今年度最後の授業を終えて②
続いての授業は、ファイナルスピーチの最後の発表でした。
残った10人くらいの発表でしたが、最後にふさわしい、素晴らしいものでした。
原稿はあるものの、どの子からも、自分の言葉で語ろう、という思いが十二分に伝わってきました。
また、それぞれの個性が弾けるような、こだわりのある内容ばかりでした。
電車が大好き!
洋画MARVELが大好き!
自分のお気に入りのボーカロイド!
いつも楽しんでいるYoutuberについての熱い想い!
そんな姿を見た参観者の方も:
1-■のファイナルスピーチも、一人のオーディエンスとして楽しく拝見させていただきました。生徒さんがみんな個性豊かでキラキラしていました!みんなダイヤの原石ですね。この子たちが3年生になったときは、いったいどこまで成長しているんだろうと、とても楽しみです。
私も先生がおっしゃっていた「彩豊かな英語」を目指して、今後も頑張りたいです。
と書いてくださいました。
1時間があっという間に過ぎ去ってしまうような、そんな不思議な感覚を覚えました。
この授業が1年間のvery lastだったので、感慨もひとしおでした。
なぜなら、このファイナルスピーチでそれぞれの生徒が自己ベストが出せるように・・・ということを目指して授業を創ってきたからです。
2年生担当、3年生担当の同僚も同時に参観をしてくれたのですが、1年生の発表を見て、驚いていました。
2、3年生もうかうかできない! すごい!という感想、自分のことではなく、子どもたちが褒められたのに、ものすごく嬉しくて、誇らしかったです!
みんな、やったね!!
これからの教え子たちの成長がますます楽しみに感じられ、1年間の授業が閉じられて、本当に幸せでした。
ありがとうー!
今年度最後の授業を終えて①
今日は、今年度最後の授業がありました。
昨晩、自分のこのところの授業を反省して投稿をしたところでしたが、今日は、そのことを意識した部分を取り入れよう、でも、自分がこれまで子どもたちと紡いできたことはそのまま大事にしようと思って授業に臨みました。
2クラスの授業がありましたが、1つ目は、いつも行っているコミュニケーション活動の授業でした。
過去形の総まとめ的なトピックを、と言うことで:
①Did you eat breakfast this morning?
What did you eat?
②Where did you go last weekend?
What did you do there?
の2つを考えました。
導入部分では、先週金曜日に遊びに来てくれた3年前の卒業生が持って来てくれたお土産を使いました。過去形をふんだんに盛り込んで、Small talkができると思ったからです。
教え子は、池井戸潤さんの「陸王」にちなんで作られた陸王まんじゅうを持って来てくれたので、それを話題にしました。
子どもたちの食いつきはよく、トピックシェアリングができました。また、過去形を盛り込んだので、たくさんの動詞の過去形を聞かせることもできました。
今日は過去形を使うぞ!と言うイメージができたところで、反省を生かした習熟の段階を取り入れました。
1学期に使っていたアクションカード(たくさんの動詞を導入する絵カード:動作がたくさん絵で示されていて、裏面にフレーズが乗っています。例:visit Kyoto, come to schoolなど)を使って、それを過去形に直してかるた取りを小グループでしました。
盛り上がってしまうと、ゲーム性ばかりが高まり、楽しんだものの身にならない、と言うこともあるなと感じたので、終わった後にリピート練習もしました。
その上で、先ほど紹介したトピックを使ったSmall Talkへと進んだのです。
今日は、先日伺った埼玉県鴻巣市から2名の先生が来校してくださっていたので、参観者にこの授業がどんな風に映ったのかを紹介します。
メールを送っていただいて、ブログ掲載の了承を得たものです。
T先生へ
本日は学年末のお忙しい中、また今年度最後の授業という貴重な機会に授業を参観させていただき、本当にありがとうございました。
1-●の授業では、普段の授業の進め方を見せていただきました。
生徒さんたちが本当に楽しそうに授業を受けている姿が印象的で、(特に先生とのやりとり)「間違えても全然OK!」というような温かい雰囲気が、私自身とても居心地よかったです。
教師がいくら「間違えてもいいんだよ」と言ったところで、生徒が安心できる環境がなければ、思い切って英語を使ってみようという気持ちにならないよなぁ。。。と我が身を反省しました。
他にも、自分には「待つ」ことや「すぐにフィードバックしてあげること」が足りなかったな、と気づくことができました。T先生には、「熱」がある、とほめていただき嬉しかったのですが、来年度は先生のような「柔らかさ」「しなやかさ」も出せたらいいなと思います。
ここで触れていただいた通り、温かさと子どもたちとの一体感こそが、自分が大事にし続けて来たことなので、それが最後の授業でも自然に表れたのだと思うと、素直に嬉しかったです。
間違うことを恐れず、手を盛んに動かして言葉をひねり出そうとする姿、対話を継続しよう、発展させようとする姿がここそこにたくさん見られたように私自身も感じられました。
今日の対話の様子を観察していると、習熟の段階が効いたのか、「過去形」の使用に関して、意識が高まっていたと思います。
前回1クラスで実施した対話パフォーマンスを録画した時のような、そもそも過去形が使えないと言うグローバルなエラーはほとんどなかったように感じられました。
授業改善、ちょっぴりできたかな!と思うと、嬉しいです。
最後の最後、参観者の方にも届く形で、温かな授業ができて、しみじみ・・・
よかったです!
