向き合う
これから1年間,どんな授業をしていくのか,というイメージをいよいよ形にしていこうと思っています。
現場を離れ,授業から離れた1年間,たくさんの本から,対話から,そして授業観察から学んできました。
第二言語習得理論の中にも,諸派・諸説があります。
対話を通しても,自分の中にすっと入ってくるものとそうでないものがあります。
100人先生がいれば,100通りの授業があります。
自分の中のフックにかかってきたものの中から,自分なりにしっかりと咀嚼し,自分のものにできたものを,そして,1年間を通して実行できるものを絞り込んでいこうと思います。
英授研をはじめ,授業提供をし,分析を受けるようになったり,全国各地の先生方と交流をしたりするようになってから,いつしか,授業をする目的のうち,ほんの一部ではあるのですが,「外」のものに向かっているのではないか,と気づくことがあります。
あの先生には負けたくない,
あの先生に評価されたい,
40を過ぎた大人が,そんな気持ちを持ってしまうことが情けないのですが,ほんの少しですが,確かに,そんな感情を抱いてしまうのです。
外から授業を見つめ直した今だから,
そして,先生ではない立場で子どもたちや,指導者たちを見てきて,どの子どももかけがえのない存在なのだ,と感じた今だから,
ピュアに,子どもたちに向き合って,原点に還った授業をしたいです。
自分の中の汚い気持ちは今のうちに吐きだして,ピュアに1年間を過ごしていきたいです。