修士論文作成のプロセスから学んだこと
論文が製本されてきました
1週間前に発注した製本が完成してきました。1冊3、000円強の値段ですが、こうしてハードカバーでしっかりと製本されてくると、お金をかけた甲斐があった!と思います。
黒字に金で文字が入っています。
うーん・・・ じーん・・・ 涙;;; 感動だー!
なんだかもったいなくて、袋から取り出せないでいます。しばらくこのままにしておこうと思います。
その後、指導教官の研究室に久々に出向いて論文指導のお礼を伝えました。勤労学生故、なかなか指導教官に直に会うのも簡単ではありません。
その後、論文のことから今後の研究に、といろいろな話をしました。
話を終えて、論文完成は「おわりははじまり」の一つだなあと改めて思いました。
指導教官から評価してもらえたのは、最後に、ブラッシュアップをしたことでした。
これができたのも、今はカナダにいるOさんの、最後の一言、そして、アドバイスが大きかったのですが、結論に向けて一本道を進むようにするために、それ以外のものを思い切って削ったことがよかったと思います。
Oさん、ありがとう!
提出4日前だったけど、やってよかったですね(苦笑)!
以前、太田先生にも、同じようなことを言われたのを思い出します。
太田先生は、自分が先行研究をまとめたチャプターを読んでくださり、これだけよく調べた!と評価をしてくださったのでした。
でも、その言葉の奥には、自分への気配りがあったんだなと感じていました。
後半部分は、言葉としては伝えてくださいませんでしたが、
「Tさん、わかるわかる、よくがんばったね。すごいよ! でもね、本当に必要なところだけに絞り込んだほうがいいと思うんだよ・・・・・・・・・」
精選し、イントロから結論までを通して俯瞰できる今なら、そのことに気付けると思います。
言いたいことだけを絞って、余計な部分は、たとえ思い入れがあっても思い切って削る、そうした勇気も必要だと思います。
指導教官からは、
「今回研究したことのうち、論文として形になっているのは、氷山の一角、水面から上の部分だけだね。」
「でも、形になっていないことでも、自分の中にはしっかり取り込まれているもので、今後の自分、今後の授業、今後の研究にきっと役に立つからね。」
アカデミックに書く
プロセスを踏まえて書く
人の意見を受け止めて練り上げながら書く
こうしたことを、論文作成のプロセスから改めて学んだんだな・・・と実感しました。
勉強になったなあ・・・