2学期の授業びらきは?

今日は勤務校の2学期の始業式でした。

 

2時間目から授業が始まりましたが,授業びらきをこんなふうにしました。

 

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1 先輩のファイナルスピーチの視聴する

 

 男子1名,女子1名のスピーチを視聴して,その2人がどんな性格の持ち主かを考える

(2人ともシャイで穏やかな性格の持ち主:でも,スピーチでは本当にいきいきと自分の考えや気持ちを語っている)

 

 2月までの見通しをもって取り組むことの必要性も伝えました。

 

 ⇒ シャイな生徒が伸び伸びと語っている姿に驚くとともに,自分でもできるかもしれない,という気持ちを喚起できるといいなあ・・・

 

 

2 ある国際ジャーナリストの海外体験のエッセイを読む

 

 海外留学をしたとき,自分の考えや気持ちを表現せず,発言の機会が廻ってこないように気まずい時間を過ごしたことや,話をするように水を向けられても,曖昧な答えしか返せなかったという悔しい経験をもとに,その後前向きに変わっていったというお話を読む

 

 ⇒ 1の2人の先輩の姿と重ね合わせ,自分の考えを持つこと,自分の考えを伝えることの大切さを感じられるといいなあ・・・

 

 

3 英語便りを読む

 

 3学期の入試モードへの移行を考えると,通常授業でがんばれるのもこの2学期が最後になるので,一人一人が自分の考えや気持ちを持って,それを英語に乗せてどんどん表現し合い(聞き合う関係をベースに),授業づくりに貢献できるようにしたい!

 

 ⇒ 英検も第2回が物理的に中学時代のラストチャンス! どんどん挑戦したい!

 

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物静かに見える先輩が堂々と話している姿には,多くの生徒が引き込まれて見ていました。

 

選んだエッセイがよいものだったので,先輩の姿と,筆者の言葉を重ねつつ,自分もがんばろう!という気持ちになってくれたようでした。

 

 

集会指導なんかで,校歌の声が出ないとき,気合いを入れるスタンスでアプローチしてもなかなか思うように行きません。

 

校歌だと少し不謹慎かもしれませんが,楽しんで歌えるようなムードづくりと,歌わせる側の余裕や自信のようなもの(=オーラ)が大事だなあ・・・と思います。

 

心が動き,よし,やるぞ!という気持ちにさせることがポイントなのかな,と思います。

 

みんながみんな心を動かしてくれたかどうかは分かりませんし,そんなことは不可能だと思うのですが,出来うるアプローチが取れてよかったかな,と思いました。

 

 

以前は,英語モードに入れることが大切,とやみくもに英語100%にこだわっていこともありましたが,今は必要な日本語をうまく使うようにしています。

 

ガイダンスがあってこその振り返り,ガイダンスがあってこその,目的を持った授業への参加,につながることを自分が大学院生になって痛感したことが授業作りに生きています。

 

みなさんはどんなスタートを切りましたか?

 

教えてくださいね!