Facebookでつながって,アドバイスもいただけました!

しばらく前に,facebookを通じてつながることができた方がいます。

 

首都圏の私大で先生をされている方ですが,英語教育の中でも,動機づけや協同的な学習を研究されている方です。

 

ひょんなことからメッセージのやり取りがあり,その延長線上で,私の拙い授業を視聴し,コメントしてくださることになりました。

 

「授業改善への道」

 

これは,自分が一番大事にしていることです。

 

授業を開き,さまざまな方からコメントをいただきながら,生徒の学びを豊かにしていく授業につなげていきたい!

 

という思いでいっぱいです。

 

だからこそ,新たなつながり,ご縁に恵まれ,feedbackをいただけることに,幸せを感じています。

 

初めて授業を見ていただくにも関わらず,前回紹介したKさんからのコメント同様,深い洞察力をもって視聴後のコメントをいただきました。

 

本当に勉強になりました。

 

ありがとうございます!

 

ご本人の許可をいただいて,コメントを紹介したいと思います。

 

みなさんにとっても,気づきや学びがあるのではないか,と思います。

 

一緒に学んでいただけますか?

 

 

 

 

全般

 

・和やかなムードで、生徒は楽しそうに授業を受けている。生徒と先生の関係が上手く構築できていることがうかがえる。これはT先生の重視するインタラクションが上手く行っているからではないかと思う。

 

・一方で、全般的に見て、生徒の発話している時間が短い。スキーマの形成や内容理解、さらに復習のために教師がひとりの生徒とインタラクションをおこなう形式をとっているため、どうしても教師が話す時間が増え、生徒は聞いていることが多くなってしまっている

 

・上記事項と関連するが、生徒のペアワークの時間が少ない。今回予定していた事項が時間切れでカバーできなかった影響もあると思われるが、生徒が発話する機会をもっと多く持つことができれば、反復的活動が促進され、自動化が起こるのではと思った。

 

 

個々のアクティビティー

 

ウォームアップ

 

・短い準備時間に関わらず、生徒は聞いたり読んだりした内容をうまくパラフレーズできていて感心した。良くできる生徒をmodelnear peer role model)として発表させることによって、他の生徒への動機づけ効果もあると思った。

 

 

 

教科書の内容理解

 

24時間テレビの話は、生徒が興味を持って楽しそうに聞いていた。生徒の印象にも残りやすい説明の仕方で、生徒たちは良く理解できたのではと思う。

 

visual aidsの使い方がうまく、生徒の興味を引き付けるとともに、理解を促すことができていた。見学者の多いクラスにも関わらず、場が打ち解けて大変良かった。

 

・ただやはり、教師の話し/説明している時間が長いので、この段階でも生徒のグループワーク(理解のためのタスクを入れるなどして)ができると良いのではないかと思った。各自で聞いた後、理解を確かめ合ったり、複数の生徒の分かったところを一緒にして質問に答えたりするようなタスクを取り入れても面白いのではないかと思った。

 

 

 

教科書の音読と確認

 

・日本語を介在させない授業で、メッセージの理解に重点をおいた場合、どうやってFocus on Formを行うかが悩みどころとなるのではと考える。文法・語彙事項について、次回授業でもう一度とりあげ、recast等を中心に生徒の気付きを促すのだと考えるが、時間に余裕のある時(難しいかも知れませんが…)に、dictoglossのような活動を入れて、内容を理解すると同時に生徒自らが言語材料に気づく機会を与えるのも一案ではないかと思う。殊にチャレンジングな内容に好奇心を示す生徒だそうなので、彼ら彼女らのレベルであれば、dictoglossのような活動を用いることによって、興味を持続しつつ言語材料などの基本的事項や内容理解を進められるのではないかと感じた次第である。

 

 

部分・部分を抽出したのですが,たくさんの気づきと学びを与えてくれると思います。

 

 

貴重な学びの機会を与えてくださり,本当にありがとうございました!