英語科教育法Ⅰa 実地講習を担当しました
ペアワークに取り組む学生さんたち
29日,地元の大学の学部2年生を対象にした英語科教育法Ⅰaの授業の1コマを担当してきました。
先生から依頼を受けたのは,実際に学生さんたちを生徒に見立てて英語の授業をしてほしい,ということでした。
ちょうど夏休みの英授研全国大会用に指導案を書き,ビデオ撮影もした授業を終えたばかりで,
I think / I don't think ~
を言語材料としたコミュニケーション活動の授業です。
いつも生徒と一緒に過ごしている50分間をまるまる再現しました。
洋楽を聴いて歌って,
基礎英語2をやって,
Teacher Talk - Teacher-Stuent Interactionへと流れていきました。
ペアワークも学生さん同士でやってもらいました。
思った以上に楽しんで取り組んでくれました。
最初にいろいろなことを語ってしまうのではなく,授業そのものを体感してもらい,生徒として学び手体験をしながら気付いたり感じたことをディスカッションする流れにしました。
学生さんの生の声が聞きたかったし,種明かしをしてから体験したのでは,意味が半減してしまうと考えたからでした。
後半,生徒がどう学ぶのか,彼らの学びに寄り添うことの大切さや,第二言語習得理論を生かした授業作りの重要性を話しつつ,体感した授業がそうした理にかなっている,ということに気付いてもらえたように思います。
90分間の最後には,ちょっと厳しいかも知れませんが,地元の大学生にメッセージを伝えました。
文教大学など,私立の大学の学生さんたちが積極的に研究会・研修会に参加し,自律的に学んでいることを伝え,学生のうちに,できる限り現場のことを知る,感じる,という努力をするように促しました。
彼らの心に,思いが届いてくれているといいなあ・・・