思いを伝える!

40歳を過ぎて,現任校在籍も7年目になりました。

 

今の所属学年で在籍が一番長い存在にもなりました。

 

研究主任にもなりました。

 

 

暑苦しいかもしれませんが,いいものを受け継ぐことも含め,自分の思いを語る,伝えることをこれまで以上にしています。

 

直接話して伝えることもあれば,便りにすることもあります。

 

思えば,尊敬する先輩は,大事なときに熱く語っていましたっけ・・・

 

自分はそんな存在にはきっとなれていないと思いますが・・・

 

 

【研究の便り より】

 

 5月も後半に入り、公開研本番に向けた動きが本格化してきましたね。各教科でも、各論の練り上げ、授業構想、それぞれにディスカッションが活発に行われています。

 頼りない研究主任は、3人の研究係に支えられて、どうにかこうにかその任を果たせています。また、公開研の係分担などで、見えないところでそれぞれの係が動いてくれていることによっても支えられていることを実感しています。みなさんには感謝しても感謝しきれないくらいの気持ちです。素直に、ありがとうございます!

 

 さて、年度当初のガイダンスで、昨年度赴任した8名の先生方に伝えましたが、今年も6名の先生方に話したことがあります。まったく同じ内容なのですが:

 

「研究に臨むみなさんの姿がバロメータです。全体会でみなさんがいきいきとしているかどうか、それができていれば、係としては本当に幸せです。

 分からないことばかりだけれど、1つでも分かるようになって、それを喜びとして感じられているかどうか。 いきいきできている、ということは、周囲の先生方からのサポートが温かく機能しているということの現れでもある。そう思っています。」

 

 先週末の朝の打合せで、場違いなことを言ったかも知れませんが、たいへんなとき、ピンチのとき、自分の人間力が問われていると思うのです。
 私が赴任をした7年前、自分の仕事だけに追われ、猫背になってパソコンに必死に向かっている自分の姿を見ると、隣の先輩が声をかけてくれました。
「おーい♪ 周りを見てる~♪」と。その軽やかな声を聞いて、はっとしたことが何度もありました。

 

 赴任初年度の先生、学校への適応や、子どもたちとの関係作り、保護者とのつながり・・・新しいことづくめで本当に大変だと思います。でも、うちの学校のよさは、お互いの支え合いです。周囲の先生方が見えるところ、見えないところで本当に支えてくれています。抱え込まず、周囲とつながってたいへんなときも乗り越えていきましょう!

 

Try again and again. We can find the way!

 

 ここからは2年目以降の先生方に向けての思いです。
 昨年度、今年度と新しい先生が一気に増えて、3分の2の先生方が入れ替わりました。過渡期である今、在籍が長い先生ほど、重層的にたくさんの仕事を抱えていると思います。中には2年目でもたくさんの仕事を抱えて奮闘してくれている人もいます(ファイト!)。


 赴任初年度の先生方が悪戦苦闘し、もがいているのを日々見ていると思います。精一杯で余裕がないときもあり、周囲への心配りが十分できていないときもきっとあると思うのです。

 そんなとき、自分でどう彼らに向き合い、支え、励ましてあげられているでしょう。

 

 また、自分の仕事が手一杯な状況で、自分の背中がどう他に映っているでしょう。
 自分が初年度に先輩に声をかけられたのと同じようになっていないでしょうか。目尻がくーっと上がり、眉も上がり、険しい顔をしていないでしょうか。忙しい!オーラいっぱいの背中にはなっていないでしょうか。こんなこと書いちゃあおしまいよ、なのはよく分かっていますが、自分も含め、そんなふうになっていないかな・・・と感じることがときどきあります。

 

 たとえ相手が思うようにいっていなかったとしても・・・自分も1年目、2年目、そうだったですよね??? どうですか?

 

 子どもたちに求めていること、そっくりそのまま自分たち大人にも当てはまるのではないでしょうか。

 

 相手意識・・・    協同・・・      思いやり・・・ 

 

 さあ、残り1ヶ月と少し、みんなでつながっていきましょう!!! がんば!