久しぶりの授業を通して考える

昨日から後期の時間割がスタートしました。

 

高円宮杯の出張があったので、英語の授業は実質今日から再開となりました。

 

水曜日は学年の会議もあるので、授業は2時間、空き時間が2時間(5時間中)の日です。水曜日はラッキーデー!空き時間が2つも!!

 

と言いながら、やっぱり今日も、担任の先生に負担がかからないように、ということで水面下で進路指導関係の日程調整等の話を進路指導主事と行い、結局空き時間はなし・・・

 

 

さてさて、授業の話に戻りましょう。

 

今日の授業のうちの1つは、現在分詞の後置修飾を導入し、ペアでの対話活動まで進める、という授業でした。

 

夏の思い出として、オリンピック・パラリンピックの話をし、その後、オリンピアンやパラリンピアンのことを話題としたクイズを出題しました。

 

実習生が行ったプランの一部をアレンジした内容です。

 

3つのヒントを出題し、その中に新出言語材料を入れ込んでいきました。

 

 

He recieved one gold medal, two silver medals and one bronze medal.

He is an athelete swimming very fast.

He practiced swimming in our city before going to Tokyo as a university student.

 

写真も用意しながら進めましたが、そこで感じたことがありました。

 

「やっぱり中3、コンテンツに驚きや感心、知的好奇心が揺さぶられることや、自分との関連を見いだせることなどが入っていないと、心が動かない!」

 

ということでした。

 

反応がすごく悪いわけではないのです。

 

でも、子どもたちをよく観察していると、わかるのです。

うん・・・心が動いていないなあ・・・と。

 

もう一踏ん張り、子どもたちが傾聴するような準備をしっかりしなければと思いました。

 

 

その後、文法のクイックチェックを挟んで、新出言語材料を使った活動へと移行しました。

 

その1としては、身近な存在である先生方を英語で説明しよう、ということで、まずは私が自分自身のことを(おどけて、いやバカ真面目に)出題しました。

 

He is very handsome and kind.

He is a person playing basketball.

He is a person teaching you English.

Who is the person?

 

みんな苦笑しながら困ったような顔をして笑っていました。

 

このフレームを使って、ペアでクイズを出題し合います。

 

まずはA先生の写真を、ペアのうち、男子にのみ見せます。女子は目をつぶっています。

 

その後、上記のフレームを使ってヒントを出して、パートナーである女子にその人が誰かを当ててもらうのです。

 

どんなヒントを出したかを、活動の切れ目に発表してもらいました。

 

He is very kind.

He teaches us Japanese.

He sings very well.

He walks so fast.

 

などなど、ヒントとしてはしっかり使えるものばかりです。

 

そこで、私がrecastして返します。

 

Oh, I see. You mean "He is a person singing very well, right?"

 

こうしてコンテンツや意味につながるものを優先しておきながらも、併せてform focusedな部分を入れていきました。

 

また、このターゲット文を復唱させて、体で、そして頭で触れ、習熟させていくこともしました。

 

ペアの中で役割分担をした後での対話は、先ほどよりも目に見えて改善し、現在分詞の後置修飾を活用したものがかなり増えていました。

 

 

生徒の反応を受け、また、生徒の様子をつぶさに観察して、適宜follow-upをしたり、指導の手立てを講じていくと、彼らの動きも変わってくるのだなあ・・・ということも改めて実感しました。

 

こうして、現在分詞の後置修飾が、本来の働きとして持つ、事物を紹介する(説明、描写)ということを、子どもたちが掴んでいるんだな、と改めて実感しました。

 

 

やっぱり授業って難しいけれど、楽しいですね!

 

1時間1時間、嚙みしめならトライしていきます!!

 

 

みなさんの後期の授業はどうですかー?