見てとれました。
また、こどもたちのことを普段からよく見て知っているなあ、ということもやりとりの中から感じました。


○参考にさせていただきたい点

・あたたかな雰囲気で、こどもたちも安心して失敗できる、どんどん発話させる
・文法事項や単語に縛られ過ぎず、豊かに英語を聞かせている
・こどもたちが興味をもって、自分のことをつい話したくなるような場面設定、やりとりのしかた
・こども自身が答え方を判断し、自分の立場で話すような発問のしかた
・わからない単語に出会ったときの共有のしかた
・話を継続するための道しるべの示し方(R C Q)
・リアクションも含めて「聞いている」姿勢
・答えを探しだして考えている間の待つ時間の確保

 

たくさんのエッセンスがあり、とても参考になりました。
特に、こどもの考えや気持ちの引き出し方、安心して発話できる環境、発表を認めるやり方など、参考にしたいです。
BINGOのやりかたも、ただ単語、ではなく、どのように文の中に入って使われるかもふまえつつ、英語を聞かせる機会にしていたのはなるほどと思いました。
また、単に好みを聞くだけでなく、投票のようにすることで、より自分はこうだと言いたくなっていたと思います。ほぼ全員が前のめりになって授業に入り込んでいました。
写真やrealiaを取り入れることで。こどもたちの興味も理解も深まっていました。視覚教材はこどもたちにとってもいいものですね。
うまくいかなかったペアに対して、「巻き戻し」でもうワンチャンスあげるやり方もやさしさがあってほほえましかったです。称賛も本人たちの自信になりそうです。
あとは、形式だけでなく、ことばをつかう気持ちや場面を大切にしている様子が、自分には足りないなあと痛感しました。


○聞いてみたかった点

 

・多くの生徒が辞書を自然に扱っていて素晴らしかったです。辞書指導は、いつ、どうやって、どのくらいやられているのでしょうか?
・生徒同士の活動になったときに、どのように生徒をmonitorしているのか(これ自分苦手です)、なにに気を付けているのか

 

4月の半ばに辞書指導をしました。
1時間を使って辞書について学んだよ。

日頃の宿題として、教科書の内容理解の時間の前の宿題として、新出単語の意味調べがあるよね。

その時に、教科書の単語リストを使うことを禁止して、必ず辞書を使わせ、アスタリスクが多いものは、例文も載せて来るように言っています。

また、授業の中で、基礎英語をやったり、インタラクションの中で意図的に未習語を使い、それを辞書で調べてみよう!という時間を作っています。

公開研でも、まさにそんな時間がありましたね。

あれは意図的に作ったのではなく、生徒のつぶやきに、「苦い」という言葉が出て来て、辞書で調べているのを見たので、「これは!」と思って全体に広げたのです。

このところ、こうした出来事が数多く出て来るようになりました。
教師として、普段からの意識が高まって、その瞬間を逃さないようになって来たのかな、と思っています。

普段から使うチャンスを作ることが大事ですね。

今日は、面白い、を和英辞典で引いて見ました。

いろいろな面白いがあることに気づいて、嬉しそうでした。

 

モニター、ですが、あまり難しくは考えていません。

どんな話題を取り上げているのかな?

どんな言葉を使っているかな?

みんなのモデルになりそうなペアはどこかな?

どんなことにつまづいているかな?くらいでしょうか。

でも、一気に話しているので、モニターはすごく難しいです。

指名して、代表で話した時に、出て来たことを元に、全体でシェアすることを考えたり、その子に次に頑張って欲しいことをフィードバックしたりしますね。


どうでしょうか?

 

 

○自分だったら…


・最後のwritingの場面で、3分間とって書き起こしていましたが、「相手意識」を持たせるために、先生に自分なりのリラックス方法を伝えるために書く、などの設定はどうか。(長期スパンで見るとずれるのかもしれませんが)

 

1年生にとって、この時期に書くこと、
さらにはまとまったものを書くことは
かなり難しいことはKちゃんもわかっていると思います。

今は、「量」を目指して、どんどんと書き起こすことをする段階だと自分では考えています。

2年生、3年生となっていくうちにKちゃんが言っているようなことを実際にさせますよ。

1年の今、直接話法しか書けない、Iを主語にしたものがほとんど・・・で、先生に伝える、のは至難の技ではないかな?と思います。

Kちゃんなら、具体的にどんな英文を書かせるイメージかな?ぜひ参考にさせてください!

