授業を視聴し合う学び合い -長野のKさんとともに
先日,新潟のM先生との学び合いについてレポートさせてもらいましたが,同じ授業を,長野のKさんともシェアしました。
Kさんは,同じ中学校現場で働く仲間として,授業作りのコンセプト,願いや思いが本当に重なるなあ・・・と思う人です。
授業力も本当に高く,学ぶべきところの多い人でもあります。
以下,Kさんからの振り返りを紹介します。
みなさんも,ぜひKさんの視点を感じてくださいね!
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まず、同封されていたハンドアウトにあった説明の中で、一番心に残ったのは以下の点です。
「参観する授業や、自分の周囲にいる先生方の授業を見ると、やはり、自分同様、定着を強く意識した授業が数多く行われていました。
自分の中にわき起ってくる疑問は、そうしたやり方で学んだ生徒が、先々、自分の言葉を紡いでコミュニケーションできるようになるのか、ということでした。」
以前(3月にいただいたもの)、T先生からいただいたハンドアウトの説明の中で一番心に残ったのは以下の文です。
「自分の言いたいことを自分の言葉をひねり出して、相手の顔を見ながら対話をさせたい」
「自分の言葉を紡いで」という部分と「自分の言葉をひねり出して」というのが、共通しており、ブレていない姿勢を感じました。
私の授業は、定着を重んじた授業になっておりますので、いやはや冷や汗が出てきます(汗)。
今回は、上記の点を意識しながら視聴させていただきました。
見事、うまくいっている姿がありました。
どの場面かというと、授業開始26分過ぎくらいから指名された生徒たちの対話でした。細かく聞き取れない部分がありましたが、以下の点が見受けられました。
・fluencyがある。
・communication breakdownがなく、何とか自分の言葉を紡ぎだそうとしている。
上記の姿は、37分後のbest friendについてやcall A Bを用いたペアでの会話でも見られました。
最初は、黒板の板書を見ているのですが、少しずつ黒板から離れて対話をしている姿が見て取れました。
こういうのをビデオで見られるというのは、本当に教師冥利に尽きると思いました。
最後の方でリポートしてくれた「M」さんについて話してくれた生徒さんは、中三としては、かなりの状態だと思いました。
また、K君という、最後にリポートしてくれた生徒さん、本当に言葉を紡ぎ出している感じがしました。
何とか、クラスのみんなにペアと対話した内容を伝えようとしている姿がありました。
His best friend is Mr. T….(おそらくファーストネームにMrをつけていたからか、クラスメイトからは、笑いが起きていました。でも、あざ笑った感じではなく、あたたかみがあるクラスの雰囲気を感じました)They always talk about music. He calls him T…-kun. …とすみません、聞き取れた単語にあまり自信がありませんが、こんな内容を話していたと思います。
fluencyはありませんでしたが、まさに紡ぎ出していたK君がいました。
T先生も称賛されていましたが、それをきちんと聴いていたクラスメイト…いいですね。
コミュニケーション力というのを何ととらえるかは、人によって違うかもしれませんが、何とか自分の言葉で伝えようとする生徒、また、それを頑張って聴こうとする生徒という素晴らしい関係が成り立ちつつある、そんな夏休み後の授業を見させていただいたと思います。
授業冒頭で扱われていたGood Timeは、Owl CityことAdam YoungとCarly Rae Jepsenの共作ですね。
私も授業で扱いました。
尚、こういった比較的新しい曲を扱うようになったのは、T先生の授業を見させていただいてからです。
それまでは、1960~80年代の曲ばっかりやっていました(今でもこの年代の曲を少しは扱っていますけどね)。
子どもと時代に合わせた曲の選曲…この、柔らかく相手に合わせるという視線もT先生から学ばせていただいたことです。
多くを学ばせていただきました。
ありがとうございました。
Kさん,本当に感性が合うなあ・・・
すごい後輩です。
Kさんとともに,今後も授業改善を続けます! ありがとう!!