授業を開くことを通しての学び合い -岐阜のU先生とともに

千葉大学の長期研修生のお二人と,院生お一人をお迎えして,日頃の授業の様子を見ていただいたことをfacebookやブログで綴っていたところ,ひょんなことから,その授業を他の先生にも見ていただいて,アドバイスをいただくことになりました。

 

リアクションをいただいたのは,岐阜のU先生です。

 

先生とはやはり直接お会いする機会がないものの,SNSを通して交流をさせていただいてきました。

 

拙著を授業に活用しています,とおっしゃっていただくなど,感謝に堪えません。

 

ご自身も,児童英語教育や,日本語教育にも取り組まれた経歴をお持ちで(もっと詳しく聞かないと・・・不勉強ですみません),現在も各種学会や研修会にも精力的に参加をされている方です。

 

そんな先生からコメントをいただく機会を得られ,授業改善のために,プラスの経験になると思っています。

 

U先生,ありがとうございます。

 

先生から送られてきた振り返りを,ご本人の承諾を得た上で,紹介します!

(途中の部分を一部省略してあります)

 

 

 

 

 

今回は本当にありがとうございました!

  

最初にまずはペーパーを拝読し、どれほど多くの指導観や願い・ねらい、そして先生の思いを持って日々の授業にあたられているか、そして先生が院でどれほど深い学びをされてきたかを感じ、身が引き締まる思いでDVDを拝聴しました。 

 

そして、もうのっけから、その自由でのびのびとした雰囲気に圧倒されました。 

 

この雰囲気は、それこそ先生が日々のクラス作りをいかに大切になさっているか、なのでしょう。 

 

そして、そののびのびとした明るい雰囲気は、ペア活動で英語を話すときも、クラス全体で共有する時も、ずっと授業の最後まで持続していて、生徒達がいかに英語を使う事に臆することなく向き合っているか、それはもう感銘を受けました。 

 

生徒の指名の仕方も、場面場面できちんと考えてされていると思います。ちょっと生徒をおちょくってみたりする場面も楽しく拝見しました。先生は、本当に楽しそうに授業をされますねえ(笑)でも、それが実は一番大切なことなのではないかと、私も思っています。(私も、よく生徒から「授業してる時の先生ってほんとに楽しそう(笑)」って言われるので・・・(苦笑))

  

今回扱われたトピックも、飲み物はとても生徒に身近な題材ですし、英語で発話しやすいものを上手に選ばれていたと思います。

 

あれだけペアでのコミュニケーション活動が活発に行われるためには、これまでにいかに生徒たちに語彙力をつけ、「話そう!」っていう気持ちになるよう取り組まれてきたか、本当に頭が下がる思いでした。 

 

出来れば、もっともっと、この比較の導入はどうされたんだろう、とか、教科書を扱った時の授業も是非拝見してみたい!とかいっぱい欲も出て来てしまって、未熟者の私はもんもんとしてもおりますが(笑)、この1時間の授業だけでも、たくさんの学びをさせて頂きました。 

 

本当に本当にありがとうございます! 今回のご縁も大切にしたいと心から願っております。

 

 

1時間の授業だけでは見えないことが本当にたくさんありますね。

 

本当にそう思います。

 

before/afterをイメージしながら見ることができておられるのだな,と感心をしました。

 

以前は,コミュニケーション活動にも,深イイ話題を・・・と背伸びしたこともありましたが,日本語で考えても難しいコンテンツを,英語を使って即興で話すのは,子どもたちへの認知的な負荷が大きすぎると思います。

 

身近なトピックだけど,個別に考えや気持ちが違う・・・ そんなものを探す工夫をしています。

 

彼らの中に情報があるものを探す・・・ これもポイントだと思います。

 

 

また,子どもたちは,1年間かかって,だんだんと話ができるように育ってきました。

 

中長期スパンで考えることの大切さを,今年は学ぶことができました。

 

 

すぐにできるようにさせたい・・・と熱心な先生こそ考えてしまうと思いますが,そうなると,生徒も,自分も,きついですよね。

 

 

U先生,いかがでしょうか。

 

 

これからも,どうぞよろしくお願いいたします。