嗚呼・教育実習 研究授業②
事後研究会,深まる
今日は,残った一人の教育実習生,Yくんの研究授業が行われました。
誠実なYくん,入念に準備をして本番に臨んだようです。
指導案の展開を自分のものにして,教卓に目を落とすことなく,子どもたちの様子を十分観察しながら授業を進めていました。
今回よかった,と思うところは,新出の言語材料を使ったコミュニケーション活動をさせる前の状況作りでした。
過去分詞の形容詞的用法(後置修飾)を自然な文脈で導入するために,自己開示をしていました。
自分の中学校時代の卒業文集を拡大してスクリーンに映し,先生からの贈ることばのページを示します。
その先生が,実は今,この学校にいるんですよ!
のように子どもたちと話題とのつながりを,サプライズ的な要素を入れながら生み出していました。
This is the message written by the teacher.
You know the teacher!
Do you know who?
あっぱれ!
子どもたちも写真と話されている内容に引き込まれていました。
そして,ペアでのコミュニケーション活動に向けて,「本」を話題にしていました。
自分がお気に入りにしている本を引き合いに出し(ハリーポッターの原書),
A : What's your favorite book?
B : Let's see...
My favorite book is Harry Potter written by J.K.Rowling.
A : Why do you like it?
・
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というようなインタラクションへとつなげていきました。
もし,favorite thing? のように,オープンになってしまうと,過去分詞の後置修飾がはまらないことも出てきてしまいます。
適度な自由度がありながら,いい具合に収まる,というバランスが絶妙でした。
自分の好きな本を持参させていたので,show and tellのような要素も含みながら,英語を使ったペアでの対話活動が積極的に行われていました。
ゆったり,を意識していたはずが,やはり本番の緊張感からか,テンポが早まっているなあ。。。と思うところはご愛敬!
昨日の2人も含め,本当によくがんばったと思います。
英語を使って授業を展開し,インタラクティヴな時間を作れる・・・
たくさんのインプットを与え,適度にアウトプットをさせる・・・
将来が楽しみです!
関われて,よかったなあ!
おつかれさま,そして,今日は早く眠ってくださいね!