金沢までの道のり 読書に没頭
日本の大課題 子どもの貧困: 社会的養護の現場から考える (ちくま新書)
- 作者: 池上彰
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2015/03/04
- メディア: 新書
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明日の金沢大学附属中学校の公開研究発表会に向けて,仕事を終えてから宇都宮を出発したものの,北陸新幹線に乗り換えるために下車した大宮で大ハプニングに見舞われました。
スーツをいれていたハンガーケースを荷物棚に置き忘れてしまったのです。
がーん・・・
結局東京まで行って,忘れ物を引き取り,再度大宮まで戻ったため,8時には金沢着だったものが,11時過ぎになってしまいました。
思い切り凹みそうな状況でしたが,普段できないことをゆったりしようと,持ってきた本を読むことにしました。
1冊目は池上さんの本です。
22年の教師生活で,何度も出会ってきたしんどい状況におかれている子どもたちのことを思い返しながら読みました。
イギリスなど,諸外国が気づいているように,貧困にあえぐ子どもたちを社会で養育する重要性について,私たちはあまり理解していないのではないか,そう感じました。
経済最優先で動いているようにばかり感じますが,子どもたちを社会で支え,教育し,よき社会人,よき納税者となってもらうことが,結果として犯罪発生率を下げたり,貧困の連鎖を断ち切るために重要だということがよく分かりました。
OECD加盟国(先進国中),教育にかける予算額がワースト2位であることを,私たちはどう受け止めるべきなのでしょうか・・・。
あまりにも時間があるので,2冊目の本も読み終えることができました。
ポジティヴにとらえると,本当に有意義な時間だったと思います。
藤原さんの本は久々に読みましたが,書店でタイトルを見て買ってしまった本でした。気軽に読めましたが,このところ感じている「本」の魅力,「本」から学べることが改めて分かりました。
本を読んで自分がどんなふうに豊かになるのか,藤原さんの具体例を通して学ぶことができます。
忘れ物のおかげで生まれた時間を有効活用できたことで,改めて「本」の魅力に気づくことができました。
ようやくホテルの部屋に着いて,ほっと一息・・・
明日,しっかり学ぼうと思います。
みなさんもよかったらぜひ読んでみてくださいね。
はあ・・・それにしても,疲れたあ・・・・