Listen! 子どもたちの声に耳を傾ける
コメント書きが終わらない…
学校がメンテナンス工事のために,停電・断水となるそうで,少し落ち着いた環境で,生徒たちが1学期末に書いた「振り返り」へのコメント書きをしています。
かなりの量をしっかりと書いてくれているという嬉しい悲鳴の状態なので,1枚1枚読んでコメントを書くと,かなりの時間になります。
まだ半分しか終わっていないので,今日はコメント書きに専念しようかと思います。
(明日から学会・研修会が続く・・・)
前回の投稿でも書きましたが,改めて"Listen."の大切さを学んだこともあり,コメント書きをしながら,生徒一人一人の顔を思い浮かべ,文字を通して聞こえてくる声に耳を傾けています。
基礎英語2については,評判がよいようです。
多くの生徒が,「聞く」力の伸びを実感しているようです。
「聞けるようになってきた。」
「理解できるようになってきた。」
細かなことに目を向けていくと・・・
教科書の内容をOral Introductionし,その後,理解確認の際に行う3問のTrue-False Questionsに関して寄せられている意見もありました。
私の教科書の授業は少々変わっているかも知れません。
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※ 予習は新出単語の意味調べ+辞書から例文を1文引いてくるのみ
【教科書を閉本したまま】
①Teacher Talk
Programのもつ題材やテーマについての子どもたちのスキーマ(背景知識)を活性化させ,これからどんなことを学んでいくのか必然性や必要感,自己関連性を感じさせる目的で行います。
(例)
charity と言えば・・・ → 24時間テレビ → チャリティーマラソン → チャリTシャツ → 自分の学校で行っていることって?
のように,教師がリードしつつ,子どもたちとのインタラクションを展開していく
②リスニングポイントを提示し,音声のみで本文を聞き取らせる
2つのリスニングポイントとして英問を与え,答えを探しながら数回聞く
(大まかな質問でざっくりと)
協同的な学びの機会として,ペアでの相談を認める → 安心して聴き合う,学び合う → 答え合わせで理解度確認をする
(★)
【教科書を開本する】
③音声を聴き,文字・つづりと照合させる
④音声と意味,つづりと意味を照合させる
⑤音の弱化やリンキングに気付かせる
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ここまででも形を変えながら,何度も本文を聞くことになります。
True-False Questionsは,上の(★)の部分,教科書を開く前に,彼らの内容の理解度を確認する(させる)ために行っています。
英語が得意な子には簡単すぎるかもしれません。Slow learnersのためには,ひねりも少ない設問を心がけています。
そこに,知的好奇心の刺激を感じないのでしょう。
Listen!
2学期になったら,なぜTrue-False Questionsを行っているか,生徒に意図を伝えてみよう・・・
3問のうち1問は,「おや?」と思ってしまうような問いを入れてみよう・・・
そう考えてみました。
その他にも,子どもたちの声が満載です。
すべての声に応えるのは難しいことは分かっていますが,できるところから1つ1つ,自分の授業・実践を振り返る糧にしていきたいと思います。
みなさんは,どんなふうにListen!,していますか?