実地指導へ行ってきました -教育実習を控えて
実地指導中のヒトコマ
昨日,大学の学部3年生を対象にした英語科教育法Ⅱの授業を担当してきました。
来週火曜日に教育実習オリエンテーションを控えた学生さんたちを含む受講生たちがいます。
今週と来週の2コマを担当するので,
【今週】教育実習3週間をマクロに見つめてみる
・3年間,1年間の指導計画の中で,今回の3週間はどこに位置するのか知る
・育てたい生徒の姿の年間のゴールを知って,そのゴールに向かって進むための3週間,1時間1時間の授業にする必要性を知る
(実際の子どもたちのパフォーマンスを視聴する)
・そのためにはどんな授業を展開していく必要があるか知る
・実際の授業の様子を視聴してみる
【来週】教育実習にまつわるミクロなポイントを確認する
・これまで受け入れてきた実習生を見てきて感じていることを伝える(私から)
・教育実習に向けて不安なことや知りたいこと,気になっていることを尋ねる(学生さんたちから)
という計画を立てました。
マクロに見つめる,という視点は,意外と扱われていないのでは,と思います。
3週間をどう乗り切るか,という発想はあっても,いったいどんな生徒を育てたいのか,考えてもらう機会を与えていなかったのではないかと改めて思いました。
自分の教えている生徒たちにも意識させているし,自分たち英語科教師集団でも意識しているわけで,教育実習生にだって,同じ意識で臨んでほしかったら,バックワードでどうゴールを目指すのか,という流れの中に入ってもらう必要がありますね。
さらに,彼ら自身にも,こうしたガイダンスを与えることで,なぜ指導教官から求められるような授業構想をしなければならないのか,というところで納得してもらえると思います。
90分の最後には,授業力や英語力の前に大事なこととして,
・子どもたち一人一人を理解すること
・子どもたちの学びに寄り添うこと
・人間関係構築能力
・コミュニケーション能力
・豊かな人間性
などの大切さを伝えました。
思いや願いが伝わっているといいなあ・・・
せっかく現場を代表して行ったので,自分にできることを精一杯,の思いで90分を過ごしました。
これからも,自分にできること,一生懸命やっていきたいなあ・・・
未来の先生たちのためにできることも,その一つです。
学生さんたち,どうもありがとう! そして,改めてよろしくね!