嗚呼・教育実習 研究授業②

f:id:takaenglishteacher:20140918163516j:plain 事後研究会,深まる

 

今日は,残った一人の教育実習生,Yくんの研究授業が行われました。

 

誠実なYくん,入念に準備をして本番に臨んだようです。

 

指導案の展開を自分のものにして,教卓に目を落とすことなく,子どもたちの様子を十分観察しながら授業を進めていました。

 

今回よかった,と思うところは,新出の言語材料を使ったコミュニケーション活動をさせる前の状況作りでした。

 

過去分詞の形容詞的用法(後置修飾)を自然な文脈で導入するために,自己開示をしていました。

 

自分の中学校時代の卒業文集を拡大してスクリーンに映し,先生からの贈ることばのページを示します。

 

その先生が,実は今,この学校にいるんですよ!

 

のように子どもたちと話題とのつながりを,サプライズ的な要素を入れながら生み出していました。

 

This is the message written by the teacher.

You know the teacher!

Do you know who?

 

あっぱれ!

 

子どもたちも写真と話されている内容に引き込まれていました。

 

 

そして,ペアでのコミュニケーション活動に向けて,「本」を話題にしていました。

 

自分がお気に入りにしている本を引き合いに出し(ハリーポッターの原書),

 

A : What's your favorite book?

B : Let's see...

     My favorite book is Harry Potter written by J.K.Rowling.

A : Why do you like it?

 

というようなインタラクションへとつなげていきました。

 

もし,favorite thing? のように,オープンになってしまうと,過去分詞の後置修飾がはまらないことも出てきてしまいます。

 

適度な自由度がありながら,いい具合に収まる,というバランスが絶妙でした。

 

自分の好きな本を持参させていたので,show and tellのような要素も含みながら,英語を使ったペアでの対話活動が積極的に行われていました。

 

ゆったり,を意識していたはずが,やはり本番の緊張感からか,テンポが早まっているなあ。。。と思うところはご愛敬!

 

 

昨日の2人も含め,本当によくがんばったと思います。

 

 

英語を使って授業を展開し,インタラクティヴな時間を作れる・・・

 

たくさんのインプットを与え,適度にアウトプットをさせる・・・

 

 

将来が楽しみです!

 

 

関われて,よかったなあ!

 

 

おつかれさま,そして,今日は早く眠ってくださいね!