大きな流れの中で,歩みは百人百様
あっという間に8月になってしまいました。
夏季休業に入ってからも,全速力で駆け廻っている感じです。
気になるのは,修士論文・・・
9月からの2学期に入ったら,行事が目白押し,教育実習生も来るので,手がつかなくなるのは目に見えているので,今が勝負ではあるのですが・・・。
昨日の投稿で,地元の先生方とともに研修に臨んだことを書きましたが,後から読み返すと,なんだか一体感でいっぱい・・・のような感じを受けます。
でも・・・
どの研修に行っても,聞き手の先生方一人一人のお顔をよくモニターし,どこでうなずいてくれたか,難しい顔をしているか,観察しています。
自分の授業や生徒を思い返しているのだろうなと思ったり,こちらの意図を理解して笑顔になったり,その逆で首を傾げたり,いろいろ思いを巡らせているのだろうなと思ったり・・・
ここしばらくは,あまりに細かなことについて(導入の指導はコレ!・・・のような指導技術の切り売り)は話をせずに,自分も含めての問題提起をしています。
「今話したことをもとに,日ごろの授業を振り返ってみましょう!」
そして,しばらく考える時間を取ったり,ペアで振り返ったりする時間を確保しています。
授業を定式化して,これをやればこうなる!という研修もあるかもしれません。
ウチの地区はみんながこれだ! もあると思います。
でも・・・teaching contextが違い,生徒が違い・・・教えている人も違うのだから・・・そうはならないのではないか・・・
と思わずにはいられません。
その先生らしさ,その先生なりのねがい,おもい,もあると思うのです。
そうしたことを踏まえつつ,授業を見直すきっかけを共有することだけしか,自分にはできないのかな・・・
そんな力はないよ,というのが実際の気持ちです。
そういう意味では,安易に「一枚岩」とか,「ウチの地区はみんながコレ!」なんて,なかなか言えることではないかもしれませんね。
大きな流れの中に乗ってみんなは進むけど,歩みは百人百様。
でも,大事なことは共有し,生徒を見つめていることは同じ・・・
そんなふうになるといいなあ・・・