「個」へのサポート,どうする?

連休中にがんばった実力テストの採点,今日から返却が始まりました。

 

合計点だけを気にするのではなく,自分の英語学習の現在地点を知るために,何ができて,何ができていないのか,そして,これからどうやって学習をしていけばよいのか,自分自身のカルテを作ることにつながるような返却をしたいと思っています。

 

そのために,何を伝えるか・・・

 

とても大切ですね。

 

正解は一つではないと思いますが,私は,観点ごとの採点の色を分けて,自分が得意としているところと,そうではなくて苦手にしているところが視覚的に分かるようにしています。

 

言語や文化についての知識・理解の観点の得点が低ければ,基礎・基本への習熟が足りなかったり,面倒だと思って,語彙の練習やワークなどでの基礎問題への取組を避けてしまっていたりすることの表れだと本人に気付いて欲しいからです。

 

また,英作文に関しては,今回も加点方式で採点をしましたが,文章全体の調和(つなぎことばなどを活用することや,一つの話題を掘り下げて書くことなど)を普段の授業でも強く意識させているので,その方向でトライしたものに関しては,高く評価するようにしました。

 

逆に,同じ文を繰り返すものについては,総合点を与えないようにしました。

 

日頃の取組と作問,採点が連動するようにしていきたいです。

 

また,それぞれにできるだけ多くのチェックと,コメントを入れます。

(特定がなされないように,ほんの一部だけ切り取り加工済)

 

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こんなことをして,次につながる採点になるようにもしています。

 

手はかかりますが,テストを総括的に扱うのと同時に,その後に向けての形成的な扱いにも使う,ということで,効果は小さくないと思います。

 

みなさんはどうしていますか?

 

 

さて,これで受け持ちの生徒と,半年を超えたつきあいとなり,年間のテストも半分が終わったところとなりました。

 

それぞれの生徒の現状と課題が見てきたところで,つまづきを感じている「個」への対応をどうするのか,ということが自分自身大きな課題となってきます。

 

 

現在,運動会目前,昼休みも放課後も練習がどどんと入ってきています。

 

同時並行的に市のスピーチコンテストへの指導も合間を縫って行います。

現在は朝連です。

 

そんな中で,肝心の教科指導の個別対応をどうするの・・・

 

全部やっていたら,窒息して倒れてしまいます・・・。

 

また,声をかけても,本人がその気になる場合と,そうでない場合もあります。

中2ならではの難しさもありますね。

 

だからこそ,個別指導の呼びかけを全体にも行い,個別にも行って,希望がある生徒と個別に話合いをし,本人の困り感を聴いてそこに寄り添い,個別に問題を与えています。

 

〆切を敢えて設けず,本人が持ってきたいときにいつでも持参できるようにしています。

 

無理のない,持続できるような進め方は,と考えて,ここに至りました。

 

英作文が苦手な生徒には英作文を,語順が苦手な生徒は語順の問題を,それぞれに与えています。

 

各クラス1,2名,の状況ではありますが,自分ができる最善を,と思って取り組んでいます。

 

みなさんは,個へのサポート,どうしていますか?