子どもたちの成長はすごい! そして自分の授業力はまだまだ・・・

開隆堂Sunshine 3のProgram 8は,Clean Energy Sourceというタイトルで,風力発電太陽光発電について考えながら,これからの世の中にとってよりよいエネルギー源とは何か,について考えていく内容になっています。

 

f:id:takaenglishteacher:20141207234357p:plain いろいろなエネルギー源を考える

 

セクション1,2の学習を終えて,セクション3では,自分なりの考えを英語で表現する内容になっています。

 

日頃の授業はペアをベースに行っているのですが,今回は,

 

個(自分なりに,いろいろなエネルギー源のメリット・デメリットをまとめる)

 

 

個(自分で一番よい,と思うエネルギー源を選び,その理由を考える)

 

 

グループ(メンバー各々の意見を聞き合い,質疑応答をする)

 

 

個(最終的に自分の考えを固め,英語で表現する)

 

 

という流れを考えました。

 

聞いてみないと,どんな意見が出てくるかは分かりません。

 

また,各自が自分の意見を英語で述べられるかどうかは,開けてみないと分かりません。

 

でも,これまで積み上げてきたことがこうした場面で表れるのだ,と心配しすぎずに取り組んでみることにしました。

 

最初のクラス,どうなるだろうと不安半分,期待半分で臨みました。

 

4人のメンバーが基本ですが,欠席者がいたために3名になってしまったグループに貼りついてディスカッションの様子をずっと聞いていました。

 

1人目:太陽光発電を選択 理由を述べる「クリーン」

 友人からの質問:値段が高いのではないか

 

2人目:水力発電を選択 理由を述べる「水は半永久」

 友人からの質問:ダムのある場所が水没する,その地域の人たちが住めなくなる

 

3人目:風力発電を選択 理由を述べる「風は半永久」

 友人からの質問:騒音(低周波)が生まれる

 

エラーはあるものの,理解可能な状態でやりとりが続きます。

 

自然な音量で,落ち着いてやりとりをしていました。

 

反論が出ると,笑顔もこぼれながら自然にやりとりをしている様子に,思わず嬉しくなってしまいました。

 

すごいなあ・・・

 

 

午後,もう1つのクラスで同じように授業を進めましたが,こちらはうまくいかない部分が出てしまいました。

 

グループでのディスカッションに進む前に,個で自分の考えを準備するための時間を確保することが抜けてしまったのでした。

 

また,相手を論破することが目的ではないのですが,中には,自分の主張を通そうとむきになってしまう生徒も散見されました。

 

しっかりと時間を取ることと,自分の考えをまとめる時間を取ることが大切だと改めて感じました。

 

また,競技としてのディベートならばよいのですが,多面的・多角的に物事を見るために,他の意見を聴く,そして,その上で自分の考えをしっかりと持つ,お互いの意見を聴いたうえで,納得できる着地点を見つける,などなど,そうした姿勢・態度の大切さについては,まだ理解できていない生徒も見られました。

 

今回やってみたからこそ,そうした点があぶり出されたので,そこをpositiveに捉えて,今後に生かしたいと思います。

 

それにしても,自分の考えをしっかりと伝えている姿・・・

 

嬉しかったなあ・・・