 

 

今回もありがとうございました。
また今後とも、学ばせていただければと思います。

公開研究発表会 終了!

例年を100名近く上回る参加者のあった公開研究発表会、大盛況のうちに終了しました。

 

英語科にも、50名近い参加がありました。

教室を取り巻く参観者の数に飲まれそうな1年生の緊張感が伝わるオープニングでした。

 

以前、長野の友人Kさんが送ってくれたビデオとメールを思い出します。

 

研究授業の指導者に田尻悟郎先生をお迎えしたこともあり、百人近い参観者がライコウし、生徒たちが本当に硬くなってしまったとのこと。

 

授業中に田尻先生がKさんに耳打ちし、子どもたちをほぐすように話したそうです。

 

そんなKさんとのやりとりがフッと思い出され、子どもたちをいつものようにリラックスさせられたら、と思って語りかけました。

 

とはいえ、自分自身も飲まれそうになり、大事な生徒の名前が自分の中からハッと抜けてしまった場面もありましたが(苦笑)・・・。

 

授業の中心はやはり、生徒たちとのやりとり、インタラクションです。

 

即興での対話力を伸ばすために、教師と生徒、生徒相互が即興でやりとりを繰り返しました。

 

1年生でも、最初からそうです。

 

ゴールが、1年後、3年後に即興での対話ができることですから、一点突破、終始一貫、です。

 

とはいえ、中学生、それも1年生ですから、できること、できないこと、があります。

 

気づきを促す工夫、できる限り多くのインプット(モデル)、仲間の良さから学ぶ、などを散りばめて授業が進みました。

 

当日は、基礎英語2のプロデューサー、ディレクター、編集者の3名のファミリーも駆けつけてくれ、本当に嬉しかった!!です。

 

また、昨年担当した教育実習生も来てくれました。

 

早速届いたそうしたファミリーからの振り返りを紹介しますね。

 

それにしても、子どもたち、よく頑張ってくれたなあ・・・

 

嬉しい!!

 

みんな、ありがとう!!

 

 

【基礎英語2編集者さんより】

 

T先生

今日はありがとうございました。

生徒さんたちの楽しそうな表情が印象的で、
英語の授業というのはコミュニケーションを学ぶことなんだな…とあらためて実感しました。
生徒さんたちにとって安心してトライ&エラーができる、
すばらしい場ですね。

T先生の生徒さんへの愛情がひしひしと伝わってくる授業で、
生徒さんたち、みなさん素直で本当にかわいらしく、
見学させていただいているこちらも頬がゆるみっぱなしでした。

授業の中ではR・C・Qの実践が印象的で、

(R=Reaction、C=Comment、Q=Question、で、アイコンとして示していた。対話を継続するために、聞き手が行う反応をわかりやすく示している。)


会話の組み立て方をシンプルに身につけられることにちょっとした衝撃を受けました。
また、身近な話題が授業の題材になっていた点には、とても納得感がありました。
だれにとっても話せることや話したいことがあるという設定は大切なんだなと思いました。
(わたしが中高生のころの授業は、環境問題や架空の留学生などをとりまく物語が授業の題材だったりして、リアリティがあまりなく、授業中はいつも静かでした…)

その後のグループワークにもお邪魔させていただき、
どうもありがとうございました。
現場の先生方がどのようなことに尽力されていて、
どのようなことを試行錯誤なさっているかなどを直接うかがうことができ、とても参考になりました。

 

 

【基礎英語2プロデューサーさんより】

 

T先生

今日はありがとうございました。
先生の授業を拝見できて、大変勉強になりました。
のびのびとした生徒さんぞろいでさすがだなあ、と感じていたのですが、
あれでも緊張されていたのですね^^

今日の授業を振り返ると、相手のことを考えながら話すべし、
という教えがとくに印象に残っています。
コミュニケーションの基礎ですが、英語になるとできなくなってしまうのが不思議ですね。

そういえば、帰社する途中の渋谷駅にて、
わたしの前をゆく中年女性が外国人から英語で道をきかれていたのですが、
なんとその女性、外国人を完全に無視してすたすたと歩いていってしまいました。
言葉ができないからといって、相手のことを考えるのまでやめてしまうのは、
本当によくないことですねー!
(※その外国人には私が道を教えました。)

また授業見学にいかせてください。
どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

【昨年度担当した実習生より】

 

T先生へ

こんばんは!Tです。

昨年の教育実習では大変お世話になりました。
本日の公開研究会にてお会いできてとても嬉しかったです。

本日はT先生、S先生の授業を公開してくださってありがとうございました。
現場に出向くことで得られるものがたくさんありました!

