文教大学国際学部 教職実践演習 一コマを担当してきました
今回で3回目(3年目)になる、学部4年生を対象とした教職実践演習の授業、一コマを担当してきました。
阿野先生には、こうした機会を与え続けていただいて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
お世話になっている大学の先生はたくさんいますが、地元の大学以外で、実際に授業の講師として呼んでくださっているのは阿野先生だけです。
心から感謝だなあ・・・
現場に出る、ということが間近に迫っている彼らに、現場の様子を伝え、今、どんなことを考えたり、どんなことをしておくべきか、ということを伝える90分間です。
と、これまでの2年間は、こちらが話す、ということを中心にしてきましたが、今回は思い切って、どんどん質問をぶつけよう!なんでも答えるぞ!ということで、70分程度、彼らとの対話、質疑応答に費やしました。
毎回思うのですが、文教の学生の積極性は本当に素晴らしいです。どんどんと質問が出てきて、こちらもやりがいが感じられる時間になりました。
これは最近いろいろな研修会でもお願いしているのですが、参加者の座席表を作ってもらい、名前を呼んで直接向き合うようにしています。今回も学生の名前を呼んで直接対話ができるようにしました。
レジュメの内容は・・・
「これから教壇に立つ文教生へ-英語教師という仕事、その喜び」
1 ディスカッションをしよう 「現場の先生に聞いちゃえ!」
(1) 教師という仕事に関して
(2) 英語の授業を行うにあたって
2 新規採用1年目で知っておくと役に立つ!こと
(1)学年の構成メンバーって野球の打順に例えられる
① 学年主任
② 生徒指導担当
③ 学習指導担当
④ 学級担任
⑤ 新規採用教師(副担任)
① 脱・こんなに一生懸命やってあげてるのに
② 基本は、一人一人の生徒が好き、一人一人のことに関心がある
・ 細かな変化に気付けるか
・ 一人一人への声かけ 廊下トーク
・ どんなことを学びたいんだろう
・ どうやって学びたいんだろう
・ 生徒のためにやってあげたいこととは?
(=こっちがやりたいこと ≠生徒がしたいこと)
(3)三人称的な関わりから、二人称的な関わりへ
① 三人称的な関わり
・ 客観的に観察するだけに終始する関わり
・ 情報を与える、教え込む、一方通行
・ 一緒に学ぶ、生徒から学ぶ
・ 双方向的な対話を通した授業、先生も参加者の一人となる学び合い
(4)自分で何でも背負わない
① 大事なことは、生徒が心身ともに元気でいること
・ 自分のクラスの生徒だから、自分の部活の生徒だから・・・
自分が何でもやらなければならないと思い過ぎないこと
→自分が責任を果たして気持ちよくなる、のではない
→生徒との相性、生徒が最も信頼している先生は誰か
・ 学年主任、学年の生徒指導担当、生徒指導主事、養護教諭、部活動顧問
スクールカウンセラーと連携を
① 先生が仲の良い学年は、生徒も仲が良い
② 先生が仲の良い学校は、生徒も仲が良い
③ 飲食を共にする機会を大切にする
④ メモで終わらせない、直接声をかける、直接話し合う
こんなことを話しました。
(1番に70分!)
すでに先生になっているみなさんなら、学生に、どんなことを伝えますか?
授業の最後に一人一人が書いてくれた感想がまたしっかり・・・感動的なほど書かれていました。
昨日ほとんど眠っていないので、明日以降、時間をかけて返信をしようと思います。
(帰りの電車で原稿を書いていたら、電車酔いにもなってトイレで↓↓↓・・・)
今日は眠ります・・・
でも、本当にありがとう!!