じっくり時間をかけてよかった! 生徒のメタ認知,活性化!
じっくり本を読む生活も今や昔
夕方,練習試合の帰りに大学の図書館のアトリウムによって,生徒に書いてもらった「自分の英語学習の現在地点を確認し,1年間の学習の目標を具体化する」ためのプリントにコメントを書く作業をしてきました。
英語通信で言語習得とは・・・とか,メタ認知の大切さは・・・などを,中学生のレベルに落とし込んで紹介し,納得を引き出しながら時間をかけて丁寧にガイダンスを行ったこともあり,中2でも,こちらが驚くようなところまで気づいている記入も数多くみられ,コメントを書くのも,160人分で6時間くらいかかりました。
(今日はその仕上げ)
嬉しい悲鳴!
もっと早く返却しようと思ったのですが,本当に時間がかかって・・・
この先,各クラスで数枚をそれぞれピックアップし,縮小コピーをしてみんなに配布します。
より学びのモデルをシェアすることが,協同的な学びにつながると思っています。
授業内外で,できるだけたくさん英語に触れる努力をしよう
自分の学習状況を確認するために,英検を活用しよう
意味のある繰り返しとして,復習の在り方を見直そう
というような優れた意見も多かったのですが,中には,英語学習が,言葉を身につけていくプロセスとして捉えられずに,テストでよい結果を残すための1つの対象として考えられているものも散見されました。
これまで,今回ガイダンスで伝えたようなことを見聞きしてこなければ,当然そんな意見も出てくるのは致し方ないことですね。そうした考えを是正していくのに,短期決戦をしかけず,次第に良い方向に,自ら向かっていくような気づきの場面を意図的に,何度も作っていこうと思います。
また,塾の学習などでは,インプットが少ない中で,強制的なアウトプットを求められてしまうこともあります。
それを全否定してしまうのは現実的ではないので,学校で,そして家庭で,いかにインプットの機会を増やしていくか,着地点を探しながら,子どもたちによいメッセージを伝えていきたいです。
これからがますます楽しみになりました!