今日、お二人の授業を見学させていただき、感じたこと・疑問に思ったことを伝えるためにメールしました!

①:1年生 T先生

授業を通して、T先生の作り上げる雰囲気(生徒もにこやかで暖かい雰囲気に感じました。)を感じることができ、普段から生徒と深く関わっているのだなと思いました。授業が始まる前にも生徒に話しかけてコミュニケーションを取っていたことも教室の暖かい雰囲気を作り上げていくうえで大切だと感じました。

思考を深めることを通した「発信力」の向上が研究テーマでしたが、発信するためには伝える相手を意識してコミュニケーションを取ることが大切だと僕は思います。生徒が先生に「What do you do in your free time?」と質問した時、「もっと先生のことを思って質問してみよう!」と声掛けしていたのは伝える相手を意識することの大切さを訴えかけているのだなと思いました。

T先生の授業を見ると、先生は「間」を上手に使っているとも思いました。実習中、僕は沈黙の時間が怖く、生徒に対してサポートをしてあげなくては...。と思ってしまいました。ですが、T先生はそういった沈黙の時間も待って、生徒自身が引き出すのを待っていましたね。先生は教えすぎず、待つことも重要だと思いました。

洋楽、封印したのですね...!(先生の選曲、ちょっと楽しみにしてました...!)

1つ質問があります!

辞書を開く指導は普段から行っているのでしょうか?1人の生徒が「苦い」の意味を調べていて、その後全体で共有しましたが、みんな辞書を引いて調べていましたね。1年生の6月で辞書を用いて単語調べする生徒たちにはとても驚きました!すごいなぁ...と。

 

>Tくんへの返信より:

 

  辞書、びっくりしましたか?

  4月にガイダンスして、使っています。

  ポイントは、未習語などを意図的にインタラクションなどに組み込んで、気になるので調べる、ということや、

  話したいけど分からない、ということに、自分で調べさせる時間を作ること、

などかなあと思います。

  子どもって、場を与えると、どんどん動きますね、すごい!

 

 

②:3年生 S先生

帯活動の「Any news」の活動を見る前は「自由度が高すぎて生徒たちも話すのを躊躇してしまうのかな...。」と思いましたが、さすが3年生でしたね。1年生、2年生での活動が積み重なって即興での会話も続く姿が多く見られました。

現在完了を使って韓国の友人に栃木のおすすめの場所を伝える活動では、実際に韓国の家族のビデオを流すことで、伝える相手が実在することがわかり、生徒もおすすめの場所を紹介する必要性を感じることができたと思います。

4人のグループ活動では2人の会話を2人が見ている形態をとっていたのは初めて見ました!2人が近くで見ていると、会話をしているペアも緊張感をもって会話をすることができますね!ぜひ取り入れていきたいと思いました。

T先生・S先生の授業どちらにも見られたのですが、発表した後、ペアの良い良かったところを全体に問いかけて、共有していたのはクラスのみんな全員で対話力を向上していこうとする気持ちがうかがえました。生徒同士で学びあうことで生徒自身で成長していくことができますね!

今日は現場に出向くことの大切さを感じることができました。座学では味わえませんね!
本日は公開研究会を開催してくださってありがとうございました!

 

授業訪問をその時だけで終わらせない

どこかに出かけて授業参観をさせていただいて、その後どうするか、はとても大事なことですね。

 

多くの場合、その時は刺激を受けて、考えを巡らせますが、それで終わってしまうことも少なくないのではないでしょうか。

 

一方、授業改善に真摯に向き合っている人は、その気づきや学びをそのままにしない、というのが、全国のいろいろな先生と関わっていて感じることです。

 

そんな一人は、新潟のM先生です。

 

なんどもなんどもビデオを見返して、時間差をつけて気づきや学び、疑問を書き起こされます。

 

その眼力といったらすごいです!

