秋田のO先生からのメール

新潟のM先生、秋田のO先生との学びのトライアングルは、私にとって大きな刺激であり、エネルギーでもあります。

 

授業の様子を互いに視聴し合ったり、英語教育観、もっと大きな教育観、様々なことをメールを通して語り合い、学び合います。

 

とはいえ、大先輩お二人ですから、私が一番得をしていると思いますが(笑)。

 

与えられることばかり・・・ How lucky!

 

 

今回は、年度末に子どもたちに書いてもらった振り返りカードを1クラス分、個人情報に配慮しながら送らせてもらいました。

 

40枚・・・

 

抽出でいいものだけを、ではなく、クラス全体がどうなのか、1枚1枚を読んでほしい・・・そして、自分の指導に関してコメントがほしい・・・

 

そう思いました。

 

 

忙しい中、送られてきたメール・・・

 

沁みますね・・・

 

せっかくなので、いつものように、みなさんとシェアします。

 

 

ここまで深く考えるって、すごいですよね・・・

 

 

T先生

お忙しい毎日を過ごしていることと思います。

振り返りを送ってくださってありがとうございました。
生徒のことばを通して、T先生の授業が見えてきますね。

まず、びっしりと書かれた内容にびっくり。
学期末に振り返りの時間を確保するのは難しいですが、
十分な時間をとったことと、
英語の授業に対する生徒たちの思いが
文字の量からも内容からも伝わってきました。

基礎英語、英語の歌についてたくさん書かれていますね。
教科書以外の(本物の?)材料を使うことが
どれほど生徒に力を付けるのかが分かります。
自分の授業では、なかなか基礎英語までは
手が出ませんが、歌に関しては続けていこうと思っています。

単語・熟語、予習など、
家庭学習に関して書いている生徒がたくさんいました。
授業では発展的なことも多いかと思うのですが、
その基礎となる部分をしっかり自分でトレーニングできるしくみを
つくっているのだと感じました。

各自の課題を具体的に言えていることも驚きでした。
きちんと学習に取り組んでいるからこそ、
メタ認知がしっかりしているのですね。
先生のアドバイスやコメントも具体的だったから
そのようなことが書けたのかも、と想像しました。


「なぜやっているのか目標が分かりやすい」と書いている生徒がいました。
意外とそこを伝えずに授業をしていることが多いと自分を反省。
これが一番モチベーションにつながりますよね。

また、「先生とよく目が合う」と書いている生徒がいました。
これ、自分にできていないことです。
見ているようで見ていない。
生徒のほうを向いているけれど、
一人一人を見ていない。
無意識にずっとそうしてきたから、
なかなか修正できずにいます。

髪を切ったことに、わりと気づけないタイプです。。。。
なんとか克服しないと。


振り返りの言葉は、
授業への関心や、アンテナの高さ、思考の深さを表しますね。


子どもたちの心を豊かに、そして自学力を付けるお手伝い
という原点に返って、謙虚に、粛々と
自分の立ち位置で仕事をしていきたいと思います。



いつまでもしなやかに学び続け、子どもたちと向き合うO先生のようになりたい・・・そう思います。