子どもたち、本当にありがとう!! みんなの姿から、また大きな1つを学ばせてもらったよ。ありがとう!
感謝の気持ちでいっぱいです。
今年度最後の授業・・・24年目が終わるけど,まだまだ授業が下手だなあ・・・
いよいよ明日,今年度最後の授業があります。
1年間はあっという間だったなあ・・・
10年ぶりの1年生の授業は本当に楽しかった・・・
でも・・・
今年度も,各地の教室を訪問して若い先生の授業を観察させてもらいました。
そこには,粗削りな部分があったり,改善すべき部分があったりはしても,先生がもっている「熱」があるなあ・・・と感じました。
抱えるものが多くなり,激務に追われ,自分なりには手を抜かないと誓って1時間1時間の授業に臨んできたと思ってはいましたが,若い先生のもっている「熱」が,もしかすると自分にはないのかもしれない・・・と思ってしまいました・・・
(この時点で嗚呼!だめですよね・・・ そんなことないぞ,という思いはあるのですが・・・生徒の目の輝きが答えだと思うのです。自分の授業で,それはあったかな・・・)
悔しい・・・
また,もう1つ感じたことは,生徒が語句や言語材料に習熟するための段階に,やはりもう一工夫が必要なのではないか,という疑問が浮かんできたことです。
takaenglishteacher.hatenablog.com
この投稿でも触れたように,子どもたちの発話の正確性について,自分なりに受け止めてみたのですが・・・
①久しぶりに,急に対話をさせたことが原因であろう
②1年生だからこそ,これからゆるやかに正確性が高まるのであり,焦る必要はない
と思いつつも,
③日頃から短時間でも即興で話す時間を確保し続ければ・・・
④宿題としていた演習も,授業の中で短時間でもいいので行う方法もあるのでは?
⑤口頭での練習段階をもう少し厚くすれば・・・
といったことが頭に浮かんできます。
授業は本当に難しく,奥が深いものですね・・・
極めるなんてとんでもない,そして,いつまでも授業改善への道は続くものなのだ・・・と改めて再確認しました。
そうは言っても,明日,今年度最後の授業があります。
肩に力をいれすぎても,背伸びをしても,そんな急に自分の授業がレベルアップすることはないので,子どもたちと50分間を一緒に創り上げるような,そんな授業ができたらいいな,と思うばかりです。
これからも,いつも真摯に,子どもたちの存在,彼らの学びを真ん中に置いて,授業改善を続けていきます。
がんばろう! おー!
