ファイナルスピーチのbefore - after
年度末,英語教育に関して県内の先生方と話をする機会がありました。
その中で,昨年度から今年度にかけて,2年間一緒に学んできた子どもたちの様子を見てもらいました。
1年間一緒に学んだ2年生の最後のファイナルスピーチの様子
さらに1年間一緒に学んだ3年生最後のファイナルスピーチの様子
そこでもいろいろなディスカッションをしましたが,自分自身でも,改めて生徒たちの変容を見つめ直すことができました。
今回は,
いわゆる英語ができる子でだけではなく,
シャイな子
ゆっくり学ぶタイプの子
も加え,
3人のbefore-afterを見てみました。
一緒に学んできた自分ですが,改めて同じ生徒の2つのスピーチを続けてみると,
明らかに生徒がpositiveに変容しているのが分かります。
【before】
・聞き手を意識する余裕がなく,天井の方向を見上げながら,原稿を思い出して話している
・途中で記憶していた英文が飛んでしまって,慌てている姿
・教卓を手でたたきながらリズムを取っている姿
・難しい単語をひたすらならべて,聞き手が分かっているかどうか全く確認せず一方的に話す姿
・硬い表情で話す姿
・間が取られずに,一本調子で話す姿
から,
【after】
・聞き手を意識して,視線を交わし,笑顔を交換しながら話す姿
・慌てずに原稿に目を落とし,その後聞き手を見直してread and look upで話す姿
・英語らしい発音になり,適度な間を取って話す姿
・スピーチの導入部分でice breakをして話し始める姿
・笑顔で話す姿
・聞き手にも興味をもってもらえるような話題を選んで話す姿
へと変わっていました。
一番印象的だったのは,ゆっくり学ぶタイプの生徒の変容です。
あれだけ硬かったものが,楽しんでスピーチしている様子に変わり,その変わりようが本当に印象に残るのです。
子どもたちってすごいなあ・・・
4月から出会う生徒たちと,この姿を越えよう!を合言葉に,がんばっていこうと思います。
どんな授業をしてきたのか・・・
ぜひぜひ拙ブログをたどってみてくださいね!
みなさんも,この年度末,自分の指導を振り返ってみてください。
子どもたちの変容,残しておくといいですよ!!