中長期的な見通しをもてる子どもたちに!

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来年度の補助教材の見本・・・ 生徒にとってプラスになるものを熟慮して・・・

 

これまでにも何度かこちらで書いてきましたが,昼休みに英語準備室で実際に対話をしながら,もしくは,交換日記形式でやりとりをしながら個別の対応をしています。

 

英語ができるようになりたいけど・・・でも・・・

 

と半分自信を喪失してしまっている子どもたちに,少しでも関わりたい・・・

 

でも,授業の中でできるケアには限界がある・・・(40名!)

 

ということで,今年度,こうした個別のつながりを大切にしています。

(今まではあまりできていなかったなあ・・・)

 

 

本校のテストは,定期テスト(考査)がなく,毎回が実力テスト形式になっています。

 

よって,基礎・基本を問う問題はもとより,既習の知識や技能を活用する問題が多く出題されるので,高得点を取るのが難しいのです。

 

だからこそ,英語学習の土台をしっかり固める作業(リメディアル)が必要なのに,定期的にやってくるテストは発展的!となると,その合間を埋めることをしっかりしていかないと,モチベーションが保てなくなるのは仕方がないのだと思います。

 

ただ,こうした関わりを始めてみて,これまで授業になかなか身が入らなかった子も,集中したり,活動に取り組んだりする時間がずいぶん伸びてきたり,苦手な教科の教科担任にはあまり関わりたくない・・・ようなオーラを出していた子が,交換ノートに,自分の悩みや,できるようになりたいことを書いてきたりするようになってきました。

 

もちろん,自分がどうしてもパイプを共有できずにいる子もいて,全然オールマイティではないのですが・・・

(努力をしますが,無理繰りパイプをつなごうとするよりも,教科担任制や,部活動顧問など,幅広い関わりができる中学校ならではの特性を生かして,他の面からのアプローチをした方がよいことも多いですよね)

 

今日受け取ったノートには,20ページ分くらい語順を中心とした問題集を解いた成果とともに,自分が困っていること,私に手助けをしてもらいたいこと,などが切々と綴られていました。

 

「そうか・・・。授業だけでは見えないけど,こんなふうに悩んでいるんだなあ・・・。その困り感を何とかしたい! 問題を解消するため,プロセスを共有したい!」

 

と,強く感じました。

 

交換ノートには,

 

・伸びていることをちゃんと分かってほしいので,正直に褒めること

 

・どのくらいの力が付いてきているか,客観的な情報を与えること

 

・その上で,これから目指すことを率直に伝えること

 

 

をこちらも一生懸命綴りました。

 

 

その子の場合,自分の力に対して,negativeに捉えてしまいがちなので,正直に,でも,たくさん,賞賛のコメントを書きました。

 

基礎・基本はずいぶん固まってきているので,同じ問題集を繰り返しやろうかな・・・という書き込みには,前に進んでみよう!と提案をしました。

 

もちろん,決定するのはその子自身ですが。

 

目の前のテストの結果だけでなく,中長期的なビジョンをもって,うまくいかないときがあっても,へこたれたままにならず,立ち上がって前に進めるパワーを少しずつでももてるようになってほしい・・・

 

そう思いながら,これからも地道なかかわりを続けていきたいです。