新潟県のM先生との学び合い
ことあるごとにお互いの実践の交流をさせていただいているM先生,今回は,6月19日に撮影した授業DVDを送らせていただきました。
M先生の観察眼,そして授業観は本当にするどくて,M先生はどんなふうに自分の授業を見てくださるのだろう・・・ 自分が気付かないことを教えてくれるんじゃないか,そしてその発見を授業改善につなげたい・・・
毎回,そんな思いでDVDを送らせていただくのです。
今回も,お忙しい中,貴重な時間を割いて,第一報をまずは寄せてくださいました。
自分にはできないことなのですが,M先生は,時間をおいて何度も授業映像を見直してくださいます。
また,気付かれたことをメモに起こして保存し,そちらも何度も吟味をされます。
気付いたことを第一報として送ってくださることに加えて,M先生自身の中で何度もかみ砕き,吟味し,ことばを洗練させていくのだと思います。
本当にすごいです・・・。
今回も,自分で気付かない自分を,第一報の段階から伝えてくださいました。
M先生,本当にありがとうございます。
心から御礼申し上げます。
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T先生、こんにちは。
今日は授業DVDを拝見する時間がとれました。
冒頭から、「あっ!」と思うこと、
→T先生がますますT先生っぽくなっておられる!があり、
先生のDVDから学ばせていく回数を重ねるごとに、
私自身がDVD視聴をますます楽しみにしていることが自覚できました。
今回は、特にT先生の変化(進化)を感じた点を3点書かせてください。
①肩の力がますます抜けて、まるで「仲間」のようにクラスの中に溶け込んでおられます。
ただし、そ れは、(ここが大事!)、気を抜いているのではなく、寧ろ真逆で、
ますます、注意深く生徒に目を配り、
空気を創り出すように大いにリードしていながらも、
出しゃばらないように、すっと気配を消す、という巧みな術を駆使しておられます。
そのことは、冒頭のsinging a songのところから感じられました。
そして、当然のことながら、素晴らしいinteractionでぐいぐい引っ張っていった後の、
生徒の習熟を深める場面(ペア練習)でも見られました。
当然、発表する生徒の指名にも、意図があり愛があったと思います。
②interactionでもますます肩の力が抜けて、preparedのプランに加えて、impromptuの対応が絶妙に加わり、臨機応変に生徒との応答を行っておられます。
だから、明るい笑いや、心地よい大爆笑もますます多くなりました。
また、稲岡先生方式の極意を完全にご自分のものにされ、
リズ ム、ペース、が微塵も無理感のない自然なものに磨かれたと思います。
(私自身が自分の授業を撮ると、
無駄な繰り返しなど多いのは、そこが足りないのだなあと気づきました。)
③何故、肩の力が抜けたのか。それは、先生の「覚悟」のほどによるのだと思います。
頑張ろうとしてくれる生徒に対する心からのrespect,
だから、君たちに言えないことは何もないよ、というぐらいの自己開示、
安心してjokeを飛ばしたり、軽いつっこみを入れたり、という親和感に満ちた空気を
教室に作り出すことの成功しておられるのだと思いました。
このクラスは、今ま でに視聴させていただいたどのクラスよりも、
落ち着いて集中できる生徒さんが多いのかな、と思いましたが、
それだけ、先生の良い意味のcontrol、授業構成が冴えているのだろうな、と思いました。
大変勉強になりました。
メモは14ページにのぼりますので、
また、考査の採点が終わったら、メールさせていただくことと思います。
今回は、第1回めの感想メールということで、
手短ですが(笑)お許しください。
本当に貴重な勉強材料を分け与えていただいて、感謝しています。
ありがとうございます。
あ!またしても資料を読ませていただかないで授業を視聴しました。
これから読ませていただいて青ざめないか、ちょっと心配です。(笑)