思われている 大切にされている
表紙
1日練習試合に明け暮れて,スケジュールを終えたとき,携帯電話が鳴りました。
駒沢女子大学の太田先生でした。
昨日の夜,90%仕上がった論文をPDF化して送っていたのです。
太田先生ご自身が指導するゼミの学生さんの卒論指導があることや,各地の研修講師の仕事があることが分かっていたので,あくまでも「報告」の体でのメールでした。
でも,太田先生からは,
・正直スケジュールが厳しいこと
そのうえで,
・ポイントを絞って指導を受けたいところを明らかにすること
がメールで返ってきていました。
「メールで返信するよりも,声で伝えたい,その方が意図が伝わる」
太田先生がよく言ってくれることばです。
今回もそうでした。
卒論指導の合間を縫って,結局,90枚近い論文の3分の2近くを,3度読んでくださったそうです。
涙・・・
電話の向こうで,坂の上にある大学のキャンパスから,バス停まで早足で歩く足音や,寒さの中でハアハアと呼吸をする息遣いが聞こえる中で,自分の論文についてのコメントを,こちらが要求した以上に細やかに答えてくださる太田先生がいました。
涙・・・
自分も,そんなふうに,周囲に対して動けているかな・・・
研修で出会った人たちを大切にできているかな・・・
「Tさん,Tさんの論文は,現場で授業改善を本気でしている人にしかかけない論文だよ。本当によくがんばったね。」
涙・・・
ありがとうございます。