 

 

そして、もう一人は茨城のK先生です。

 

K先生は同世代の先生ですが、その思考の深さは私の何倍も、だと思います。

 

先日授業参観に来てくれたのですが、そこで撮影したビデオを使って、地元の仲間たちと研究会をしてくれました。

 

送ってくれたメール、すごいです。

深いなあ・・・

 

送られた写真とともに紹介します。

ぜひ、学びの参考にしてくださいね!

 

K先生、本当にありがとうございます!!

心から感謝しています。

 

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来週は総体の地区大会が控えるそんな中,ちょっとこじんまり7名で,定例の自主研を行いました。
先日参観させていただいた授業を,「インタラクションから教科書の内容理解まで」にポイントを絞って,さっそくシェアさせていただきました。

 

写真は,参加者の気付きを整理したものです。
せっかくなので,フィードバックさせていただきます。
中央にラインや,右にTの文字が残っていますが,最初に概念化シートを活用した消し忘れなので,そこに意味はありません。
今,見直すとなんでここに貼ったかな?と思うもののあるので・・・上手く整理されていないかもしれませんm(__)m

 

ホワイトボード・・・私の乱雑な文字でごめんなさい。
ピンクは「よい点・参考にしたい点」,黄色は「疑問に感じた点」です。


付箋紙の文字までは見えないと思うので,以下に書き出しますね。それでも分かりづらいかもしれませんが・・・。


***ピンク***


<授業で一貫したTopic ~(生徒が)気付かぬうちに繰り返されている(身近なことを入れる⇒生徒が内容を想像できる⇒気付き)>


・基礎英語Dictation→教科書本文Listening スペル確認
・帯活動とメインの活動がしっかりリンクしている(ex. 基礎英語:名前とつづり→本文:Kate Wood)
・話す準備としてTopic+α 聞く準備としてQuestions(リスニング)ポイント
・帯活動のTopic→自校の先生についてのインタラクション→教科書へ 話題につながりがある
・Teacher Talkによりたくさん例示
・多様な言語材料

 


<聞く→文字との関連→意味>


・new wordsや本文 CDを聞いている時,指でなぞらせている。
・1度目は音に集中させるためにListen Only
・New Words listen(指でおわせる)and repeat
・まず聞く


<支援>


・ピクチャーカードを有効に使っている。未習語も分かりやすい。
・ピクチャーカードを最初から用いず,近くの生徒とALTについて確認した後に用いてたのは良かったかもしれない。(相談タイム)


<Classroom English・Teacher Talkがinputになってる>


・Classroom Englishはやはり英語でやるのが良いと再認識できた。パターンプラクティスではない,英語のやりとりに意味がある。
・先生の英語でのinputの幅の広さ(様々な言語材料をカバー)生徒が話したくなるトピックを(その場で)選んでいる。

Teacher⇔Student(model)

Student⇔Student

Teacher⇔Student(sharing)
発表(発話)へのstepづくり

授業の流れによる安心感
・学年の先生→Ms.Wood
・本文の内容をペアで確認

 

<学習スタイルづくり>


・子供たちの聞く姿勢 誰が話をしていてもしっかりと聞こうとしている。
・全体の雰囲気がとてもいい よく聞き,よく反応している。
・生徒の反応がとてもよい 友達の話もしっかり聞いて英語で答えようとしているのはすごい。


<即興性を育てる下地>


・帯活動"Please tell me"  (多少日本語混じりでも)impromptu speechができている。
・先生とのやりとりができている。
・Whyに対して,知っているもので伝えようとしている。
・話したいことを伝えるために自然と辞書を活用するなど,自力解決を試み,会話をつなげようとしている。

 

 

***黄色***( )内は私の声です。


・ALTとのセクションなので,ALTと一緒に授業を進めては。
(ALTが常駐していないそちらの現状を分からない状態で書いていますのm(__)m)
・ALTについて聞き取るポイントが2つだけだったが,聞き取れた情報をできるだけたくさん書かせてもいいのでは?

・ICTの活用
(ピクチャーカードよりも見やすく,スムーズに提示できるのでは?)
・学習形態がペアのみ
(実際には,相談タイムで多くの生徒と関わったり,一斉に見えてもクラス全体が関わったり,学び合う姿はたくさん見られていました。)


<課題の明確化>
・授業のgoalが何なのかはっきり分からない。
・板書構成(授業の流れ)