3.11.に想う

f:id:takaenglishteacher:20140311205041j:plain 灯がある

 

今日は,3.11.

 

あれから3年の月日が経ちました。

 

あの日は3月になったというのに,肌に突き刺すような風の吹く寒い日でした。

 

14時46分,部活動を一時中断し,部員たちと黙祷を捧げました。

 

北東方面に向かって・・・

 

 

今日は風がほとんどない,そして,雲さえもほとんどない,小春日和の一日でした。

 

体育館が使えず,体力づくりを中心とした外練習,しんどいけれど,笑顔を絶やさず取り組みました。

 

当たり前の1日・・・

 

でも,そんな当たり前の1日の大切さをしみじみと感じながら練習を終えました。

 

 

帰り道,街道沿いには灯がたくさん見えました。

 

 

寒さに震えながら,人生で初めて経験する計画停電・・・

 

懐中電灯の灯をつけて夕食の準備をしました。

 

9時には全員で一つになって眠ったあの日・・・

 

それでも,被災地の方々に比べれば本当に恵まれているんだ・・・と自分たちに言い聞かせました。

 

 

ちっぽけな自分に何ができるのだろう・・・

 

未だに,大した貢献もなにもできていないような気がします。

 

 

教師である自分に何ができるのか・・・を考えると,子どもたちに,教育を通して何かを伝え,次の世代を担う子どもたちをよりよい方向に向けて育てていくことしかない,と思うのです。

 

 

予測をはるかに超えることが実際に起こってしまう現実を受け止め,自分の力,周囲の力,現時点でかき集められる知識や技術などを総動員して,今出しうる最善の解を導き出す・・・

 

そして,行動する・・・

 

その結果をもとに,さらに改善を図りながら,このサイクルを続けていく・・・

 

 

そんな子どもたちが育つことに,微力を傾けて取り組むことが,自分にできる唯一のことだと思って,がんばっていこうと思います。

 

 

 

だからこそ,トップダウンで知識をただ伝達するような,機械的に子どもたちに反復練習をさせてトレーニングをさせるような,そんな授業からの脱却をさらに図っていこうと思います。

 

 

 

あれから4年目,亡くなられた方を想い,被災された方が少しでも新しい生活に向かって歩んでいくことを祈りながら・・・