1学期の〆は,「群読」発表会

新潟のM先生とのつながりからスタートした群読の取り組みも,かれこれ5年ほどになるでしょうか。

 

今回も,Sunshine 2のProgram 4,The Pillowを使って,4人グループによる創作朗読を行いました。

 

年度末に行うファイナルスピーチのリハーサルとしての位置づけで,

 

●人前で発表する経験を積む

●聞き手への意識を払う練習をする

 

ことを主なターゲットとして取り組みました。

 

5時間扱いで:

 

①本文の訳を確認する

 穴あきの訳を用意し,空いた部分にグループのメンバーで協力して日本語を書き込み,訳を完成させる。

 

②・③グループで本文をオリジナルにする

 オリジナル文を作成したり,改変したり,削除したりする文を考えたりしながら,創作した新たな本文を完成させる。

 

④朗読のための練習とリハーサルを行う

 他のグループと組んで,リハーサルを聴き合い,アドバイスをし合う。

 

⑤発表会

 

 

最初に,先輩たちの群読を見せて,どんなものなのか,という具体的なイメージを持たせ,それを超えていこうと伝えました。

 

今回扱う題材は:

 

http://www.kadokawa.co.jp/tachiyomi/bunko/?pcd=200510000014

 

きまぐれロボット (角川文庫)

きまぐれロボット (角川文庫)

 

 

もともとは,星新一さんのショート作品を英語に直したものです。

 

おちがある読み物なのですが,子どもたちなりに,対象物である新発明のマクラを別のものに替えたり,登場人物を自分たちにしたり,いろいろなアレンジを加えていました。

 

 

f:id:takaenglishteacher:20150714113939j:plain (個人情報保護のための加工済)

 

 

短い時間での準備になりましたが,こんな様子で各グループでしっかりとした創作朗読を行うことができました。

 

聞き手の生徒たちも,自分たちとは違ったアレンジをされた作品に興味津々で,おちがどんなふうになっているか,オリジナル文がどんなふうになっているのか,笑ったり感心したりしながら聞いていました。

 

みんなの前で発表をする貴重な機会となり,1学期の終わりに,よい時間が過ごせたと思います。

 

 

学年末に向けた布石,1つ打てましたね!

 

 

みなさんの学期末,どんな終わり方をしていますか?