授業開きに向けて

f:id:takaenglishteacher:20130404101852j:plain 我ながらいい写真だな・・・

 

いよいよ週明け,新学期がスタートします。

 

学年業務,校務分掌業務の合間に2日間にわたって授業開きの準備をしました。その内容を紹介すると・・・

 

 1 英語通信を書きました

 

 1年間を通して,どんな姿勢で学んでいくか,ガイダンスしたい内容を綴りました。数年前から,自分が常に話しすぎること,熱くなると特にそうなので,大切なことを英語通信に綴って,しっかりと黙読させるようにしています。それでも大事なことは言葉にして伝えますが,かなりの時間短縮になります。

 今回は,

 ・ことばはどのように学ばれていくのか(L1とL2の違いも)

 ・英語を学ぶにあたって,日本,教室の環境はどうか

 ・効果的な学習方法とはどのようなものか

  - 多聴・多読の重要性

  - アウトプットを自分でモニター

  - 明示的な学習をどう取り入れるか

  - これらをどうバランスよく行っていくか

 ・年間の活動スケジュール

 ・評価場面と方法

 

 こうした内容を,中学生が理解できるように噛み砕いて冊子状にして作成しました。

 

 

2 英検Can-doリストと昨年のリフレクションとのコラボを考えました

 

 英検の担当の方から頂いた資料をもとに,エクセルでリストを打ち直し,使えるように加工しました。自分の英語学習の現在地点がいったいどこにあるのか,改めて考えてもらおうと思っています。

 その上で,自分が昨年1年間学んできて,うまくいっていたことや,改善が必要なことを言語化させようと思っています。

 入試のために文法や語彙の学習などを行うのではなく,Can-doに挙げられているような,実際に生きて働く力を身につけていくために学んでほしい・・・

 そうした意識を高めるために,また,自分の学習状況を自分で把握してほしい,そして,1年間,3年間,そしてその先の英語学習のゴールを意識してほしい・・・と思っています。

 

 

3 辞書指導のためのガイダンス資料を作成しました

 

 辞書を効果的に活用してほしい・・・自立的な学習を進めるためには,辞書は欠かせません。そのために,辞書の作りや活用方法についてガイダンスルする使用を作成しました。

 

 

4 発音指導のためのガイダンス資料を作成しました

  

 聞こえるように発音してきた生徒たちに,実際に音をどのように調音すればよいのか,そのためのhow toを教えてみようと思っています。これは,私自身初めての試みになります。

 生徒にとって本当に難しいのは,英語の母音ではないかと考えているので,舌先の位置を可視化する資料を作成しました。

 音声データも準備したので,時間をかけて取り組ませようと思っています。

 発音する側の指導にもなると同時に,ペアなどでお互いの音読などを聞きあう活動をする際にも,聞き手が音への感覚を持っている,音への意識を高めていると,これまでとは違い,一歩進んだfeedbackを与え合えると思っています。楽しみです!

 

 

 みなさんの英語教育ブログにも,春休みの最後を準備出勤して過ごしながら英語の授業開きの準備をしていることが分かります。

 

 お互いに切磋琢磨しながら,生徒たちにとってよりよい授業があちこちで展開されますように・・・