生徒の学びに寄り添って small steps!

f:id:takaenglishteacher:20130514195511j:plain ノートの点検,フィードバックの成果が!

 

ノート回収のリズムもできてきました。初回までが時間があったので,相当の分量を添削しましたが,2回目に入ると,分量も減って,少し余裕を持って取り組めています。

 

フィードバックを受けて,書きぶりが変わってきた生徒も出てきました。

 

よく書けているものを増し刷りして配布し,協同的な学びの素材にしようと思います。

 

生徒たち,がんばっているぞ! 少しずつ伸びていこう!

 

こうした中長期的なスパンをもって生徒や生徒の学びを見つめることができるようになったのは,やはり1年間現場を離れ,俯瞰的に授業を見つめ直したからだと思います。

 

 

今日は,公開研に向けた準備のために,各論の検討を教科部会で行いました。その際,実際にどんな授業をするかの話にもなり,プロトタイプの授業に同僚が来てくれると気軽に言ってくれたので,さっそくお願いをして参観をしてもらいました。

 

ワークシートから離れて,自分のことばでコミュニケーションをする生徒を目指して4月から取り組んでいますが,その成果が少しずつ現れてきたので,方向性としてどうか,というマクロな視点で授業を見てもらいました。

 

今日は,過去進行形を導入しましたが,

 

1 一昨日の日曜日の私の行動を耳から聞かせる

  ・黒板には時間だけを書き,耳で聞かせました

   (At nine - だけ)

  ※ どんなことを聞き取れたか,ペアでシェアする時間を取りました

 

2 メモ用紙を配布し,聞き取ったことをメモさせながら2回目を聞かせる

  ・1度目で聞き取れなかったことをポイントに聞かせました

 

3 パワポのスライドで写真を提示して3回目を聞かせる

  ・意味のある繰り返しを意図しました

  ・聞き取りの内容に,ちょっとchallengingなものを入れておいたので,visual aidsを見て,納得している姿が観察できました

  ※ I was hanging the washing on the second floor.

 

その後,生徒を巻き込んでインタラクションを行い,自然に過去進行形を使わせます。

興味が引かれる発話が出たら,全体に広げながら進めます。なじんできたら,基本的なポイントを板書し,数回練習してペアで対話をさせました。

 

A : What were you doing at nine?

B : I was washing my car.

 

数ペアを意図的に指名し(モニターして抽出),ペアでの対話内容をレポートさせ,よさをシェアします。その後,パートナーを替えて対話を行わせますが,答えに+1をつけるよう指示し,教師の例を示した上で取り組ませ,さらにレポートをさせます。

 

ここで問題になるのが,対話を継続できるにはどうすればよいか,というポイントです。

 

聞き手がactiveに関わり,追加発問をすることが必要なのですが,教師が生徒の代表と対話をして見せ,before / aftrer で対話がbreak downしている例と,追加発問をして対話が継続している例を見せて,ポイントに気づかせました。

 

こうした手立てを講じたため,生徒たちは,しっかりと対話をし,対話内容をノートに書くことができました。そのノートへのコメントを加えることをサイクルとして行い,今後も続けていきたいと思います。

 

生徒の学びに寄り添って!