新潟県のM先生との学び合い

ことあるごとにお互いの実践の交流をさせていただいているM先生,今回は,6月19日に撮影した授業DVDを送らせていただきました。

 

M先生の観察眼,そして授業観は本当にするどくて,M先生はどんなふうに自分の授業を見てくださるのだろう・・・ 自分が気付かないことを教えてくれるんじゃないか,そしてその発見を授業改善につなげたい・・・

 

毎回,そんな思いでDVDを送らせていただくのです。

 

今回も,お忙しい中,貴重な時間を割いて,第一報をまずは寄せてくださいました。

 

 

自分にはできないことなのですが,M先生は,時間をおいて何度も授業映像を見直してくださいます。

 

また,気付かれたことをメモに起こして保存し,そちらも何度も吟味をされます。

 

気付いたことを第一報として送ってくださることに加えて,M先生自身の中で何度もかみ砕き,吟味し,ことばを洗練させていくのだと思います。

 

本当にすごいです・・・。

 

 

今回も,自分で気付かない自分を,第一報の段階から伝えてくださいました。

 

 

M先生,本当にありがとうございます。

 

心から御礼申し上げます。

 

*****

 

T先生、こんにちは。

 

今日は授業DVDを拝見する時間がとれました。

 

冒頭から、「あっ!」と思うこと、

→T先生がますますT先生っぽくなっておられる!があり、

先生のDVDから学ばせていく回数を重ねるごとに、

私自身がDVD視聴をますます楽しみにしていることが自覚できました。

 

今回は、特にT先生の変化(進化)を感じた点を3点書かせてください。

 

①肩の力がますます抜けて、まるで「仲間」のようにクラスの中に溶け込んでおられます。

ただし、そ れは、(ここが大事!)、気を抜いているのではなく、寧ろ真逆で、

ますます、注意深く生徒に目を配り、

空気を創り出すように大いにリードしていながらも、

出しゃばらないように、すっと気配を消す、という巧みな術を駆使しておられます。

そのことは、冒頭のsinging a songのところから感じられました。

そして、当然のことながら、素晴らしいinteractionでぐいぐい引っ張っていった後の、

生徒の習熟を深める場面(ペア練習)でも見られました。

当然、発表する生徒の指名にも、意図があり愛があったと思います。

 

②interactionでもますます肩の力が抜けて、preparedのプランに加えて、impromptuの対応が絶妙に加わり、臨機応変に生徒との応答を行っておられます。

だから、明るい笑いや、心地よい大爆笑もますます多くなりました。

また、稲岡先生方式の極意を完全にご自分のものにされ、

リズ ム、ペース、が微塵も無理感のない自然なものに磨かれたと思います。

(私自身が自分の授業を撮ると、

無駄な繰り返しなど多いのは、そこが足りないのだなあと気づきました。)

 

③何故、肩の力が抜けたのか。それは、先生の「覚悟」のほどによるのだと思います。

頑張ろうとしてくれる生徒に対する心からのrespect,

だから、君たちに言えないことは何もないよ、というぐらいの自己開示、

安心してjokeを飛ばしたり、軽いつっこみを入れたり、という親和感に満ちた空気を

教室に作り出すことの成功しておられるのだと思いました。

 

 

このクラスは、今ま でに視聴させていただいたどのクラスよりも、

落ち着いて集中できる生徒さんが多いのかな、と思いましたが、

それだけ、先生の良い意味のcontrol、授業構成が冴えているのだろうな、と思いました。

 

 

大変勉強になりました。

メモは14ページにのぼりますので、

また、考査の採点が終わったら、メールさせていただくことと思います。

 

 

今回は、第1回めの感想メールということで、

手短ですが(笑)お許しください。

 

 

本当に貴重な勉強材料を分け与えていただいて、感謝しています。

ありがとうございます。

 

あ!またしても資料を読ませていただかないで授業を視聴しました。

これから読ませていただいて青ざめないか、ちょっと心配です。(笑)