今年度の課題は,音声指導!
昨年度卒業させた子どもたち,そのcreativityはなかなかのものでした。
彼らとの授業を思い返しながら,一定の成果が得られたことを感じています。
即興での対話,そして,入念に準備をさせて取り組むスピーチの出来栄え,双方にしっかりと成長の姿を見せてくれたからです。
一方で,英語らしい音声については,ここのところ拙ブログでも触れているように,課題を残したかもしれない,と感じてきました。
(とはいえ,中学生としてはなかなかのレベルではあったと思いますが・・・。さらに上を!と思っています。)
今年,これまでの授業の流れを大切にしながら,改めに挑戦していることがあります。
●昨年度も行っていましたが,教科書を開本する前にリスニングポイントを示して音声のみで試聴させています。
・その後,教科書を開本し,本文を聴く際,音声を追いかけながら,音と綴りを結びつけさせながら指読みをさせています(聴くだけ)。
・新出単語の導入も同じように指読みで音声を聴かせた後で練習しています。
●今年度新たに取り組んでいるのが,ペアでの対話活動で,友人ペアの発話をモニターさせることも取り入れています。
・音声面での気付きが,メタ的に自分自身の発音を見直すことにつながると考えています。
(表現の面でもメタ的な気づきの機会を持たせることは大きいと思っています)
→ その上で,発音指導(調音方法なども指導)も行っています。
そうした2カ月の取り組みで,単語単体での音声はずいぶんよくなってきました。
一方で,イントネーションや,強弱のリズムなどはこれからの課題です。
今日取り組んだのは,ICレコーダーで教科書の音読をクラス全体で取り組んでいるところを録音し,即座に聴かせたことでした。
----------->
というフラットな読みが気になっていたからです。
自分たちの音読を聴かせてみると,自然な対話と比較すると,そのペースが遅すぎることや,読みがフラットであることに気づいたようでした。
どれだけ教師がことばで伝えるよりも,たった1回で大きな効果がある,と感じました。
筑波大学附属中では,個人にSDカードを持たせ,40台用意したICレコーダーで個人の音読を録音し,個人でメタに振り返る機会を持たせています。
そこまではできませんが,今回のような取り組みでも,成果がある,と感じることができました。
いろどりのある,表情をもった音読ができるように,粘り強く指導を続けていこうと思います!
みなさんはどんな工夫をしていますか?
CM H I S わすれない夏2015「ハワイ」 - YouTube
オリジナル曲のようですが・・・素敵な曲です・・・
旅に出たいー!!