教育実習生の授業参観から

先ほど日付が変わり,28日(火)になりました。

教育実習生と過ごした3週間が,昨日で終わりました。3週間はあっという間でしたが,現任校に来て初めて担当した卒業生(私大生),時期も5月,ということで,指導するこちらにとっても新たな気づきや学びがたくさんありました。

 

小研究授業を終えていることもあり,最後の授業は,JEAPORDYというクイズを扱った授業にしました。

 

月曜日は週に1度来校するALTとのティームティーチングが行われる日なので,彼の協力も仰ぎ,MCを務めてもらいました。

 

JEAPORDYは,テレビのクイズ番組などでもよく使われるもので,いくつか用意されたカテゴリーと,その各々に難易度が低いものから高いものへと,10,20,30,40,50点のように点数が設定され,正解すると,その点数が獲得できる,というものです。

これまで学習してきた現在形,現在進行形,過去形,過去進行形,未来形を使って,クイズの問題を作りました。

今回は,40名を5名ずつのグループ8つに編成して行いましたが,各グループごとに協力し合い,大いに盛り上がった授業になりました。

 

授業を観察していると,生徒の表情に目が向きます。

 

「いきいきしているなあ」

 

「集中しているなあ」

 

「独り言を言っているなあ」

 

「笑っているなあ」

 

どんなときに,生徒たちが学びに引き込まれているのか,逆に,そうではないときはどんなときか・・・。 自分の授業と重ね合わせ,考えながら参観しました。

 

印象的だったのにはいくつかのシーンがありますが,1つは,導入部分で英語の歌を歌ったときでした。

 

 

小研究授業で歌の最終回,とアナウンスしていたので,Carpentersから,The Beatlesへと曲を変えました。1度しかない授業なので,簡単に歌える歌を,と選んだ訳ですが,指導教官の私も,教育実習生も,去年の学びにチェックがいたらず,教科書の巻末にある資料の中に含まれている歌でしたので,実は去年歌ったものだったのです。

 

でも,意外や意外,飽きるどころか,懐かしさいっぱいの表情でいきいき歌うではありませんか。

 

同じものの繰り返しでも,愛着のあるもの,そして,印象に残っているものには,好意的な反応をするのだなあ・・・

 

笑顔がいっぱいはじけているなあ・・・と思いました。

 

 

また,ゲームの持つ最大の魅力だとは思いますが,活動に入り込んでいる生徒の表情が,本当にたくさん観察されました。

 

いい顔だったなあ・・・。

 

 

ここのところ,疲労の蓄積から身体が動かず,また,実習生の指導以外にもたくさん積み重なっている仕事に埋もれ,自分の授業に納得のゆく労力がかけられずにいたので,客観的に見つめる子どもたちのいきいきした表情に大いに引き込まれつつ,自分の授業を反省していました。

 

残念ながら疲れは取れていないのですが,もう一度しっかり授業作りに励みたいと思います。

 

がんばろう!

 

実習生のSさん,こちらもたくさんのことを学ばせてもらいました。

 

本当にありがとう!