忙しさに追われても忘れちゃいけないこと

午前中,息子の自転車の不調を直しに近所の自転車やさんへ行きました。

 

娘の自転車のタイヤも何度も直しに出かけているお店です。

 

おじいちゃんが経営しているお店なのですが,その対応ぶりが本当に温かくて,毎回心にしみてしまうのです。

 

ついつい,値段を気にして量販店でものを買ってしまう傾向のある我が家です。

 

でも,こうした小さなお店での真心溢れる対応を体感すると,忘れちゃいけないものがあるなあ・・・と思うのです。

 

ブレーキの不調があったのですが,キャップを外してボルトを締め直したら一気に改善しました。

 

「お代は?」

「いやいや,いらないよ。はい,どうぞ!」

「ありがとうございます。毎回本当にありがとうございます。」

「何かあったらまたいつでもおいで。」

 

自分も,教師として子どもたちにこうした対応をしているのかどうか・・・

 

午前中いっぱい,なんだかずっと目がうるうるしていたように思います。

 

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さてさて,話は変わって別の忘れちゃいけないこと・・・

 

忙しさに追われる中,仕事の面では自分から何かをアウトプットするばかりで,自分自身も枯渇しそうです。いや,枯渇してます。既に・・・

 

時間を見つけてインプットしていますが,圧倒的に足りていないなあ・・・と思います。

 

読書が苦手なことは何度もここで綴ってきましたが,読みたい本,よりも,読まなければいけない本に圧倒されて,歯を食いしばって読んでいます。

 

 

 

経済界・産業界の要請の強い影響を受けている感の強い21世紀型能力・・・

 

その大切さを認めつつも,促成栽培的に学校でそれを意識しすぎていていいのか・・・という疑問を抱える中,先日久々に訪問した大学生協の書店で見つけた本でした。

 

この本,本当にいいです・・・。

 

21世紀型能力について認めつつ,学校でそれを意識する際に陥りやすい穴について的確に捉え,そのための対応策について詳細に書いてくれています。

 

私にとっては難しい本でしたが,読めてよかったです。

 

教育には時間がかかること・・・

 

子どもたちに学びのタクトをゆだねることに躊躇しないこと・・・

 

研究をしている共同研究にも反映させたい,と思います。同時に,自分の授業改善に生かしたいと思います。

 

70ページ程度です。

 

みなさんもぜひ読んでみてくださいね!