3年間の集大成 ファイナルスピーチへの道①

3年間の集大成であるファイナルスピーチのプロジェクトが進んでいます。

 

開隆堂の中学校教科書Sunshineの現行版では,学期末,学年末にプロジェクト型の学習として,My Projectが位置づけられています。

 

勤務校の年間指導計画では,教科書のプロジェクトとタイミングを連動させながら,子どもたちの実態に応じて,臨機応変に内容をアレンジして行っています。

 

各学年の最後を飾る活動として,ファイナルスピーチを行っていて,3年生のものは,3年間のラストを飾るものになります。

 

ここまで・・・

 

2年生時代には,

 

●英作文をさせる機会があれば,生徒たちが共通して犯しているミスを全体で共有

 

●英語のパラグラフ構造について小出しにし,ピンポイントのタイミングで提示

 

●語順指導

 

●つなぎことばの指導

 

●友人との学び合い(プロセスライティング)

 

などを行ってきました。

 

3年生の3学期に入り,パラグラフライティングのポイントをまとめた冊子を配布し,これまで細切れに学んできたポイントをおさらいし,まとまって学び直す時間を取りました。

 

ファイナルスピーチのトピックも,生徒がこだわりをもって選べるようにしました。

 

先達もおっしゃっているように,選択をすることは,それと同時に責任も発生することになります。

 

選んだのは自分なのですから。

 

今回提示したのは,3年前と一緒の4つです。

 

①中学校3年間を振り返って

②中学校卒業後の自分

③○○さんへのメッセージ

④自由

 

前回と違うのは,④を推奨したことです。

 

①や②を選ぶと,思い出に残る行事などが重なり,その生徒の独自性が薄まってしまいがちです。また,高校へ行ってがんばりたいことなども同じになってしまいます。

 

でも,完全に自由にしてしまうことも問題です。

 

ある程度絞ってもらった方が取り組みやすい生徒もいるからです。

 

トピックを決めた後,

 

●アイデアマップ作成

 

●枝分かれ図で英作文のレイアウトを作成しつつ,書いていく内容を可視化

 

●自分のパラグラフをマクロにイメージ

 

と,ここまで進んできました。

 

今現在,進んでいる生徒は英作文に入っています。

 

 

毎時間,授業の前半で帯活動を行い,後半の20分程度をファイナルスピーチのための時間に充てており,下書き原稿の完成に向けた取組が行われています。

 

 

指導をしている自分の立場からすると,個々の生徒の取組状況がばらばらになるため,対応が難しくなります。

 

3年間の集大成ですから,簡単に自分が手出しをしてしまうことは避けたいと思っています。

 

下書きを書き終えた生徒にミニ・ティーチャーとして活動してもらい,協同的な学習になるようにしていこうと思っています。

 

小グループ内のメンバーの下書きが終わったら,そこで互いの作品を読み,アドバイスをし合う時間を取って,バージョンアップをさせていきたいと思います。

 

 

さあ,ここからどんな作品ができあがっていくか,楽しみです。