大志を抱け! 学生さん!
教科教育法Ⅱのヒトコマ
先週に引き続き、45分の時間をいただいて、教育実習を控えた大学3年生に話をしてきました。
与えられた短い時間に伝えられることは本当に、限られています。
事前に考えたのは、コミュニケーション活動、教科書の導入を実演することと、実際の授業の様子を視聴することでした。
残された時間を見ながら、そのうちのいくつを実施できるかを見極めながら、という流れになりました。
伝えたい、シェアしたいことは数えきれないほどあります。
でも、それらを全て行うことはできません。
最終的には、その場で、コミュニケーション活動のデモンストレーションのみ、に絞ることしました。
focus on form的な要素を取り入れながら、かつ、生きたコンテキストのある状況をつくりだし、新出言語材料の導入を行いました。
インタラクションをベースに、これまで学んできたことを活用しつつ、ポイントでは該当する言語材料を使っていきます。
そうして、聞きながら、使いながら、体感的に言語材料を受け止めるステップを体験してもらいました。
学生さんたちには、言語材料の意味、機能を抱き合わせつつ、形式に慣れていくということがどんなことなのか、分かって欲しいなあと願いながら、生徒役を務めてもらったわけです。
今日のポイントになること、そして、体感的に押さえてきた対話の流れを改めて板書でも確認したうえで、ペアでの対話に取り組んでもらいました。
最後には、対話した内容を、クラスメートに伝えるレポーティング、そして、レポートの内容を書いて興す、という、技能の統合も体験しました。
実習に来たら、こんなイメージで授業を構想してほしいなあ•••と思いながら。
一つだけ選んだポイント、シェアできていたら嬉しいです。
大学で、教員志望の学生さんたちが何を学んでいるのか、そして、それらは、現場に出るに当たり、必要十分なものなのか、実習生を受け入れる側の私たちも、しっかり知っておくべきであると強く感じています。
また、学んでいる内容が適切かどうか、現場にいる立場から伝えていくべきだとも感じています。
指導計画を立てられるか
テストを作問できるか
採点、評価ができるか
宿題をどう与えるか
予習、復習はさせるか
などなど•••
現場に行ってから全て学ぶのか???
より一層、現場につながる指導を行っていただければ•••と切に願うばかりです。
そして、学生のみなさん、ぜひ現場に脚を運んでください。
授業のことは、授業から学ぶのが一番です。
いつでも連絡してくださいね。
待っています。