教師は何をインプットしているの? 生徒は何をアウトプットしているの?
スクリプトの処理中
木曜日は大学院の日,今日もキャンパスに・・・
と思ったら,午前中には忘れ物をして,いったんはキャンパスに入構したもののすぐさま自宅へとんぼ返り・・・
悔しいから自宅で2時間半,エクセル処理をして,発表できる素材を準備してから大学へ再度出向いたものの,USBに保存してきたはずのデータはなぜか全部消えている始末・・・
とほほ・・・ のついていない1日でした。
悔しさのあまり,ゼミの後すぐに自宅に戻って,午前中に行った処理を再度やりなおし,ようやくさらに2時間かけて処理が終わりました。
今日行ったのは,
昨年度録画してきた授業の中で,先生,生徒が話した内容をすべて書き起こしたもの(処理済み)を,2種類の分別しました。
1 教師が話していることのみ(教師からのインプット)
2 生徒が話していることのみ(生徒からのアウトプット)
です。
冒頭の写真は,2の,生徒の発話です。
6人の授業をおっかけたわけですが,まずは特徴的な2人の先生の授業に手をつけました。
Aさんは,Good!とか,That's nice!のように,生徒の発話に対して(教師の発問を受けて)評価的にコメント(Follow-up movement)を行う特徴のある先生
Bさんは,Oh, really?とか,Why?のように,生徒の発話の内容に応じたコメントを行う特徴のある先生
です。
細かい分析はまだしておらず,印象のみになってしまいますが,中1の6月の段階で,教師がインプットしていることの内容(質)は,大きく違う傾向があります。
Aさんは,同じことの繰り返しが多いです。
Bさんは,バリエーション豊かなインプットが特徴です。
量としても,Bさんのインプットが多いですね。
生徒のアウトプットは,中学校での英語学習開始2カ月後の時点では,あまり変わらないようです。
単語やフレーズレベル,または,日本語での反応も多いです。
先生に比べると,半分くらいの発話量になります。
AさんとBさんのインプットの質・量の違いが,この後,9月(10月),1月(2月)と時系列に2回撮影したビデオのスクリプトの中で,生徒の発話にどんな影響を及ぼしていくのか,分析するのが楽しみになってきました!
焦らず,じっくりとデータに向き合ってみようと思います。