英語学習のメカニズム 第二言語習得研究にもとづく効果的な勉強法
春休みの読書2冊目はこちらです。
読んで良かった!と思います。
というのは,著者の廣森先生がおっしゃられているように,
言語習得の一般性と個別性相互を大切にすること,を本のポイントにしていることです。
これまでのSLA関連書籍の多くが,前者に重点を置き,こんな学習法はどうか,と提案する一般化のベクトルで書かれていることを受け,後者の,つまり,学び手である生徒の視点,ベクトルで描かれている本が少ないことがあるそうです。
つまり,学習者それぞれの個としての特性を十分考慮していく必要性を強く訴えているのです。
現場にいる私たちにとっては,とてもありがたい視点ですよね。
学習者の動機づけが正に働くか,負に働くか,私たち教師の存在や立ち居振る舞い,指導法が大きな影響を及ぼすこと・・・
学習者の英語特性や能力によって,学習方法や動機付けが変わるため,教師が柔軟に指導法を選択し,多様なアプローチができるようにしていくこと・・・
などなど・・・
ぜひ読んでみてくださいね!
授業の在り方を見つめ直すことができると思います!