授業のカタチ

教育実習第2週が終わりました。

 

教科書の内容理解の授業とは・・・

 

コミュニケーション活動を中心とした授業とは・・・

 

実習生たちと毎日ディスカッションを続けてきました。

 

第2週を終えて、今日話し合ったことは、

 

授業をミクロにだけ見るのではなく、マクロな見方で見てみること、でした。

 

例えば、音読を生徒にさせているとき、一体何の目的で音読をさせるのか、授業者としてしっかりと分かっているのかどうか、という場合、

 

【ミクロな見方】

・母音や子音などの発音、アクセントやイントネーション、リンキングなどのプロソディがしっかりできているかを診断している

 

【マクロな見方】

・現在練習していることが、学期末のスピーチなどにつながることを意識し、それを生徒と共有したり、音読がそこに繋がっていることを理解させる

 

というような2つの見方がある、ということです。

 

 

実習生は1単元程度しか授業を行わないため、マクロな見方をする、というイメージを捉えにくいかもしれません。

 

でも、なぜ音読をしているのか、生徒が自覚しているかいないか、その差はとても大きいと思います。

 

そうしたことも、実習生と共有しながら1つの授業を多面的に見つめられるようにしています。

 

 

実習の合間を縫って、午後にはある高校の入試説明会に出かけました。

 

とんぼ返りになりましたが、受付から説明会開始までの間に、授業を参観できるようになっていたため、高3の英語表現の授業を見に行きました。

 

英語表現なのですが、問題演習を行っており、高校生たちは本当に行儀良くしっかりと座って、真剣に先生の解説を聞き入っていました。

 

指名されると、解答を素早く発言し、先生の賞賛をもらっていました。

 

一斉授業の形態で、1問1答の形式でどんどんスムーズに授業が進んでいきます。

 

 

もちろん、断片的に見た授業ですから、これを持ってカテゴライズすような発言は慎まなければいけません。

 

ただ、教師も生徒も共に練りあい、学び合うような、そんなものをこのところ授業だな、と思っていた私には、授業のカタチって、一体どんなものなのだろう・・・

 

と考えさせられるひとときになりました。

 

また、難関大学合格、を目指して、という言葉も気になりました。

 

 

学びのゴールって、そこなのかな?

 

 

うーん・・・

 

 

授業のカタチって・・・