部活動 春季大会から

昨日から始まった部活動の地区、春季大会でしたが、我がチームは初戦で涙を飲む結果となってしまいました。

 

前半、一進一退の攻防が続き、接戦のまま終了したのですが、後半に入り相手の攻勢を受けて防戦一方となり、最後には突き放されて試合が終了してしまいました。

 

公式戦モードということで、審判の笛もいつも以上にシビアだったのでしょうか。早め早めに笛がなり(やや早すぎたか?)、選手たちもファールが増えていくことへの警戒感が高まってしまった結果、抑えめにプレーしてしまったこともあったと感じています。

 

勤務校の特徴として、部活動が展開しにくい環境があり、選手たちにとっても他のチームに比べるとかなり少ない練習時間・場所というハンディキャップがあること、そして、それぞれの選手が、部活動以外に抱えているものも数多いこと、などの条件もあるとは思いますが、「勝利」ということを主目的に考えると、部活動をどう運営していくのか、本当に難しい舵取りが求められると改めて感じました。

 

というのも、その後、他チームの試合を観戦し、負けた後に多くの選手が涙している姿を見たからです。

 

部活動に、そして1試合にかける思いの強さ(そして、この試合に至るまでに、他を犠牲にしながらどれだけ本気で取り組み、準備してきたか、ということの重み)を感じました。

 

自分が目の前にしている生徒たちも、もちろん真剣に取り組み、手を抜くことはありません。だからこそ、指導する立場でも、達成感を味あわせたくて真剣に、そして精一杯取り組む訳ですが、子どもたちがもっている時間や体力、精神的なキャパは限られています。

 

単純に、取り組むべきことの分母が多いと、それらが分散的に使われてしまうことになるのはやむを得ません。

 

 

勝利だけを求めるのが部活動ではない、とは言え・・・

 

悩ましいです。

 

 

試合を終えて、解散前に集合した子どもたちの顔は悔しさ半分、落ち込んだ気持ち半分、といったような表情でした。

 

主役は子どもたち、コートで相手と対峙し、戦ったのも彼女たち。

 

彼女たちの立場に立って、その日を総括し、気持ちを下げすぎることなく夏の大会に向かってほしい、という期待を伝えました。

 

勝利には結びつかなかったけれど、精一杯戦ってくれたことを讃えつつ、次に向けて何を、どう積み重ねていくか、一緒に考えていきたいです。

 

 

みんな、まずはおつかれさま。

 

もう一度、夏に向けてスタートしよう!