3年間の集大成 ファイナルスピーチへの道②

f:id:takaenglishteacher:20150130110447j:plain 思いのこもった下書き原稿

 

下書きの時間を数セッション経て,いくつかの下書き原稿を預かっています。

 

自分なりのこだわりを,ということで,アニメのキャラクターの名言から人生について考えさせられた話や,ガンダムがいかに魅力あるものかという話,はたまた,ジブリ愛についての語り・・・などなど。

 

その生徒らしさがにじみ出るもので,チェックしながらも思わずにこにこしてしまいます。

 

提出されたものはまだクラスで5,6点なのですが,今回は,①(前回の投稿)でも書いたように,生徒が自律的・自立的に,そして協同でできるところは彼らに行わせたい,ということで,この6人の原稿をチェックして安心感を持ってもらったら,彼らにはミニ・ティーチャーとして,クラスメートのサポートに廻ってもらおうと思っています。

 

今日,その6名を集めて伝えたことは・・・

 

「仲間全員が下書き原稿を書き上げるには,みんなの力が不可欠なんだ。ぜひ力を貸してほしい!」

 

「書くべき英文を教えてしまうのではなくて,どう文を作り上げていくか,の過程を教えてほしい」

 

ということでした。

 

最初に提出完了をしたメンバーだからこそ,こうした高い要求(実際にはお願い)をも受け入れられると思っています。

 

一人の先生が40人を一気にサポートするのは難しいです。

 

かっこつけずに率先して生徒に頼ってしまいます。

 

 

また,今日は,下書きの前に,3年前に卒業した生徒たちのファイナルスピーチを2本視聴しました。

 

1本は英語が苦手な生徒のもの。もう1本は英語が得意な生徒のものです。

 

それぞれに学ぶべきことがあります。

 

 

苦手な生徒が,たいへんなスピーチ制作から逃げ出さず,笑顔で楽しみながら,たどたどしいながらも時折冗談を入れつつやりとげている姿。

 

英語が好きな生徒が,3分を超えるスピーチを笑顔でやっている姿。

 

それぞれがすばらしいと思います。

 

大好きな生徒が選んだ語彙が,聞き手にとって難しすぎないかどうか。

 

苦手な生徒がゆっくりと,間を取りながら話していることが,むしろ,聞き手の分かりやすさを引き出していること。

 

などを共有しました。これからの作文に生かされるといいな,と思っています。

 

苦手な生徒が,友達に英語でお礼を伝えるスピーチに,

 

日本語だったら,こんなこと面と向かって言えないね。日本語,日本人の生き方は,行間を読んで,遠回しに奥ゆかしく,がよしとされていることが多い一方で,英語はド・ストレートに感情を表現するものであることを改めておさえて,

 

日本語で考えていることをそのまま英語に直していいところと,そうでないところ(思考回路のところで)があるね,ということも一緒にシェアしました。

 

 

さあ,週明けの1時間で全員が下書きの完成を目指します。どこまでいけるか!

 

 

大いなる期待を胸に!

 

 

がんば,みんな! いざ行けよ! ファイナルスピーチへの道!