再考 誰のために

公開研究発表会に向けての事前研究会が終わりました。

 

授業を終え,指導をいただいて感じるのは,

 

「誰のために」

 

授業をするのか,ということでした。

 

正直,心地よい疲れを感じることができず,もどかしさや悔しさの募る終わり方になってしまいました。

ただ,梅雨時とは言え,30度近い午後の授業の中でがんばってくれた子どもたちに心から感謝しつつ,明日以降の授業でもう一度,彼らと共にがんばっていこう,という気持ちでいっぱいです。

 

授業って,本当に難しいなあ・・・ そして,自分って,改めて授業が下手だなあ・・・ と思いながら,振り返ってみたいと思います。

 

再考 「誰のために」

 

公開授業は,「ハレ」の場である

 

という意識は,教師なら誰しも持っているものではないでしょうか。

 

当然,華やかな内容や,生徒が活動しているところ(発表など)を中心に・・・

 

と授業プランを考えがちではないだろうか,という疑問が常に自分の中にはあります。

 

それも大切なのですが,参観に来てくださった方が,明日の授業に一工夫できる,と思えるような,当たり前の授業の中のTipsを・・・と思いながら,教科書の内容理解や音読のステップを細かく含む授業展開を構想しました。

 

教科書を正面から・・・と思ったときに,そんなところを公開するのは,蒔田先生や肥沼先生をはじめとする筑波大附属中学校の英語科の先生方くらいだろうか・・・と思いながら挑戦をしたわけです。

 

ただ,その思いが強すぎて,これまで,この拙いブログにも書き続けてきた,生徒に寄り添う,生徒の学びを中心に据える,ところから知らず知らずのうちに離れてしまったのかもしれません。

 

中心が参観者のみなさん・・・になっていたのかもしれないのです。

 

新出単語の練習や本文の導入で,形ありきの展開になってしまい,子どもたちとの豊かなやりとりが消えてしまったことが悔やまれます。

 

うーん・・・

 

子どもたちや指導をしてくださる先生方,そして,同僚のおかげで,ざっくばらんでストレートな指摘をたくさんもらうことができました。

 

本番まであと2週間,子どもたちとともに,もう一度チャレンジしてみます。

 

関係のみなさん,本当にありがとうございました。

 

 

授業力・・・