3年間の集大成 最後の対話テスト スタート!
カメラのファインダー越しには・・・
昨日から,3年生のペアによる対話テストが始まりました。
少し前にどんな設定で,ということは投稿しましたが,今回は3年間積み重ねてきたことがどのくらい発揮できるのか,ということで,敢えてトピックは設定せず,自由にどこまで,どんなふうに対話を維持,発展できるのか,見ることにしました。
2クラス,半分ずつが終了しましたが,子どもたちの様子を見て感じたことを書いてみます。
・どのペアも非常にリラックスしており,表情が柔らかである
・声のトーンやボリュームも自然な対話のときのようで落ち着いている
・身近なできごとについて話している
・エラーがあっても対話を続けている
・間が生まれても焦らない
・相手が発話に困るとそれを助けようとする
・自分の発話を自分でモニターし,誤りに気づいてすぐに直そうとする生徒もいる
ようなことが感じられました。
正直,劇的に成長した姿が表れ,びっくり!!!ということはありませんでした(それはむしろwritingの方で見られました)。
使っている言語材料や語彙は,フリーな条件設定をしていることもあり,基本的な文法事項(現在形・過去形・進行形・受け身)が中心です。
語彙も身近なものを中心に活用しています。
完了形や後置修飾など,比較的最近学んだものは,そんなに顔を出しません。
今回の対話テストの設定が,対話を継続し,フリーに話していくことなので,それでいいんだよ,と思っています。
完了形や後置修飾などは,それが出てくるようなしばりを設けたら出てくるのでしょうが,それは既に行ってきた授業の中で行っています。
自然な対話の中で出てくるのは,高校生になってから,でいいのかな,と思っています。目的や条件が違うので,気にしていません。
むしろ,自然に対話を継続できていることが,じわーっと喜びとして実感できるのです。
この生徒たちの対話をこうしてまじまじと観察できるのは最後なんだな・・・と思うと,なんだかしみじみとしてしまいますね。
それぞれの対話を観察させてもらった後で,コメントをします。
どんなところが伸びているかを中心に話しました。
1点のみ,改善すべきことを伝えて,笑顔でテストを終えます。
ゆっくり学ぶタイプの生徒も,本当によくがんばってくれました。
ありがとう!
これから2日間,対話テストが続きます。
どんな姿を見せてくれるのか,本当に楽しみです。