群読発表会からの気付き 子どもたちの現在地点の把握

群読発表会を聞きながら,子どもたちの発音を吟味していました。

 

年間を通して指導していることが形になっているな,と感じたこともありました。

 

強弱の繰り返し

 

よくなっていました!

 

 

また,個別の音声としては,[ t ] [ d ] [ s ] [ z ] などの子音が上手に出るようになっていました。

 

 

一方で, [ f ] [ v ] [ l ] [ r ] などの発音は,まだまだだと感じました。

 

例えば, 

 

 Visitors to the zoo loved to see their trcks.

 

のように,赤字の音声において,「圧」が弱いな,と感じました。

 

上の歯を下唇に押し付ける「圧」(空気の通り道をしっかり狭くする)が弱いなあ・・・

 

上の歯の後ろ側に舌先を宛てる「圧」が弱いなあ・・・

 

そう感じて,さっそくフィードバックをしました。

 

実際には,40人個人個人でフィードバックする内容は異なるわけで,そうなると,某ぐるぐるメソッド的な指導や,個別指導をする必要も生まれるのかな,と思いますが,コストパフォーマンスを考えると,その方法については改めて考えてみたいな,と思っています。

 

かなりの頻度でその発音の矯正のために長い時間を使ってしまうことへの問題意識があるからです。

 

今行っているのは,観点を与えて,自分の発音をipadで撮影して吟味させることです。

 

子ども一人一人が自分の発音を吟味できる評価者にできるかは難しいとは思いますが,自分で判断し,行動できるように一歩でも近づくことを目指していきたいな,と思っています。

 

 

指導と評価の一体化,成績を付ける,という意味だけではない,こうした細やかな評価とフィードバックを,これからも大切にしていきたいです。