3年間の集大成 ファイナルスピーチへの道⑨
今日も感動的なスピーチがたくさんありました。
すべてをその場にいて一緒に見てほしかった・・・と思うくらい・・・
今回は,そうした発表側,speakerではなく,聞き手,audienceの側に注目してみたいと思います。
それは,audienceの創り出す教室の空気が,本当に大きな影響を持っているからです。
発表者も,聞き手が柔らかな空気を創り出し,笑顔を送ってくれていると分かると,ふーっと肩の力を抜いて,リラックスして話し始めることができるのです。
話を始めるとき,聞き手に・・・
"Hello, everyone."
と語りかけるとき,生徒は,笑顔で返事が返ってくるといいな・・・と少しだけ不安な気持ちでいることでしょう。
笑顔で,
"Hello!"
が返ってきたら,本当に嬉しいですよね。
みんなが笑ってくれるといいな,と思って楽しい話をするとき,すべってしまったらどうしよう・・・と思っていることでしょう。
みんなの笑顔と笑い声が聞こえたら,一気に安心感でいっぱいになることでしょう。
話し手も,聞き手を考え,イメージしながら話題選びをすることも大切です。
でも,聞き手が,どんな場を話し手に提供するか,も同じくらい大切です。
みなさんは,よい聞き手作りのために,どんなことをしていますか?
注意ではなく,聞き手が自分から「よい聞き手」になろうと思い,行動できるようにこれからもよりよいアプローチを考えていきたいです。