即興での対話の変容
1学期末、2学期末と、即興のペアでの対話をパフォーマンステストとして行って来ました。
takaenglishteacher.hatenablog.com
takaenglishteacher.hatenablog.com
takaenglishteacher.hatenablog.com
年度末、ファイナルスピーチと呼んでいる英語スピーチへの取り組みをずっと続けて来たこともあり、残念ながら全クラスでの対話パフォーマンステストが実施できなくなってしまいました。
また、即興での対話活動にしばらく取り組めないという状況にもなってしまいました。
スピーチ発表はとても充実したものになった一方で、対話に時間を割けないのは、自分自身でも残念です。
1クラスだけ1時間ゆとりが生まれたので、評価にはつなげない前提ではありますが、子どもたちの変容を知りたくて協力をお願いして対話の様子を捉えました。
しばらくぶりでやや心配そうな子どもたちではありましたが、対話をしている姿から感じたことは:
①ブランクがあっても、対話を継続しようとする姿勢は見られる
②自分の言葉で語ろうと、言葉をひねり出そうとしている
(そのため、手がたくさん動く)
③相手の存在を意識して対話をしようとしている
(助け舟として、例示や言い換えなどを行っている)
④これまでに比べて、小慣れている感じで自然に対話をしている
(初回の緊張でガチガチの様子は記憶に新しい)
のようなことでした。
今回は特急便での取り組みなので、対話の時間を制限して途中で区切ってしまったため、伸びがどうか、は掴めない状況でした。
一方で、やはり:
①習ったばかりの過去形の使用についてはエラーが多い
(過去を表す言葉は入れるが、現在形を使ってしまう)
②語順などのグローバルエラーが見られる
(久々なので、その影響もあることが推察されます)
ことを感じました。
1年生の段階なので、早計に判断して、生徒を焦らせてはいけないとは思いますが、即興で話す機会を持ち続ける一方で、エラーに対してのフィードバックを適切に与えることや、日頃の練習(口頭での習熟、ワークなどでの演習など)との行ったり、来たり、をしていく必要を改めて感じました。
とはいえ、やっぱり実際にパフォーマンスをさせてみないと実際の様子はわからないので、1クラスだけ抽出ではありましたが、やってみてよかったなと思います。
協力してくれた子どもたち、本当にありがとう!
お店に行ってしまいました・・・そわそわ・・・ワクワク・・・
近くのお店で失礼・・・
塾のお迎えの途中で、近くのお店に行ってみました。
レンタルビデオ店なので、書店さんのように山積みになっているほどの冊数ではなかったのですが、しっかりと置かれている様子を見て安心しました。
いよいよ新年度の基礎英語が動き出しましたね。
放送までにはまだ時間がありますが、自分自身でも楽しみになります。
平成29年度、初年度は緊張した船出で、やや硬いスタートになってしまったので、途中からムードを変えるのはなかなか難しかったのですが、2年目となり、くつろいだ感じで4月のスタートを迎えられたことで、今後も自分らしさをさらに出していけそうな実感があります。
金曜日の講座の内容もリニューアルし、擬似的ではありますが、パートナーとインタラクションを行うコーナーもあります。
また、フライデースペシャルのインタビューも、新年度からは私が担当します。
色々な方との出会い、そしてその方々から様々なお話が伺えるのが、今から楽しみです!
どうぞご期待くださいねー!
2018年度 基礎英語2
いよいよ明日、新年度の基礎英語2のテキストが書店に並びます。
ラジオ 基礎英語2 CD付き 2018年4月号 [雑誌] (NHKテキスト)
- 作者: 高田智子,田村岳充
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2018/03/14
- メディア: 雑誌
- この商品を含むブログを見る
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- 作者: 高田智子,田村岳充
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ストーリーも、イラストも一新、明海大学の高田智子先生とともに頑張りますね!
みなさん、ぜひ手にとってみてくださいね!
NHK語学の情報は下記URLをクリックしてみてください。
3月31日を持って拙ブログの更新を終えます!
2013年4月からスタートした拙ブログ:
【続】授業改善への道
も、今月で丸5年が終わります。
それ以前にも、ここではなく、アメーバブログで3年間ブログを設けていましたので、通算8年が終わります。
(前のブログは終了と同時に記事も削除する形で閉鎖をしました)
我ながら、よく続けて来ましたね・・・
5年間を終える、という節目で、2つ目のブログも、一つの区切りを設けたいと思うようになりました。
ただ、今回はアーカイブのように、記事は削除せずに、足跡として残しておこうと思っています。
特に大きな理由がある訳ではなく、また、次に何をしようか、と第3段のブログのアイデアがある訳でもありません。
でも、ふっと思い立った気持ちのままに行動してみようと思っています。
更新終了まで残りわずかではありますが、これまでたくさんのアクセスをいただいたブログでもあります。
それまでに何か伝えたいなあ・・・と思われる方がいましたら、どうぞコメント欄に思いや気持ちを綴っていただけますでしょうか。
(その際は、本名などを入れず、私が見て誰だか分かるように工夫していただいて、ニックネームなどでお名前を表現してもらえると助かります。また、差し支えなければ、メールアドレスなども(こちらにはアップされませんので)記入してくださると嬉しいです。)
きっと、発展的解消!になりますね!
