英検セミナー 東京 in 2014
クリスマスの1日,渋谷の青山学院大学で開催された,英検セミナー 東京に出かけてきました。
もともとは厳しい日程でしたが,英検のカスタマーサービス課のTさんが直にお誘いのメールをくださったこと,そして,19日に終業式を迎えていたこともあって,参加をすることができました。
facebookに向かっている途中の様子をアップすると,関東や東海地方の先生方から,参加したかったのに・・・というコメントが寄せられました。
出かけられてよかった・・・
会場へ行くと,250席がいっぱいになる盛況ぶりでした。
北海道の旭川北高校の松井先生,文部科学省の向後先生,立教大学の松本先生,上智大学の和泉先生,東京都教育委員会教育監の高野先生,そして安河内先生と,豪華な講師陣ということもあり,開始前から期待の熱気でいっぱいでした。
松井先生は,10年前にSelHiの指定を受けるまで,ヤクドクばりばりで授業をしておられたことを正直にお話になりつつ,そこから授業改善をどのようにしていったのか,バックグラウンドをお示しくださいました。
高校の授業がどうあるべきかを模索しながら,同僚の先生方と手作りで創り上げていった指導計画や授業で使う資料を丁寧に準備してくれた上で,それをどう形にしているかも紹介してくださいました。
思考・判断の先にある表現,を大切にされた授業作りには,生徒が考えを深める間が大切だとおっしゃっておられたこと,また,どんな英語に触れ,どんな英語を使わせるか,が大切だということ,まさに今自分が大切にしていることとだぶり,本当に共感できました。
向後先生のお話は,教育再生会議から,終了したばかりの有識者会議までの流れを分かりやすく整理したものでした。
何が決まって,何が決まってないのか,を明確に示してくださった他,CanDoの設定に関しては,これまで以上に具体的な話を交えて示してくださいました。
(先だっての講演の終わりに,現場の先生が困って質問に来られたことを受け,具体が必要だと感じたそうです)
パネルディスカッションでは,一番の刺激を受けました。
立教大学の松本茂先生のコーディネートがすばらしかったこともあり,パネラーの先生方がバランスよくお話をされていました。
安河内先生の生のお話は初めて伺いましたが,とても誠実でピュアな方でした。情報交換会では写真も撮らせていただきました(ミーハー)し・・・
特に,生徒たちの英語学習を思った改革の必要性(4技能を問う入試へ)を何度もお話されていました。
また,和泉先生のお話もとても印象に残りました。上智大学へ入学した学生対象のアンケート調査の結果を分析され,検定にかけた上で:
伝統的なヤクドク式の学びを中心にしてきた学生は,自分の英語力に自信がなくなっていること
コミュニカティヴな学びを中心にしてきた学生は,自分の英語力の伸びを実感し,自信を持っていること
を示してくださいました。この結果には,本当に感心しました。
もちろん,向後先生,高野先生のお話も,それぞれの立場から価値ある内容でした。
高野教育監のお話は,東京の新たな取り組みの様子を伝えてくれるもので,こちらも都の状況を知ることができて,ありがたかったです。
昼食を九段中等の本多先生とご一緒できたことも嬉しかったです。これまで知らなかった本多先生の新たな一面も分かり,親近感がさらに増しました。
情報交換会では,郡山の英検セミナーでお世話になった英検のスタッフさんたちと再会でき,こちらも感動でした。
神奈川大学の久保野先生からは,11月の英授研の余韻がまだ残り,よい授業だったことを再度お褒めいただくことも・・・(涙)
雑ぱくな内容ですが,振り返りです!
(眠かったですが,残念ながら欠席をされた方に少しでも早く届けたい・・・との思いでがんばりました!!)
おやすみなさい!!!