残念な教員

 

残念な教員 学校教育の失敗学 (光文社新書)

残念な教員 学校教育の失敗学 (光文社新書)

 

 

自分自身も,残念な教員だった・・・

 

今はどうか・・・

 

誠実に自分の教育実践を省察し,授業を開き,学んでいるとは思う。

 

子どもたちに寄り添って,共に学ぼうとしてはいる。

 

でも,まだまだ残念かもしれない・・・

 

そう思っています。

 

 

自分がそうだったからこそ,他の人を安易に批判はできないけれど,40代中盤に差し掛かり,教職経験も20年を越え,チームとして動く中で,残念だな・・・と思うことが少なくない。

 

そうした意味では著者の気持ちは痛いほど分かるし,書いてあることは真実であることも多い。納得がいくなと感じる。

 

著者が言っているように,自分たちの仕事をしている環境を変えるのは一筋縄ではいかないなと思う。

 

以前失敗したように,周囲を力で動かそうとするのではなく,今は太陽,温かく照らしていこうと思っている。

 

時間がとてつもなくかかるだろうし,変わらないかもしれないけど,一歩一歩進もうと思う。

 

 

いくつか,著者が書いていることに首をかしげることがあった。

 

 

 

私は,授業の営みを「法則」にしてしまうことは反対だなと思う。

 

Teaching Contextが違い,指導している場所も,教室も,子どもも,みんな違うのだから。

 

結果を予測しながら学ばせるのは,それが全てであってはいけないと思う。

どうか。

 

 

自分はまだまだ残念かもしれないけど,学び続けよう,それだけは大事にしたい。