出会いと別れの春!
地元 大好き!
駅ビル6Fから見るJR宇都宮駅
今日は高校入試を終え、卒業式を控えた長男とともに駅ビルの電化製品量販店に出かけました。
高校入学から携帯電話を持つことを許しているので、2つ上の長女に続いてスマホデビューになります。
使い方の約束を一緒にしながら店員さんの話を聞いて、念願のスマホを購入し、持たせました。
姉が使いすぎて指導を受けているのをよく見ているので、自分は繰り返さない、と話しています。
実際はどうでしょう・・・と思いながら、通話時間、そして使用できるギガ数などもちゃんと少ないものを選んでプランを組みました。
まずはしっかり様子を見たいと思います。
手続きを終えて、設定待ちの合間にふと窓の外を見ると、宇都宮駅の駅舎が見えました。
県外でのお話を引き受けさせていただいたり、収録に出かけたりするようになり、頻繁にここを利用するのですが、地元に戻ってくると、本当にホッとします。
英語教育の自主研究会、地元の地区の研修会講師、隣の市の学校に寄り添ったサポート、校内研修・・・などなど、こうした役割を引き受けるのも、やっぱり地元のことで何かできれば・・・という純粋な思いから来ているんだな、と改めて思います。
田舎にいるからこそ言えること、見えること、分かること・・・
これからも大事にしていきたいな、と思います。
地元、大好きだなあ・・・
ELEC同友会 春の研修会に参加します
3月25日に行われるELEC同友会の春の研修会に初めて呼んでいただきました。
中学校の枠で研修を行います。
詳しくは
ELEC同友会英語教育学会 | ELEC Friends Association
http://elecfriends.com/wp-content/uploads/2017/08/c1cb5adf2c93c0d716828496f54dacd0.pdf
を参照してくださいね。
ファイナルスピーチ発表会② 飛躍する子どもたち
さあ,がんばれー!
一人一人,自己ベストを出すことを目指して本番に臨んでいます。
いろいろな発表がありますが,今,ここ,が彼らの現在地点であり,聞き手の様子,質疑応答のやりとり,そのまま受け止めたいと思っています。
もう少しできるのではないか・・・と思うこともあります。
でも,敢えて口を出さない・・・
今,ここ,の彼らを見ながら,2年生に進級してから,になるとは思いますが,何をフィードバックし,次の一歩をどう進むべきかを考えさせる機会にしたいなあ,と思うからです。
振り返りが,彼ら自身の気付きの機会となるように・・・
クラスのムードも,学級担任の醸し出す,創り出す雰囲気や,その時々の子どもたち相互の関係性などによって変化します。
英語の教科担任である自分だけがどうこうできるものではない,と思うからでもあります。
ブログ上でも,できるかぎり,プロセスまで可視化できるようにしているつもりですが,実際に彼らの発表を見たり,プロセスに寄り添わないと,何が起こっているのかをすべてつかむことは難しいですよね・・・
昨年度3年生を担当しているときのディベートでも同じことを思いましたし,今回10年ぶりに担当した1年生のこのファイナルスピーチでもそうですが,ゴールをしっかりと定め,そこで生徒にどんな活動を,どのくらいさせたいのか,をイメージして自分の中に内在化させ,日頃の指導で必要だと思うことを散りばめて指導し続けると・・・
最後にはちゃんとその姿にたどり着いてくれるんだなあ・・・
そう強く感じています。
1年間,3年間の営みなので,ここでそう書かれていても,理解してもらうのは難しいかもしれませんが・・・
短期集中型で詰め込んでも,そうはならないんだよなあ・・・
定着を焦らなくていいんだよなあ・・・
みなさんと共有したいこと,たくさんあります。
やっぱり,一緒に語り合い,学び合うことでしか,シェアはできませんよね・・・
一緒に語りませんか?