1週間のタイムラグ
6月30日に行った大学での実地講習のコメントが今夜届きました。
当日,翌日に10件ほどメールが寄せられたのですが,時間が経ってからのメール,なんだかじわじわっとくるものがありますね・・・
7月4日にも別の学年で実地講習を担当したのですが,与えられた時間が30分で,短い時間となり,自分と,そして受講生との間のインタラクションがほとんどないまま終わってしまいました。
資料には,同じようにメールアドレスを記載し,感想を・・・と話したものの,そちらのリアクションはありません。
一体感を醸成することが,人と人をつなぐこと,そして,人の心に届くことになるのだな・・・と改めて感じました。
今週金曜日,もう一度チャンスがあります。
今回,何分の枠になるのか,当日ふたを開けてみないと分かりません。
それもまた厳しいのですが,欲張らず,大切なことを精選し,共有できるものにできるようにがんばります。
それでは,寄せられたメールを紹介します。
こんにちは。K学部2年のKといいます。
先日、Y先生の英語科教育法Ⅰaの授業で実地講習をしてくださり、誠にありがとうございました。
私自身、大学2年生で且つ教育学部の学生ではないので、現場の教員というものに直接触れる機会がほとんどなかったため、今回の講習はとても刺激的でした。
まず、第一に教員というのは大変な仕事なのだなという印象を受けました。寝る間も惜しんで授業の準備をしたり、部活動を見たりと自分の時間も作れないほど多忙な仕事で、改めて恐縮してしまいました。生半可な気持ちでなってはいけないものであると感じました。
私がいつも不安に思うことは、1時間の授業をどう組み立てるかということです。
やりたいことは決まっていても、それをどのように教えるのか。時間は足りるのか、それとも足りないのか。また、起承転結ではないですが、どのような導入から入り、授業の最後はどのように締めるのか。それは初めからはうまくいかず、経験で積んでいくものなのだと思います。ですが、今回の講習でTさんにいくつか例示してもらい、なるほどと思う点が多々ありました。例えば、実は全然関係のないことを生徒に質問し、そこから文法事項などに導いていくというやり方。
見本となる先生の方法をいくつか参考にし、自分のやり方を見出していくというのも教員にとっては大切なことであり、またそれが醍醐味なのではないかと思いました。
これから教員になるか、はたまた企業へ就職するか、行く先は未定ですが、今回のTさんの講習は私だけでなく、ほかの受講者にとっても貴重な経験であったと思います。私も実際に授業参観等で学校現場の授業を直接観察してみたくなりました。
大変わかりやすく、説得力のある講習どうもありがとうございました。