有名人にインタビュー My Project 7を終えて

f:id:takaenglishteacher:20140717133355j:plain 撮影を終えて・・・

 

1学期の最後の2時間は,開隆堂Sunshine Book3のMy Project 7を使ったパフォーマンステストを行いました。

 

今回は,リラックスしたムードの中でトライしてほしい,という思いで,隣の席にいる異性のファースト・パートナーさんではなく,前後の同性のセカンド・パートナーさんとともにペアで対話してもらうことにしました。

 

My Project 7の直前のリスニングのセクションも,有名人へのインタビューを扱ったもので,さらに,Projectの導入部分のreadingでは,アグネス・チャンさんへのインタビューを扱っています。

 

2つのモデルを聞き,読み,その後,ペアでの構想時間を合計1時間(2時間の授業の半分×2)取りました。

 

準備時間は比較的短いのですが,これまで対話活動でずっとずっと培ってきた力をどれだけ出せるか,を問うことにしました。

 

有名人へのインタビューという設定で,インタビュアーと有名人になりきる設定もよし,友人にそのまんまインタビューをする設定でもよし,気楽に取り組んで良いと伝えました。

 

インタビューする質問項目などは,日本語でのインタビューをする際,アナウンサーでも原稿を持ったり,モニターを見ることから,チェックをすることは可能,ということにしました。

(できるだけないほうがよい,推奨ですが)

 

 蓋を開けてみるまでどうなるか分からない部分がありましたが,今回は:

 

●Project直前に対話を作り込む時間を敢えて取りすぎない

 

●これまでの日々の授業で積み重ねてきたペアでの対話を通して培ってきた力がどれだけ自然に出てくるかを見たい

 

という観点で子どもたちのパフォーマンスを観察することにしました。

 

 

 

各クラス2時間を割り当てて撮影を行いました。

 

待っている間には,夏休みの課題を進めておくことにしました。

 

例年の夏の課題は夏休みの思い出を英作文させるのですが,今回は,

 

15(フィフティーン)―中学生の英詩が教えてくれること かつて15歳だった全ての大人たちへ

15(フィフティーン)―中学生の英詩が教えてくれること かつて15歳だった全ての大人たちへ

 

 

中嶋先生の実践を参考に,英詩を書かせることにしました。

 

この本の中で自分がお気に入りだったものを5つ程度モデルとして提示し,それを参考にする時間も取りました。

 

この課題も,上で示した2つの観点で取り組ませようと考えました。

 

 

「え? 丸投げじゃないの?」

 

 

と思われるかもしれませんが,いえいえ違うのです。

 

 

これまで,授業の中にずっと書く活動を取り入れてきていることや,稲岡方式で,ノートに書かせたものをずっと見取ってきているので,今ならできる!と考えたからです。

 

 

待っている間の取り組みは,夏休み明けに作品を提出させないと分からないので,今回は紹介しないことにします。

 

 

 

さてさて,蓋を開けてみると,子どもたち,創意工夫を凝らして楽しいインタビューが続出しました。

 

撮影しながら,観察者の自分の笑い声が何度もカメラに録音されていきました(苦笑)。

 

 

徹子の部屋を捩ったもの

 

笑っていいとものテレフォンショッキングを捩ったもの

 

プロサッカー選手とインタビュアー

 

錦織選手と松岡修三さん

 

大好きな洋楽の歌手とインタビュアー(まさにナリキリ)

 

好きなアイドルとインタビュアー

 

 

対話の内容も,これまでに比べ,文法的にも正確になってきたものが増え,彼らの進歩が分かりました。

 

改めて実感したのは,彼らの対話力の向上です。

 

英語の力だけでなく,相手を大切にする意識だったり,相手の発話を即時的に受け止め,自然に応じる技能だったり,そんなところの伸びを強く感じたのです。

 

楽しい作品が続出し,いつものようにベストを選んで編集するのが大変そうです・・・。

 

 

みんな,楽しい作品をありがとう!

 

 

嬉しかった!!